零下に近い吹き曝しの久住分れで風を避けるようにして、岩陰で昼食に取り掛かっているご夫婦。
午前中の青空と違って雲が全面に張り出してきた午後である。
野菜と牛肉をたっぷりと入れた鍋がぐつぐつと煮立っている。
そばにはキムチの袋あり、赤卵あり、ご主人の横には缶ビールまでそつなく用意されている。
ご相伴に預かりたい気分である。
山でこれほどの昼食を楽しんでいるご夫婦を見たことがない。
冬山のラーメンにグルメを感じる程度の人間だから、☆三つのミシュラン食事である。
当然冬山が最適である。
2月か3月に冬山の機会があれば私も試してみたいものである。
北千里浜から久住分れに急坂を登りつめた時、最初に話し掛けた博多のお二人である。
その後も氷の張った御池では中岳をバックにシャッターを頼まれていたので、気楽に話しかけて写真を撮らして頂いた。
上旬には雪の宝満山、そして下旬の九重山群と今年の1月も昨年の1月と全く同じである。
ノーマルタイヤで行ける範囲は限られているし、己の体力も分かっているので無理はできない。
昨晩から末娘が帰って来ているので、妻を連れ出す分けにもいかず今年は2回続けて単独行である。
帰って来て写真をPCに撮り込むと白ボケが多い。
雪の写真と言うことで、最初に露出を1/3に上げたまま、すっかり忘れてしまい全てを露出過多で撮って来たようだ。
山頂まで何の躊躇いもなく登って来たハスキー犬。
手入れが行き届いているのか毛並みが素晴らしい。
人馴れしていて甘えてあまがみしてくる。
飼い主曰く「相手してくれると思ったらとことん甘えだす犬です」とのことであった。
(久住山を背景にして)
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