2015年 05月 30日 ( 2 )

「今年のミヤマキリシマは?」(2)

f0201348_21502212.jpg 帰りの車で“口永良部島”の噴火のニュースが流れる。余り聞き慣れないが、「確か屋久島の西側の小さな島ではなかったかな」と。二人ともあやふやな記憶の中で話が飛躍していく。
と、言うのも平成21年の9月に淀川入口から宮之浦岳、新高塚小屋で1泊し縄文杉からの荒川口へと周回していたからである。
そして、朝刊の写真には驚いた。死者が皆無であったことせめてもの慰めである。
 下山している方2・3人に挨拶がてらミヤマキリシマの開花状況を訊ねると、皆さん方揃って時期もさることながら「虫害で殆どやられていますよ!」と残念そうな返事ばかりである。
“岳滅鬼山”と“犬ヶ岳”でシャクナゲに振られ、ここに来てミヤマキリシマも難しいとなれば、今年は全てに裏年で“多良山系”と水無鍾乳洞を登山口とする“井原山”のオオキツネノカミソリも望み薄なのだろうか。


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f0201348_21553965.jpg 沓掛山からの尾根筋をウオーキングペースで歩いていると、ラジコンカーを操縦しながら登っている男性に出会う。4輪が自由自在にゴロ石に反応し登って行くのを暫く眺め、彼の許しを得て写真を撮らせて貰う。
ラジコンの自由改造を人生の喜びとし、ひょっとしたらその世界で名を馳せているかも知れない。

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f0201348_2159391.jpg 扇ヶ鼻分岐点の少し先で、一期一会で色んなお話をしていた方々と分かれ、SDにとっては初めての星生山尾根筋へと登って行く。
 大石に阻まれる急坂はあるが、見る以上に登り易く、北へ長者原方面、南は西千里浜山路挟んで扇ヶ鼻から肥前ヶ城の山稜の景趣豊かなルートである。


f0201348_21592888.jpg登る途中からシャクトリ虫が足元に、或いはミヤマキリシマの葉を食べていたり、或いは数匹が枝にぶら下がっていたり凄い状態である。そして、蕾は無くなり葉は喰いちぎられ無残な状況を呈している。

枯死寸前のミヤマキリシマばかりである。そんな中で申し訳なさそうに萎れながら開花している木もあるが、花芽も寂しい。f0201348_220636.jpg

f0201348_8545655.jpg 例年なら山肌に点々と陽の光に映える薄紅色の現生が点々としているが全く無い。このような星生山の山稜に西千里浜を歩く人々の声が連山に反射して身近に聞こえる。


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そして、路傍に時々見かけるイワカガミであり、青空を背景とした山並みである。
山頂には熊本から来られてご夫婦が記念写真をお互いに撮っている。「撮りましょうか」と声を掛けると、「では」と、三俣山を背景にして1枚パチリ。

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by 1944tourist2004jp | 2015-05-30 22:07 | 山登り | Comments(0)

「今年のミヤマキリシマは?」(1)

f0201348_17332067.jpg 「雨が降る前に一仕事どうですか」と。怠け癖に満ち満ちている私は、不承々々8時前から畑へ付き合う。
SDがカボチャとズッキーニの授粉やニラ、コマツナの収穫をしている間、私は赤タマネギとニンニクの収穫し、ここ1ヶ月ほど刈り込んで山盛りにしていた雑草を集め、低く墨を流したような雨雲を幸いに燃やすことにした。
途中、ポツリポツリと落ちて来るが本降りにならず、予定通りの作業を終え帰って来ると、既に10時前。



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f0201348_17345535.jpg SDがコマツナ、ニラ、そしてお隣さんからのお裾分けのレタスを洗っている間、朝ご飯はお預けでシャワーを浴びてソファーに寝転んで新聞を広げる。
そして、いつもより3時間以上遅れて11時の朝食。空腹を満たしてくれる食事は殊に美味しく、昨日の山登りや畑仕事の疲労をすっかり忘れさせてくれる。
最中に図書館から「13巻帰って来てますよ!」との電話。


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 5月末のミヤマキリシマは少し早いかなと思い、お気に入りブログ入れている“九重の四季”から情報を開くと、今年のミヤマキリシマは虫害で相当傷んでいるとのことである。遅いよりはましだろうし、今回はSDにとって久しぶりの山登りであり、ミヤマキリシマもそれなりに楽しめるだろうと、先ずは行くことにした。

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 例年、季節毎に訪れている九重山群であるが、昨年の3月に孫を連れて中岳へ行ったきりの九重である。
ミヤマキリシマについても、ここ2・3年は男池からソババッケを経由して大戸越を起点にして平治岳と大船山をピストンするが、今日は4年ぶりに中岳から薄紅色に染まる平治岳を観望しようと、星生山の山稜から、久住分れを経由して中岳に立つことにした。


f0201348_17372913.jpg 7時峠の駐車場に入り、 「3時頃に帰って来ようかな」と言いながら、7時50分登山口に就く。沓掛山までの登りは“追い越されることはあっても決して追い抜かず”を肝に銘じ緩い舗装山路を歩いて行く。


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 展望台に着くまでに同じ年代のご夫婦に追い抜かれる。清晨に展望や如何にと三俣山越しに端麗な双耳峰を期待するが全く無い。
木段を上がって行くと、杖を持って片方の肢を引きずるような老人を奥さんらしき人が手を貸しながら下りてくる。展望台に飽き足らず沓掛山直下の展望台まで行ったのだろうか。
 「脳血管障害を起こすまで九重をこよなく愛した方かも知れないなー」と、我が想像を膨らましながら木段を上がって行く。
 いざ展望台に立つと、連山の狭間に小さな三角錐の久住山々頂を望むことはできるが、阿蘇の五岳は高岳が雲の上に薄ぼんやりと頂き見せているだけである。
先ほどのご老人はどのような気持ちでここに立ったんだろうか。



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by 1944tourist2004jp | 2015-05-30 17:53 | 山登り | Comments(0)