「自由絵日記に山登りを」(1)

f0201348_8245194.jpg 炎暑の墓参り、「生花は直ぐに萎れるだろうから」と、SDは涼しげな水色と白を基調とした造花を買い、私は酒のみの親爺と兄貴のためにそれぞれに1合瓶を2本買う。勿論、拝んだ後は持ち帰り私の晩酌となる。
そして、99歳で亡くなったお袋の「もう、いいよ!」との言葉を無視して、延命治療に走った責任を痛感している私は、墓前でいつも「安らかに」にと深謝している。
 山裾に造成された墓苑、この暑さに生花はやはり少ない。
焼けるような墓石を少し乾拭きし、敷石に散水し、線香を置き静かに手を合わせる。
墓参者が少ないのを尻目に、美しい青空を見ながら“テンテコテン テンテコテン テンテコテンテコテンテコテン”と笑って貰う。
 後、実家へと20分程度の距離。いつもなら実家で酒を酌み交わし歓談した後にSDの運転で帰るのが常であるが、混雑する都市の道路と高速を敬遠するSDでもあり、また翌日に子供達が孫を連れて来るので、その準備もあり早々に引き上げる。
「酒飲まないですか?」との嬉しい姪の言葉に後ろ髪を引かれる思いもするが、1割負担の前期高齢者は自重する道も知らなければならない。本当のところは先日の深酒が脳裏を霞めたからである。


f0201348_9324349.jpg 新一年生の孫娘二人が今回のお泊り。私達にとっても、また孫二人にとっても素晴らしい夏休みの思い出づくりだ。
4年生の男の子は、保育園時代から九重山群に連れ出していたが、孫娘達は低山逍遥のみで今回初めて深山に入る。
 黎明の4時半起き、準備をする前に「空模様は如何?」と空を見上げると、何ともすっきりとしない。
新聞の予報欄は“曇りの後雨”。SDに「今日はプールにして山登りは延期しよう」と言うと、即「そうね!」との反応。熟睡していた二人を起こして「今日は天気が悪いからプールにしよう」と持ちかけると、遊ぶことに異論があろう筈もなく、「いいよ!」と喜色満面の二人。
 10時開園の流水プールに間に合う様に早々に出かける。先日連れて行った男の子は「プールの底に水中メガネやキャップが落ちてるよ!」と楽しんでいたが、今回はMちゃんの抜けそうな乳歯が物の弾みで抜け落ち、流水プールの落し物となってしまった。
誰にも見つからないだろうが、偶然見つけた人は驚くことだろう。
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f0201348_8484777.jpg そして、今日も昨日に続いて4時半起き。
一番楽な“牧ノ戸峠”から尾根伝いに雄大な山群を見ながら久住山に連れて行く予定である。
“日向ひょっとこ”夏祭りの時に、松原ダムの所が通行止めになっていることは分かっているので、若干遠回りになるが九重ICで下りて飯田高原経由で“牧ノ戸峠”へと向かう。
 気疲れと暑さ疲れに美味しくウィスキーを飲みながらブログを書いているが、さすが疲れから酔いが早い。

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# by 1944tourist2004jp | 2016-08-17 20:33 | 山登り | Comments(0)

「日向ひょっとこ夏祭り」

 日向市を9時に発ち帰福の約5時間半。会長と先生が運転を交代し、私は後ろで昨晩の“日向ひょっとこ夏祭り”について談笑する気楽なドライブである。気忙しい私の運転に比べ滑らかでスピードに変化が少ない非常に優しい運転である。私も見習わなければならない。
「来年はマイクロバスを仕立てて会長運転で10数名で行きましょう」と、昨夜の興奮の余韻を残すかのようなF先生の言葉に会長初め4人に異論があろう筈もない。


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f0201348_9155854.jpg 未熟な私達の教室から8月5日の個人戦出場は無く、8月6日の集団パレードにF先生は“福岡ひょうきん族”の列に加わり、私達4人は個人出場枠の“にわか連“86人の中に名を連ねる。








