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「ミヤマキリシマの九重山群」(4)

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「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_22442427.jpg 「私を待っているだろう!」と苦笑いしながら、ごろ石の道を登って行く。
 休息もそこそこにしてここまで来ているが、「星生山」のことも考えて「焦らずゆっくりと!」と戒めながら山頂へ向かう。
 10時ジャストに雪の「久住山」以来の岩峰である。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_22453867.jpg 眺望を楽しんでいると、「また逢いましたね!」話し掛けて来る。
「熊本の方ですよね!」と私も度重なる偶然に驚きながら返事をする。
 5月上旬「平治岳」、下旬「由布岳」でばったり会って、今日も偶然の3連ちゃんである。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_2247740.jpg正に「驚き、桃の木、山椒の木」である。
 彼は「満開の平治岳だったかも」と言い、私も全く予定外の「久住山」である。
 顔覚えの悪い私も3回目である。
次回は私から先に声掛けができるだろう。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_2248537.jpg 彼が去った後、山頂を一回りしていると5・6人の老人クラブの方々が上がって来る。
 見るからに一回り上のような方に「お元気ですね、おいくつですか?」と訊ねると、「こう見えても68ですよ!」返事が返ってくる。
後は何を言ってよいか分からず「お気を付けて!」と下りて行く。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_22571174.jpg「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_22553131.jpg 岩峰を後にして、久住分かれまで来ると中学生風の団体が「北千里浜」の方から続々と登って来る。
引率者との話では北九州市南小倉の中学校とのことである。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_22583647.jpg「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_230185.jpg ここからは急坂と岩尾根の「星生山」である。
急坂の途中、同年代風の女性一人と挨拶した後、「ドウダンツツジ」に始まって山群の人知れぬ隠して置きたいような山路について教えて頂く。
(足立美術館の生の掛軸風;岩の覗き窓)
山頂であればもう少しと思うが、急崖の途中にあり下って来る人も三々五々である。
お互いに満開の「平治岳」に思いを残しながら、「三俣山」と「星生山頂」へと「又何処かで!」と上と下へ別れる。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_2334325.jpg 「星生崎」で一休みした後、数度の山頂ダミーに騙されながら、岩尾根に気を配りながら11時15分山頂着である。
 長者原を眼下にしながらお握りを頬張る。
強行軍と「星生山」の尾根沿いの道は厳しいかも知れないが、雨後の快晴にある九重山群を見れば妻も一段と山のファンになるだろうと改めて「ミヤマキリシマ」に染まる山群を大展望する。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_2364156.jpg 下山中に灌木の中に白い帽子が並んでいる。
昭和初期の漫画の一コマの雰囲気である。
下山路に当たるため、「睦まじいお食事中に申し訳ありません!」と挨拶すると、「山頂の人混みを避けての食事です」お二人の笑顔が返ってくる。
「ミヤマキリシマの九重山群」(4)_f0201348_2382150.jpg まだまだ登りの人達が絶えない中、12時40分「牧ノ戸峠」に到着である。
今日は7時間の山の旅であった。
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 そう云えば、下山中に「沓掛山」からの尾根道で、グループ登山の女性が熱射病か疲れか判らないが、皆さんに介抱されていた。
既に夏山の風情で、皆さん大変そうでした。
 2Lの水を完全に消化した今日をもって、今シーズンの「ミヤマキリシマ山の旅」は終わりだろう。
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「ミヤマキリシマの九重山群」(1)から見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-06-17 22:25 | 山登り


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