(こんながっしりとした山頂標識を初めて見た)
私達が山頂に立った頃はまだ十数人の登山者しかいなかったが、時間とともに「初老人山の会」、子供連れの家族、スニーカーで軽装備の若者まで多様な登山客が増え、気軽に登れる山としての人気度が分かる。思い思いに昼食、写真撮影他を楽しんでいる。
眺望同様、行楽客の素晴らしい光景である。
情報本通り360度の大パノラマである。
「薩摩富士の開聞岳、錦江湾に浮かぶ桜島まで見渡せる」と書いてあったが、今日は無理の様である。
薄靄の中に秀麗な「高千穂の峰」から、対称的な噴煙を上げる「新燃岳」が連なる。
そして、少し西の方へ眼を転じると「大浪池」である。
「大浪池周回コース」は次回の楽しみに残しておきたい。
どの位の深さがあるのか、石でも投げてみたい衝動に駆られるが、大自然を汚すようでその気になれない。
一人、山頂の南壁をぐるっと廻り、獅子戸岳から夷守岳に連なる1300m級眺望を楽しむ。
途中、目についた数少ない高山花を撮る。
相変わらずの快晴、1時間半ほど山頂を楽しみ下山する。
ゴロ石に足を取られないように気配りしながら、1時間で登山口に到着である。
妻の友人も疲れが見えないようだったので、温泉に入る前に天孫降臨の故地「霧島神宮」への参拝を提案する。
(山頂の壁)
(上からの硫黄山)
(県道1号線より韓国岳を振り返る)
『「霧島神宮に続く・・・』
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