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 夏の陽射しに一汗掻きながら待ち合わせのF先生宅まで15分のウォーキング、家並みの生垣から覗く百日紅の濃い紅色、淡いピンク、そして純白の花が蒼穹に映え、その美しさが蝉時雨を存分に忘れさせてくれる。約束の時間通り8時に日向市へと先生がハンドルを握る。

f0201348_9302133.jpg 熊本地震で途中通行止めになっているだろうことを想定しながら、日田市から一般道に入り小国経由で“やまなみハイウェー”の瀬ノ本高原、“荒城の月”の岡城を経て、岩峰「大崩山」への分岐道がある326号線を下って延岡市から日向市に入るルートを設定していた。

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 案の定、松原ダム手前で通行止め。温泉地帯に張り巡らされた若干狭い道路を縫いながら、いつしか私がいつも九重連山に入る道路へと出る。
後は一本道。途中、行きがけの駄賃として502号線沿いにある“原尻の滝”に寄り昼食をとる。私は”椎茸のチーズフライ定食”に少なからず満足して後部座席に着く。老生の5人、途中トイレタイムで道の駅に寄り日向市へ一直線、14時20分に”ホテルメリッサ日向”に到着。


f0201348_9353492.jpg 高架となったモダンな日向駅前に在り、更に私の4階の角部屋から会場の舞台が一目に入る。

f0201348_937419.jpg そこから延々とした待ち時間。
6時のパレード開始まで駅前広場のひょっとこ関連の露店を廻り、パレード後の9時半の夕食懇親会までの繋ぎとして、ネムの木立に日陰を求めビールに焼きそばを添えて軽く腹拵え。

           (観光客にひょっとこ踊りの指導)⇒
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 北は北海道から南は鹿児島まで、2千人超の参加者に噎せる会場。
1コース20~30mを7コース踊るが、概算1kmの道程に2千人の踊り手と観光客や応援の人出。予想を遥かに超えての待ち時間に、コース毎にボランティアによるスポーツ飲料と水のサービスを受けるが、茹だる汗と立ちん坊の下肢への負担はそのまま気分を徐々に削いでいく。

f0201348_12142615.jpg 一つの救いは私達4人の前には個人戦で2度の金メダルを獲得したNさんがいる。踊りの合間々々にコツを習い、踊りに魅了されながら、また経験談で決して飽きさせない彼である。
 反面、その名人が傍らに侍っているお蔭で、観客の私達への視線も笑いも拍手も無く、全てを毟り取られ唯々諾々と基本に徹しテンテコ テンテコ テンテコテン。
更に、”にわか連”には一番人気の子供達が後ろで可愛らしく踊っているので、視線の無さを肌身に感じる。やはり囃す観客あっての踊り手であるし、同時に「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」も実感する。
 73歳の名人の薀蓄ある言葉と踊りには余りあるほどの匠さが漂っている。私が一番足りないと感じている「切れと間」を踊りで見せてくれる。そして、指先から爪先まで神経の行き届いた一連の流れるような動きに30数年積み重ねた練習の日々を垣間見る。
また、彼のお面は自分流に特注した恵比寿様のようであり、軽くおどけ顔に品も備えている。そのお面はやはり彼にしか似合わない。
そのお面を撮りたく「宜しければお面を撮らせてくれませんか?」とお願いすると、観る人を喜ばせる精神そのまま、その場でお面だけではなく切り取ったように形(なり)をしてくれた。永六輔さんや曽野綾子さんの言葉通り、73歳にして世の中に借りを返している。
 偶々、彼が片手間で繁殖和牛を飼っているとの話から、共通点を見出した私は、先ず東国原前知事がTV番組(プレバト)で詠んだ俳句を先生が手直しした「ひまわりや 畜魂29万頭」の句を話すと、「いやー素晴らしいですね!」と、当時を感懐するような態で即座に反応して頂き話題が拡がって行く。
 競走馬に匹敵するように遺伝子検査によって厳しく守られる黒毛和種の系統や、家畜法定伝染病による殺処分と移動禁止の範囲を理解しているので、僅か数キロ離れて家族同然の牝牛の殺処分を免れた彼の気持ちを忖度するにつけ、その素直な喜びが手に取るように分かる。私も当時担当していた事業で、本県への侵襲時の実害とリスク管理システム作りに苦労したことを思い出す。


