1ヵ月ほど前までは「手間いらずに主婦の友!」とタマネギとジャガイモを安穏に自然の恵みと考えていたが、4回目のシーズンを迎えてタマネギが「横着にも程がある!」と教えてくれた。
“べと病”の発生である。
例年にも増して葉茎(?)の枯燥が早いし、萎れ方が余りにも激しいのでネットで調べてみると間違いなくべと病である。
良く見ると胞子状の黒白班点の上が枯れているし。茎状の葉も波打っている。
経験深い菜園仲間に相談すると「畑を始めて3・4年は何を栽培しても上手くいくんです。その後に病気や連作障害等で躓くことになるんですよ。タマネギは湿気を嫌うので畝を高くして水捌けを良くすること、軽い薬剤噴霧は致し方ないだろう」と教えてくれる。
無農薬栽培をしている以上薬剤噴霧は考えられないし、素人の私達には畝間を深くして畝の乾燥を計る以外に術はない。
今年は収穫皆無を覚悟の上で、土壌汚染を防ぐためにも1畝は思い切って異常葉茎を付け根から切り落とす荒治療、そしてコントロール畝には自家用の調合剤を噴霧する予定である。
残念ながら糠雨となった今日はできない。
(異常葉茎を切り取ったとの畝)
「自然農法の勉強も然る事ながら、先ずは手間を惜しんではいけないだろう」と、しおらしく反省する家庭菜園の日々である。