2018年 10月 10日 ( 1 )

「七夕ひょっとこ愛好会」鰯雲の旅(3)

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ご来光に間に合うようにとH氏に「6時ですよ!」と、声を掛けて頂く。吐き気も頭痛もないし、昨晩は酒量閾値からすると6分目ほどだが、微かな二日酔い。
坐骨神経痛の興奮性神経伝達物質の遊離遮断薬の副作用としか思えない、ぼんやりとした寝覚めである。

露天風呂へのカメラの持ち込みは禁止となっており、ご来光を撮ることは出来なかったが、黎明に霞んだ朝凪の有明に対峙し坐骨神経痛の寛解を祈念してご来光に水面下でそっと手を合わせる。

朝はバイキング、酒明けの生理的嗜好か和食に手が出る。ご飯とみそ汁、海苔、レタス数枚にハム、ベーコン各二切れ、そしてヨーグルトの代わりに牛乳、最後にいつものようにコーヒー。



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 2・3年前までは四季毎に雲仙岳(妙見、国見、普賢、九千部)の岩峰の山々で寛いだが、今は車窓からの眺望に感懐し再踏を誓う。
雲仙温泉街へと運転手はエンジンに負荷を掛けていく。

 


 見慣れた道路や景色の冴えた空気感に浸りながら「雲仙地獄巡り」へ。15人の溌剌とした高齢者の皆さんの中に、一人判らない程度の跛行で付いて行く。




 バスで長く座っていると右臀部の疼痛と、大腿から脛部にかけての痺れで膝が十分に上がらない。並歩していたお二人も坐骨神経痛の持病持ちで、リリカ75mgを服用しているとのことであった。嬉しい(失礼)ことに坐骨神経痛の大先輩である。


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 硫黄臭に包まれながら”雲仙地獄”の逍遥、皆さん方淡々とした歩調で写真を撮ることも無い。何事にも驚かない老生群にとって、佳景とは全く趣きの違う噴気と火山岩では魅力に乏しい。
僭越ながら、仁田峠まで足を伸ばして妙見岳の中腹にあるロープウエーに乗り、錦秋には少し早いが絶景を楽しんだ方が良かったのかも知れない。






 何故、この温泉街の地にビードロ美術館があるのか分からないが、1階はガラス製品の商品が並び、2階はベネチュアグラス他、有名な磁器、油絵の展示場となっていた。一見の価値あり。
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 男性3人は有料とも知らず一巡堪能して階下に下りて行く。お店の方に「素晴らしい美術品でした、管理も大変でしょう」と話しかけると、にっこりとした笑顔の返事。入館料については高齢者割引の積りで言いそびれたのかも知れない。知らなかったとは言え、大変申し訳ありませんでした。

冬期、一般の登山口となる仁田峠は侵入禁止となり、雲仙温泉街から少し登った所にシュガーパウダーの霧氷雲仙岳の登山口駐車場がある。そこを迂回し、トンネルを抜けると“妙見岳や九千部岳”の登山口がある。



 


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運転手さんが、「この山はヤマボウシで白く染まるですよ!」とご紹介する。6月の九千部岳の山肌は樹冠に白い花を付け山肌が白一色となる見事さ。

 裾野に戻り、先ずは地場名産店「みゆき蒲鉾」へと案内される。
私の一番の好みはイワシである。私に似て色はこげ茶、濃厚な味と弾力のある歯応えが素晴らしい。勿論、お土産としたい。

 江戸時代は長崎も鍋島藩の直轄領であり、石塀の武家屋敷が並ぶ奥に藩主鍋島氏の別邸が静かに佇む。本日は休観日とのことで(?)で素通り。
国見高校の元サッカー部監督の小嶺氏のお宅と国見高校を車窓から左右にちら見しながら、サッカーボールが傘となっている街灯の道を昼食の「山の寺 邑居」へ。
と、思っていたが、何故かカステラ本舗の2階で、山頂に雲のかかった雲仙岳を遠望しながら釜飯定食を食べる。

未だに分けの判らない紛争中の諫早干拓の潮受け堤防道路(7km堤防土手の上部にはローズマリーの帯)を突っ切り、207号線に入る。ユニークなバス停が次々現れる。コンクリート造りのスイカ、メロンやイチゴ、ドライバー曰く「インスタ映えし、人気スポットになっています」とのこと。“道の駅太良”へ。

M女史の「皆さんお小遣いの全てを使い果たして下さい」とのラストミッションの言葉を背中に各自お店の中へ散って行く。
明日予定の鮎の開きを肴にしたN氏宅での飲み会の為に、名産の“カキ”でもと思ったが時期尚早で店頭に並ばず。仕方なく“茹でカニ”をお土産とする。酒席にはM寺元住職、T女史、K氏が侍ることになっている。


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事前の日程表では5時着となっていたが、1時間早く到着。文化会館にバスが進入しようとした矢先にブルーの車。窓越しのご婦人(???)が笑いながらバスを避けるために駐車スペースへ。

時期を過ぎても花をつけるハイビスカス。中秋の情趣にそぐわないが、晴れの日にはコバルトブルーの空に、その真紅が一層映える。少々場違いの写真であるが、花の無い紀行文に一つ載せてみた。







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by 1944tourist2004jp | 2018-10-10 12:15 | 趣味 | Comments(0)