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f0201348_1242741.jpg 最後は観客の待つメイン舞台を全員が踊りきって審査発表に入る。既に9時を過ぎている。朱に染まった最終の審査発表会場に名残り惜しさを落としながら、9時半となっていた懇親会の会場へと会長と人垣を分け出でる。
 N名人が”にわか連”の最優秀賞に輝いたことを特筆しておきたい。(残りの成績は「2016日向夏祭り」http://www.hyottoko.jp/で)





 10時前から“福岡ひょうきん族”の方々7名と合同懇親会、当然のように深夜まで大盛り上がり。
3日前に参加した自衛隊O駐屯地での「真夏の集い」で缶ビール2本飲んで、卑しくも72歳にして冷酒を4合飲み干し、目が覚めると玄関で寝ていた体たらくを思い出し、f0201348_15354299.jpgf0201348_1536050.jpgジョッキの後はお湯7に焼酎3をお隣の女性に作って頂き、二日酔いが出ない程度に杯を重ねた。
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 帰りはほぼ同じルートで竹田へ、途中11時前にSDから”萩野=金、瀬戸=銅”のメイルが入る。道の駅でレモンソフトクリームと”ゆでもち”(ひしゃいだ餡餅)をご馳走になり、往路より1時間ほど早い帰着となった。



f0201348_105432.jpg そして、4時間半後の7時からは先生の行政区での夏祭りの”ひょっとこ踊り”。
珍しく17人の大所帯、開始から間もなくの夕立に、会場を傍らの公民館へと疎開するが、スコールの如き雨上がりの良さで、区民の皆さん初め直ぐに元の公園へと取って返す。
 昨晩から来ているSDの妹もいる中、子供達を極力喜ばせながら、また日向夏祭りで消化不良になっていた分を倍返しにしながらの思う存分に10分間の踊りをする。

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# by 1944tourist2004jp | 2016-08-08 09:47 | 趣味 | Comments(0)

「晴耕雨描」

 熱射病と隣り合わせの野良仕事。
水田と菜園に囲まれた私達の畑、貴重な夏野菜の葉や実を食い荒らす害虫を寄せ付けないために、そして近傍の畑にご迷惑を掛けないためにも雑草は適度に刈っていかなければならない。

f0201348_11123097.jpg 家庭菜園を始める時に、決して機械に頼らないこと、そして二人で協力することをモットーにしていたので、遠くに耕運機の呻る音、また草刈り機の唸る音を聞いても、黙々と鍬で畝を起こし鎌で雑草を掃わなければならない。
そして、栽培の知識と方針はSD、肉体労働は私との役割分担に何の違和感もなく続いている。
 借りている休耕田は4畝ほど。放置している70坪超も責任上草刈をしているが、一通り刈り終わる頃には”振出し”に戻る炎暑の”すごろく”。
おまけに、昨年来「三無し農業」を実践しているので、冬野菜の畝造りに向け、枯草も豊富にとっておかなければならない。老生にとっては健康に良い運動を通り過ぎ、過酷な農作業である。


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f0201348_17174598.jpg 2時間弱の畑仕事に疲れ果てるようにして帰って来ると、一風呂浴びるのがやっとである。そこに出て来るしっかりと冷えた赤紫蘇ジュースを立て続けに2杯。口腔、食道、胃にしびれる冷たさを感じてやっと生き返る。


f0201348_17204573.jpg 昼からの雨に、ネット碁にも飽き絵でもと思い立ち、「野菜は旬でなければ」と表題を決め、取れたてのカラーピーマンとゴーヤを小盆に置く。
 水彩画を描くのは7・8年振りかも知れない。中々と手が進まないが、書き出すと適当&適当と5分程度で下書きをし、パレットから色を落していく。
至極当然であるが、「鮮やかさと立体感に乏しくない!」とSDから注文が出る。「下書きも無く一発勝負の素人の絵だ!あったり前田のクラッカー!」。


