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「雷山から井原山へ」(5)

「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_18351398.jpg 「上宮」から約200m程の高度差に息切れすることなく登り詰めると、幼稚園の運動場程度の広場の中心に大岩がポツンと佇んでいる山頂を見る。
 眺望は四方に開け、山並みが幾重にも広がる。
「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_18383317.jpg 早速「コヨーテ」さんに山並の紹介をお願いする。
 西から北へ「羽金山」から「二丈岳」
「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_18391246.jpg そして、雲上に浮かぶように「姫島」から糸島の田園地帯、「糸島半島」が霞の中に見渡せる。
「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_18395018.jpg 南には「天山」等佐賀県側の山々が幾重にも連なる。
 澄みきった大気の中での眺望も鮮明で嬉しいが、霞の中の墨絵のように重なる山並もまた素晴らしい。
「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_18402275.jpg ザックを傍らに置いて一休み。
直ぐに「コヨーテ」さんが西洋の兜のようなポットでコーヒーを沸かす。
 子供は遊びの王様だが、女性は話題作りの王様である。
早速、コーヒーポットを前にして連鎖反応するように話が広がる。
男の話はいつも途切れ途切れで味気ないが、女性の話は時々飛躍するが違和感は無さそうである。
 入れた本人は飲まずに他の人達へ温かいコーヒーを入れてくれる。
カップを用意していない私達には、紙コップまで用意周到の心遣いである。
「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_18531226.jpg 流れるような気遣いのコーヒーブレイクの後は、脊振連山を貫く「九州自然歩道」を「井原山」へと踏み出していく。
 灌木と「ミヤコザサ」の中に眺望は絶えずあり、春の陽気に滲むを汗を感じながら数回のアップダウンを進む。
 P944では「上宮」での3人組と一会話、「そよかぜ」さんや「コヨーテ」さんの名はブルグ上で名を馳せているのか、本当に皆さんご存知である。
私もこのような方達と知り合いになり、共に歩けることは幸せである。
 好天の日曜日とあって、自然歩道は正に老人天国の風情で、バスで来たのだろう団体さんが行き交う。
その間を縫うように僅かの若者が疾風のごとく駆け抜けて行く。
「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_1911558.jpg 「雷山」から「井原山」への距離は私が想像していたより長く、付かず離れずの距離にある妻も登りになると他の方達との距離が少しずつ広がる。

「雷山から井原山へ」(5)_f0201348_1954972.jpg
 花を見つけると5人は立ち止り、熱心に鑑定しては激写するから何とも楽しい。
「コヨーテ」さん曰く、「今年のミツバツツジは相当遅れているようで、GW後にずれ込むかも知れない!」とのことである。

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by 1944tourist2004jp | 2010-04-19 18:19 | 山登り


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