農家の広い庭。
青空に映えるモクレンやコブシの清々しい白さ、そしてイヌマキの生垣に透けるレンギョウやユキヤナギは楚々として美しい。
眼を奪われがちな梅や桜にも劣らない季節の花である。
また、ツクシ同様季節の野草として酢味噌で味わった菜花は、ウォーキングコースの土手沿いに咲き揃い息長く人目を楽しませてくれている。
この季節、我が家では鉢植えのサクランボの授粉が終わり、ボケが一気の陽気に咲き揃う様相を見せている。
慌てたSDは長く味わいたいオレンジ色の花に待ったをかけるように屋内に入れる。
因みに昨年実ったサクランボは30粒程度あったが、二人の孫が捥ぎって直接口に入れてしまった。
そして、クリスマスローズのくすんだような色合い。匂いもなく奥ゆかしく下向きに咲く姿に虫達は気付いてくれるのだろうか。
親子3代に渡る“飛び石”誕生日に4日遅れた孫、計4人の歳を足しても意味は無いが111歳である。
そして、名古屋に転勤する末娘の歓送会も兼ねて久し振りに集う家族団欒の日である。
明日は孫達の前で二日酔いは覚悟しなければならないだろう。