 プロとアマの違いについて、英文学者小田島雄志さんの駄洒落、「その道に苦労するのが玄人。その道を知ろうとするのが素人」と、今日の新聞に載っていた。






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f0201348_7561710.jpg                            


                           2枚目を今夏の絵手紙に””残暑お見舞い申し上げます”
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# by 1944tourist2004jp | 2016-07-26 17:15 | 趣味 | Comments(2)

「“ひょっとこ”のダブルヘッダー」

f0201348_12431877.jpg 最初の行政区「美鈴が丘」は会場も野球場なみに広く、また時間も17時から21時までの4時間、バックヤードの多様な混雑を見ると幼稚園児から老人まで、演目の豊富さが伺える夏祭りである。
 “協働のまちづくり”でお知り合いになった区長にお伺いすると、自治会の予算は百万円超で2000人ほどの参加者を数えるらしい。


f0201348_12483897.jpg 中学生の吹奏楽に始まって、ソプラノ歌手の独唱(You raise me up :荒川静香の金メダル曲であり、サンパレスにセルティックウーマンのショーを見に行ったので忘れようがない無い懐かしい曲)と進み、私達の出番。
今日は総勢16名超と朱に染まる列を作る。


f0201348_125335100.jpg 先日の“おじいちゃん&おばあちゃん”と違って、区の夏祭りらしく自治会の出店も数多く、また若い団地を物語るように子供達が主役の祭りである。
初心者の私も少々羽目を外して笑い転げる小学生を相手に、面越しに目と目を合わせるほどに大接近してステップを踏んでいく。

f0201348_12535823.jpg初心者の出血大サービスは度が過ぎると、いつしか左右のステップがリズムと逆になったりする。その時はおどけた振りをしてワンフレーズ突っ立って、テンテコテンのリズムに合わせ流れに乗って行く。


f0201348_12574015.jpg 次の「三国が丘1区」は戸数が半分程度の行政区。会場に入って行くと防犯部会の副会長をしているHさんが、艶めかしい浴衣に後ろ髪をピンクで絞り司会をしている。仄聞するに彼女もTさん同様、永六輔さんや曽野綾子さんの言葉に肩を叩かれることなく自然体で実践し、自らの地域にご尽力されている尊敬すべきお方である。
 自治会予算は数十万円と会場もやや小振りであるが、参加されている住民の熱気ある雰囲気は負けていない。
 


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 ひょっとこ愛好会の幟を立て、和太鼓、妙齢を幾分過ぎたふくよかな女性達のフラダンスの後に舞台へと上がって行く。



f0201348_13171939.jpg 横歩きの舞台から観客席へと腰を振り振り入って行く。
踊り手をうまいこと興に乗せる子供達の笑顔、ミスを織り交ぜながらも大袈裟なステップにならざるを得ない。
そして、最後尾に付けていた私は子供達とタッチしながらバックで踊って出ていく。
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# by 1944tourist2004jp | 2016-07-24 12:58 | その他 | Comments(0)

「一つ、借りを返せたかな~?」

f0201348_1464188.jpg 娘から「暑さに弱いのでウサギも少しの間面倒見てくれないかな~」と預かって、朝食前にインコとウサギを外に出してケージの掃除、そして餌やりと30分ほど目覚めの仕事。
前回のブログに載せた永六輔さんの言葉に続いて、曽野綾子さんの「もらう」から「与える」へ、幸せな余生への転換。

f0201348_16311469.jpg 梅雨明けの昼過ぎ、コバルト色の空に我を通すように盛り々々と立ち上がる入道雲。
そして、雨に濡れ純青の豊かな花弁を見せていた紫陽花も、今では瑞々しさを失い薄青で玄関先の老生を見送る。
今日は医療法人「緑寿館」で、ボランティア慰労演技の一人として“ひょっとこ踊り”の列に加わる。
習い始めてほぼ1年、踊りは今一であるが色んなお呼ばれに加わり、恥じらいも無く“テンテコテン/テンテコテン/テンテコテンテコテンテコテン”。

