2015年 05月 09日 ( 2 )

「野峠から犬ケ岳へ」(2)

f0201348_11501923.jpg 8時30分、野峠の3台ほど留まれる駐車場に着くと、先に1台入っていた。運転席にまだ座っていたので数分前に到着したのだろう。


f0201348_1151241.jpg 靴を履き替えながらストレッチをしていると、40代と思われる男性が車から降りてくる。挨拶がてら、共に数分前薬師峠で裏英彦山へ向かった男性の話題が出る。二人とも鬼杉からの裏英彦山を錦秋の時期に歩いていたので、数分山談義となる。

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 彼が山服に着替えしている間に、「じゃお先に!」と自然遊歩道の木段を上がって行く。
今日は久し振りに長い距離を歩くので、竈炊きご飯の如く初めチョロチョロに徹し、起伏に富んだ山路に入って行く。

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 露岩を回り込む鎖場の中途で、南西に開けた鷹ノ巣山と英彦山の眺望を楽しんでいると、先ほどの若者が追い着いて来る。写真を1枚撮ってそそくさと渡り終え、彼のために道を空けると、今度は彼の方から「ではお先に!」と落葉の道に踏み跡を残していく。


f0201348_1158365.jpg 植樹林からブナ林へと自然遊歩道らしき、春たける尾根道へと入って行くが、次々とアップダウンがあり結構タフな道である。路傍にシャクナゲを見るが1木1輪のような咲き様である。


f0201348_11584551.jpg 瞠らす景色も無く淡々と上り下りを繰り返し、木段を上がった所に備えられ木製ベンチで先ほどの男性がお昼を開いている。
「一の岳の山頂は日蔭が無いのでいつもここで昼をしているんですよ!」とお握りを頬張っている。

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f0201348_1223847.jpg私も1時間経過していたので水分の補給をして「じゃー、また後ほど!」と、先に登って行く。

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 ダミーの如き木段と登りを数回繰り返し、10時15分にやっと山頂に出る。
確かに日蔭は無い。北西への眺望のみで、期待していた南西方向に位置する英彦山や岳滅鬼山が樹陰に閉ざされている。
一口水を含んで踏み跡に導かれるように山頂を緩く下って行くと、ミズナラの山稜に遊歩道らしく分厚く積もった落葉の道が続き、春の木漏れ日に気持ちよく歩いて行くこと10数分、標識を見ると求菩提山と記されている。よく考えれば、東へ90度道を取らなければならない山頂を、北に真っ直ぐ向かっていた。今日はシャクナゲの山、慌てて引き返し山頂から東へ斜面を下りて行く。



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f0201348_11403026.jpg(クレマチス)
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by 1944tourist2004jp | 2015-05-09 12:07 | 山登り | Comments(0)

「野峠から犬ケ岳へ」(1)

                             (鷹ノ巣山から英彦山方面の眺望)
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 つい最近、コーヒーやお茶を日に数杯飲む人と飲まない人の成人病罹病率の有意差について、過去10数年の調査結果がメディアで紹介されていた。お茶やコーヒーの生産や販売に携わる方々にとっては大いなる朗報だったろう。

f0201348_8433033.jpg 連想したことは、昨年か一昨年か忘れたが、「人間ドック学会」の発表した血液成分の正常範囲(健康な高齢者の検査結果に基づいた数値)の見直しである。上限値が上がったことで、それまでに成人病と判断され、降圧剤やコレステロール低下剤を服用していた方達も相当数解放されたことだろう。
 如何なる薬にも副作用があり、多剤服用により相乗的に副作用の危険性が高まることは知られている。国と製薬会社と医学会の三角関係が取りざたされて久しいが、利害優先の癒着から早く脱皮して欲しいものである。

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 ここ数年、「医療の世界で日本の常識が如何に非常識か」との本が色々と出版されている。
健康診断の無駄や血液成分の正常範囲、薬剤処方の在り方、はたまた“がん”の診断と手術や抗がん剤処置等について、素人ながら満更の嘘でもないことは理解できる。


f0201348_8444735.jpg また、世界に冠たる医療保険も「団塊の世代が後期高齢者となる10年後に破綻するだろう」との医療ジャーナリストの言葉にもあるように、人口25%の高齢者が39兆円の医療費の60%を、12%の後期高齢者がその35%を使っている現状に鑑みて、次世代のために国も国民も覚悟しなければならない。
 私は既に健康寿命年齢に達している。お袋が99歳の時の終末期治療の選択での後悔もあるので、無意味に永らえる加療は受けたくないと常々家族には話している。

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  群生のシャクナゲも裏年、また観る時期を失していたし、深山に特記すべき眺望も無かったし、何から書き出せば良いか分からない山登りであった。
 偶々、野峠で偶然に一緒になった方と、5時間半のピストンで先行後行を繰り返した仲となり、その彼は“○○がん”手術を受けて5年経過した今、健康を取り戻し免疫力増高のために登山に励んでいる方だった。

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by 1944tourist2004jp | 2015-05-09 08:57 | 山登り | Comments(0)