今日は前の車について行こう。
行先は2月に市町村合併で「糸島市」になった、「可也山」の麓の旧志摩町である。
お腹も手頃に空いているので、まずは「カキ」4盛り(4kg)に「ウチワエビ」と「カキご飯」を注文する。
1年ぶりの生の「焼き牡蠣」である。
初めは平たい方を1分ほど焼いて、貝柱を取れ易くして、次に汁がこぼれないように裏返して2分ほど焼く。
殆ど閉じたままなので、先端をたたきこじ開けて醤油を少し垂らして食べるのであるが、身が太く味もしっかりしているので、とにかく美味い。
軍手をした左手に「焼き牡蠣」を持ち、ナイフ状のヘラでこじ開けるのであるが、いつの間にか熱い汁が軍手に浸み出し我慢できなくなる。
しかし、美味しいものを食べる時の苦労を厭わないのが常である。
いつもだったら、妻に運転を任せてアルコールを注文するが、昨晩は二日分を優に飲んでいる。
「お父さんが運転するからビールでも飲んでいいよ!」と言うが、二人とも昼間からのアルコールは嫌らしい。
昼飲むと確かに1日が潰れてしまう。
食い気満々の私達は、「カキご飯」3パック、「ウチワエビ」味噌汁、「アナゴ」、「牡蠣フライ」、そして牡蠣2盛りの追加注文である。
牡蠣殻がバケツに入りきれず、盛り容器まで殻を入れる。
酒が入って賑やかな社会人らしき団体さんも去り、時間的に私達の周りの客も次々に満足気な顔を残しながら立って行く。
お握りや飲み物は持ち込み可の張り紙がある。
少し食べ過ぎた3人は、今日来れなかった息子達へのお土産を積んで一路都市高速に乗って、1時間の距離を突っ走る。