“博多どんたく”に加わって以来、またお呼ばれの回数が増えるにつれ先生も基本に戻るべく足の運び、手、首の動き等を厳しく繰り返し指導する日々である。





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f0201348_1016465.jpg 1年とは言え、一度身に着いた動きを修正するのは中々難しい。スポーツや芸術等全てに於いて基本が非常に大切であることは論を待つまでも無いが、田楽や祭礼の道化師的存在と知れば、私は観る方々を喜ばせるスタンスで個性を大事にしたいと思っている。72歳(!)の初心者にして生意気であるが、主張したい動作を織り交ぜながら黙然と練習の列に従っている。

 踊り、歌謡、どじょうすくい、三味線とお謡い、そして最後に一番人気(?)の“ひょっとこ”である。


f0201348_10171634.jpg 私にとって、今日一番の収穫はお面越しに見る“おじいちゃん”と“おばあちゃん” の破顔と歓声である。(と言っても私と同年代から10数歳超の方々であろう)
それにもまして嬉しかったことは、踊っている時にあるおばあちゃんから握手を求められたことである。

一つ気付いたことである。それはおじいちゃん達の無表情さに比べ、おばあちゃん達の屈託のない喜びを表現できる落差である。性差なのか過去の生き様を引きずっているのか分からない。




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 焼酎のお湯割りに羅臼コンブを入れ、老生には歯応えの厳しいスルメを摘みに3杯目、4杯目で今日の反省をし、池波正太郎の大成を読み漁って以来、時代物のTVに嵌っている単純な私らしく、取り溜めのビデオを観ながら支離滅裂なブログに万歳。
 明後日、23日は2行政区での夏祭りで“テンテコテン/テンテコテン/テンテコテンテコテンテコテン”。




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# by 1944tourist2004jp | 2016-07-22 09:56 | その他 | Comments(2)

如意輪寺「風鈴まつり」

f0201348_1093950.jpg ある新聞の「編集手帳」に、1ヶ月ほど前に載っていた西洋の言葉「人は人生の前半で金と権力を得るために時間を使い、後半では金と権力を使って時間を得ようとする」、そしてつい先だって亡くなられた永六輔さんの言葉「生きていることは/誰かに借りをつくること、生きていくということは/その借りを返していくこと」。
 取った駒を盤上から消し去るチェスと、取った駒を味方にして使える将棋の違いのように、発想の原点は牧畜文明と稲作文明にあるのではないだろうか。

f0201348_10101896.jpg 色んな意味で印象深く、そして示唆に富んだ言葉を忘れないようにブログに書き残しておきたい。






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 純和風の言葉は色紙を頼まれた彼が書き残したものらしい。子供にも理解できる平明な言葉で万人の心に光明を灯した数多くの歌のように、余命の小さな幸せを綿で包んでくれるような語り言葉である。
集落意識が希薄化する中で、私もその一人であるが我儘な高齢者に是非聞いて欲しい言葉でもある。




f0201348_10122488.jpg 本題に移ろう。7月17日、清影寺「如意輪寺」通称“かえる寺”で“風鈴まつり”があった。
 ”熊本地震復興イベント”と名を打って、法話に始まって、護摩厳修、南インド古典舞踊、フラダンス、ピアノとフルートの演奏、そしてバナナの叩き売り・南京玉簾・ひょっとこ踊り(私にとって釘づけの15分間)・白鷺会太鼓奉納と非常に内容豊富な祭であった。




f0201348_10124914.jpg 立ち直りの一助となって欲しい義捐金が熊本に送られることだろう。

事前の準備と終日のお心遣い、「如意輪寺」さん、そして協働する町の皆さん方本当にお疲れ様でした。


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# by 1944tourist2004jp | 2016-07-18 10:20 | 雑感 | Comments(1)

