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「低山逍遥」その2

「低山逍遥」その2_f0201348_1638524.jpg 花冷えの早朝、部屋の隅で片付けを待っている温風器に目が行く。しかし、老生とは言え如何にも大袈裟過ぎると、軽やかな音のエアコンに暖を求める。

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 靄の立たない清晨に、「ダイコンとゴボウの種を撒きたいので畑に行こう!」と、SDの誘い。
8時前にいつもの朝食、バナナ、リンゴ、コマツナに豆乳を加えたジュース、食パン一切れにスープ、そして食後にコーヒーを1杯。野菜は変われど、この数年来全くのワンパターン朝食である。
 食後1時間半ほど新聞やTVで過ごし、10時前に長靴を履いて畑へと歩き出す。
菜の花満開のこの季節、ボリジの繁殖している我が家の菜園の収穫は細々として、少し旬を過ぎたレタス、ワサビ菜、カツオ菜、それにスティックのブロッコリーである。
一方、栽培中のタマネギ、ジャガイモ、そしてキヌサヤとスナックエンドウは、上下の菜園仲間に「生き生きしているね!」と褒められるほど順調に成長している。"ずぼら菜園"を自称している私としては余りにも面映ゆいお言葉である。
 2時間ほど陽と土の香りに春を利きながら、長さ10m×幅1.5m×髙30cmの畦を造り上げる。今日は陽の光で土壌消毒し、明日は石灰、有機肥料と若干の化成肥料で仕上げ、来週初めに播種予定とする。  
この1年間、全く菜園の記事を書いていなかったので、貧弱な菜園日記であるが記録しておきたい。



「低山逍遥」その2_f0201348_16464484.jpg 昨日は、低山逍遥の第2弾として、これまた“神功皇后”縁の山「砥上岳」へと足を運ぶ。低山歩き50選によると、朝鮮出兵の際に兵器を研がせたことに名前の由来があるらしい。
“砥上神社”にて二拝二拍一拝。境内の駐車スペースに車を留め10時半に出る。
取り柄の無い山路にシャッターチャンスも少なく、今日も夏用の運動靴とウエストバッグに我知らず歩幅が伸びる。躓かぬよう路面を注視しているが、心ここにあらずで全く覚えていない。

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 年金生活に入っての趣味の一つとしてオンラインゲームの囲碁をここ数年楽しんでいたが、数日前に忽然と消え去った。
視力が衰えつつある老生にとって、PCに向かう機会が減るということは喜ばしいことであるが、毎日のように2・3局打っていたので心にぽっかりと穴が開いたような感じである。

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「低山逍遥」その2_f0201348_16531882.jpg 今後は有料オンラインで全世界に繋がる“パンダネット”を利用する以外なくなってしまった。
お一人、同年輩らしき女性が登っている。後ろから「お早うございます」との突然の声と、私の髭面を見て少なからず不安に思ったのか、凝然として直ぐに道を譲ってくれる。
 山頂直下の斜面に自然石を配した20mほどの登り道を一気に登り着くと、長年の風雨に少し古び傾いた小さな祠、その前に3坪ほどの砂が敷いてある。足跡も無くその端然とした竹箒の掃目に誘われ、眺望の前に祠に頭を下げる。丁度40分の行程であった。
 反射板の方に少し足を延ばし夜須高原から古処山群の遠望を楽しみ、カブト岩に寄って下山。約1時間40分の山登りであった。

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 若干の物足りなさを感じ「大平山」へと向かう。モデルルートの甘木公園を避け、12時45分にデイケア“うらうめ”から入山して行く。
朝倉市民の憩いの山らしく、山頂まで林道が走り、山登りと言うよりはピクニック気分の山である。特記すべきことも無く僅か30分で、二筋のこいのぼりが泳ぐ山頂に到着。
 先日登った目配山と高宮山、そして砥上岳と宝満山遠望する。朝倉市を一望する景勝をSDにメイル添付して下山する。
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by 1944tourist2004jp | 2015-04-09 17:08 | 山登り


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