人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「久住山の赤川コース」(2)

「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_1754552.jpg 登山道らしくなったところで、そのままの直進と右へと下る道に分かれる。
何も気にせず当然上だろうと黒いパイプに沿って50mほど進むと、道らしきものはあるが踏み込まれていない斜面となる。
 直ぐに間違いに気付き、分岐まで下って来ると相前後して入って来た二組も迷っている。
 「直進の道と下る所にあったケルンの位置から下ではと!」と話して私達は下って行く。
直ぐに木橋があり、「流れを跨ぎミズナラの林を抜ける」と山の本に書いてあったことを思い出す。「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_1710974.jpg







 2・3回林道を突っ切る様に、木段ありごろ石ありの軽い登りが続く。
仄かな木漏れ日と涼しい風に秋を感じる。
整備された道を高度差にして300m程登って来ると、灌木も低くなり夏の陽射しに後戻りする。
徐々に傾斜も厳しくなり、背中に流れる汗を感じながら額からの汗が目に沁みる。「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_1781292.jpg






 阿蘇五岳や祖母山系への展望は開けてくるが、目的の山頂は中腹の岩に隠されたままである。
ミヤマキリシマやアセビの低木に助けられ、岩と滑る黒土の急坂を登って行く。
「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_20371325.jpg 登る時に定期的に休息することはない。
展望や花を見る時に立ち止まり、水分を補給し、休むよりはむしろゆっくりと登り続けた方が疲れないと思っている。

「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_17133080.jpg いつもの聳然として端正な久住山と違い、赤川コースから見る久住は荒々しく、並ぶように頂きを連ねる肥前ケ城の豪快な柱状節理と扇ケ鼻の大岩の山頂に、別角度から見る姿に改めて山登りの魅力を感じる。
 6時半の簡単な朝食から4時間半、腹の虫が治まってくれない。
「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_17135869.jpg「カロリーメイト」一箱を二人で分け急峻な登りに備える。
 いつもならバナナを持って来るが、今日はない。
私にとって、やはり水分があってひんやりした熟しバナナは最高である。
喉越しも良いし、甘さがあって美味しい。
「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_17144935.jpg
「久住山の赤川コース」(2)_f0201348_20475350.jpg

「久住山の赤川コース」(3)を見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-09-19 16:56 | 山登り


<< 「久住山の赤川コース」(3) 「久住山の赤川コース」(1) >>