「雨上がりに・・・」

f0201348_1835142.jpg 「良く降りますね!」と、水の溜まった畑で一時の蒼空を仰ぎながら挨拶を交わす菜園仲間。
キューリ、ピーマン(カラー、少し甘みのある”こども”等3種類)、そしてナスとミニトマト。キューリは既に終期に近付き葉は枯れつつ、ひねたものが多くなる。この後はネットに隙間なく繁茂するゴーヤが少しずつ実を付け収穫も直ぐそこにある。

f0201348_17471923.jpg 昨年に続いて苦みの少ないゴーヤと非常に食べやすくジュースに適しているアップルゴーヤ(丸くてパール色)など3種類を這わせている。
 

f0201348_15431693.jpg アップルゴーヤは昨年の実から取った種を我が家で発芽させた苗で、昨年の豊作に比し如何ほど収穫できるか疑問である。
朝のジュースは豆乳にバナナとリンゴ、それにこどもピーマンを入れてミキサーにかけているが、間もなくすると苦みの少ないアップルゴーヤも入るだろう。




 



     (昨年の写真)
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 そして、草刈りも追いつかず世話の行き届かない夏野菜、せめて害虫退治と6本のナスの葉を裏返す。




f0201348_20475628.jpg 猫の額の様な庭に、素人のカメラワークには難しい美しいトンボと、ここ2・3日で脱皮して飛び立つだろうセミをSDが見つけ撮ってみた。

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f0201348_10464283.jpg 発見して次の日に羽化。驚いたことに、子供の頃に一番人気の”クマゼミ”であった。
 ネットで調べると、「成虫になるまでの過程として、卵から孵化まで2ヶ月~1年、幼虫期の2~5年を土の中で過ごし、成虫として繁殖の為に生きている時間は1ヶ月ほどらしい。無駄に長生きする理由などないわけで、数ヶ月に渡り命を削りながら鳴く必要はありません。人間も同じようなもので、無駄に長生きする必要はあるのかと疑問に感じます」とあった。

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f0201348_17494243.jpg 汗の序でに、その後水汲みへと車を20分ほど走らせる。
天領水に始まって20数年来、飲食用には地下水を利用しているが、10日ほどで60Lを使い切る。
インスタントコーヒーを好み、出がらしのお茶さえ気にしない私には健康の為であるが、味覚に敏感なSDにとってコーヒーやお茶の味は格別らしい。


 癌の早期発見をお題目のように唱える行政の高齢者健診、高齢になると一部の癌以外の進行は遅く早期発見して貰う必要は無いだろう。また癌化し易くなっている高齢者の体に敢えて放射線を当てる必要もないと感じている。
私は、可能な限り癌化しづらい日常生活(酒と甘い物好き???)をおくり、もし癌が発見されたら、これは避けられぬ老化と先祖から頂いた寿命の結果であり、現在の医学水準で決して手術と抗癌剤による加療はして貰いたくない。また、人工心肺や胃瘻などの延命治療も希望しない。と、SDと確認し合う。


 10日に行われた参議院員選挙の結果について、先行き難しい経済政策や改憲の行程が如何様に遂行されていくのか興味があるので少し触れておきたい。 
保守寄りの私としては、具体的な安全保障・経済政策も無くポピュリズムに唯々諾々として安倍政権の瓦解を狙い、4党合意による選挙で北海道・東北地方他の選挙区で終盤得点を挙げたが、今後の国会論戦で民進党は共産党の政策に引っ張られない保証は全く無い。
 自民を離党した右寄りから左の旧社会党員まで抱合した旧民主党、案の定政策が大幅に揺れる中で失政続き、それに輪をかけて最左翼の共産党まで引き込んで日本を何処に導いて行こうとしているのか。
 鹿児島川内原発稼働派の現職知事を破った停止派の新知事、新聞によると立候補に当たって共産党推薦の立候補者と「停止」の合意により一本化されたとのことである。川内原発の推移が野合の結果を暗示してくれることだろう。
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# by 1944tourist2004jp | 2016-07-12 18:16 | その他 | Comments(2)

