九響の「音楽日和」の後、少々飲み過ぎて山登りの計画が中止となり、キバナコスモスとイソギクの咲く畑で小春日和に汗を掻く。
畑の横の排水溝には鼻炎の大敵が底の割れ目から憎たらしいほど秋の陽に鮮やかな黄色の花を咲かせている。
冬野菜の第二弾の“畝作り”と、現在進行形の“間引き”を分担しながらの3時間である。
オクラ、ピーマン、ナスは最後の実りを付けているが、それぞれが寒さに少し色褪せて生育が止まっている。
オクラの節を数えると20~35程ある。
と、言うことは平均すると1本から30個近く収穫したことになる。
遅めの昼食に、レタスと間引き野菜等を添え正に健康食である。
世界の名峰「グレートサミット」を見ていると、突然に玄関のチャイムが鳴りだす。
「友達と遊びに出たついでに寄った」と、末娘が”幕の内弁当”を抱えて帰って来る。
何の事は無い、全てケーキ類で作り上げられた代物である。
アイディアは色んな所に転がっているものであると感心の往ったり来たりである。
しかし、「一度は買ってみたい気もするが、二度は無いだろう」と言いながら、甘いものに目が無い私の手は忙しくフォークを動かす。