「か弱き虫たちの天敵」

f0201348_19125385.jpg 長梅雨に無聊をかこつ日々、本箱から引っ張り出してきた本や、ネット囲碁と麻雀に慰めを求めるが、夏野菜の成長は想像以上に早く三日は待ってくれない。一時の雨上がりを利用してキューリ、トマト、ピーマン、オクラ、ナスの収穫に走る。また、茎の成長に従って支柱に結わえ直さないと吹き曝しの田園では元も子もなくなる。

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 そして、虫退治。
その場凌ぎのぐうたら菜園だからこそ、子孫を残すために一生懸命に結実しているナス。そのふっくらとした大葉に余りにも無残な虫食い、その葉を一枚々々丁寧に裏返しニジュウヤホシテントウやカメムシの成虫や幼虫は下に落とし踏み潰す。また、そして産み付けられた卵は葉で潰していく。見つけることの全てにおいて名人級のSDの集中力は凄まじく、私の数倍は虫を踏みつけている。(決して鬼の形相で踏みつけているわけでは無い)

f0201348_19563423.jpg 自宅にも、ヒョウタン(ひょっとこ踊りの腰の飾り用として)、ヘチマ、ゴーヤ、ナタマメを数本ずつプランターに植えつけネットに這わせているが、やはり柔らかく美味しそうなヘチマの葉に被害が集中している。
シャクトリ虫(九重山群のミヤマキリシマを食い荒らしている)のような姿をした1cm程度の虫が必死に食らいついているが、ここでもSDは根性を如何なく発揮して数多くの虫が命を落としている。お蔭で、窓越しに大葉を陽の光に透かし外の景色を見ながらネット囲碁を存分に楽しめる。
 贅沢に慣れた日本人はオーガニック一筋、化学肥料や農薬を目の敵にしているが、地球からこぼれ落ちそうになっている人口増を養っていくには農薬と化学肥料は絶対に欠かせない。農家の皆さん、本当にご苦労様です。


f0201348_19571954.jpg そのような中で受け取った2通の封書、1通は市から健診のお知らせ。そして、もう1通はモニターをしている自衛隊駐屯地からの“真夏の集い”へのご招待である。


f0201348_195758100.jpg B・C型肝炎も無く、陽性だったピロリ菌の除菌もし、世で言う高齢者の仲間入りしてレントゲンによるがん検診でもあるまいと思い、ここ7・8年は町医者の官能検査と血液検査のみとしている。
 私にとって唯一無二の財産である夫婦揃っての無病息災、今年も2人揃って異常値は無く、120歳のご長寿を全うされた泉重千代氏の如く2人揃って日々の晩酌も限度を知らない。

f0201348_1953663.jpg 今一つ、自衛隊の役割として国土防衛、災害派遣、国際平和協力、そして民生協力とあるが、民生協力の一つとして地域との文化交流行事がある。今年は熊本大地震への派遣等もあり、行事が少なからず先送りになっているようだ。今回は観桜会に続いての“夏の集い”である。
自衛隊に対する無理解と偏見が厳しい中、誤解無きよう記して置きたいが、食事代2千円の会費制である。
仄聞するに、昨年は隊員による音楽演奏や山鹿灯籠踊り、そして食事をしながら隊員達との交流があったようだ。詳細についてはいずれブログで更新したい。

(風蘭)

 このブログに対し、2ヶ所ほど異論を挿んだSDには苦笑を隠し聞こえない振りをした。
 
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# by 1944tourist2004jp | 2016-07-09 18:54 | 家庭菜園 | Comments(2)

「コザクラインコと獺祭」

 父の日に、甘党で酒飲みの私に娘達から“ジェラード”と“獺祭”。
長雨に畑に行くことも無く、終日PCで囲碁三昧。持ち時間30分の設定で7局、3勝4敗の成績で点数が若干下がる。


f0201348_1575968.jpg 娘が久し振りに手に乗せた”きみちゃん”を見ながら、「左目が少しおかしくない?」と声を掛けて来る。よく診ると左の眼瞼の毛が抜けているし、瞬膜を頻繁に閉じている。そして、足で掻き毟ったり、ケージの中の鏡に眼を擦り付ける仕草をする。また、首筋に搔痒感があるのか、頻りに止り木に押し付けたりする。
“疥癬”かも知れないと思いつつネットで調べ、その症状を比べると何となく違うような感じもする。
いずれにしても、イベルメクチン製剤(発見者は日本人のノーベル賞博士)やキノリン誘導体の製剤を持っている分けでもないし、仕方なく薄い食塩水で水浴びをさせ、私が処方して貰っていた抗生物質の点眼剤と眼軟膏(畑の草刈り時に、雑草の細い茎が目に刺傷を負った時に貰ったもの)で処置をする。ここ数日は同じ処方を試みることにした。


f0201348_11484343.jpg そして晩酌は“獺祭”、琉球グラスに軽く注ぎ二人で乾杯。
 野茂が、そしてイチローがMLBとの懸け橋になったように、日本酒の世界では山口県の“獺祭”が欧米への走りとなっていたことは既知のこと、いずれ飲む機会もあるだろうと思っていたが、予期せぬプレゼントに酒肴は極力質素に今年漬け込んだラッキョウを二つ三つ。
北陸のお酒のように喉越しよくスーッと流れるように通りすぎるというよりは、一種独特のコクが口内を刺激し、度数16がそれに相乗し、コクの余韻が気持ちよく留まるのが良い。味わい深い久し振りの冷酒がSDの頬に紅をさす。

 翌朝、階段を下る私の足音を聞きつけ“チィーチィー”と元気な呼び声。
数日振りの青空に2回目の塩水沐浴、そして風通しの良いキウイの大葉の下でケージの消毒も兼ね、10分程度の日光浴をさせる。油断も隙もない家猫に備えて、私も付添いの日光浴。梅雨の最中とはいえ、南国の陽射しは強く老生には若干応える。


f0201348_115047100.jpg 今日、今シーズン二度目のツバメの子育てが始まるかも知れない・・・・・引き込み線に番が並んでいる。

処置後3日目、すっかり元気を取り戻し眼瞼も快癒している。そして、掻痒感もほとんど消失しているようだ。


                                  私達の菜園はこの田園風景を見渡す。
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# by 1944tourist2004jp | 2016-06-26 14:32 | その他 | Comments(2)

「ツバメのその後(2)」

f0201348_11483310.jpg 昨日、午後からプランターの土替えを手伝って、汚れたまま野良仕事に出かける。
ムクドリの犠牲になった孵化寸前の雛鳥を見て以来、習慣になっていたツバメの巣を見上げると、可愛い幼鳥の顔が三つ並んでいる。

 トマトの畝のネットは、カスミ網(今は販売禁止)に近い防鳥ネットを利用していたが、花が落ちたり茎が絡まったりと難儀していたので、今までキューリやゴーヤ、或いはキヌサヤ等のネットにしていたものを利用してはと思い、野晒しに放置していた支柱付のネットを片付ける。ぐうたら菜園らしく、未だ十分に使用可能なネットが10セット程残っていた。
 吹き曝しの田園で如何に張るか。キューリやゴーヤ等の蔓物は毎年倒されるので、二畝に跨って三角形に組んでいるが、トマトは一畝(ab100cm)に7・80cm間隔で支柱を立てている。
風に強く、またトマトに影響が無いように張る良い案も浮かばず、いつもの習慣で翌日に延ばすことにする。

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f0201348_11484872.jpg 帰宅直後、よく目の届くSDが真っ先に玄関先の奇妙な散らかりに気付く。よく見ると巣の欠片が点々として、見上げても出かける前に見た幼鳥の並んだ顔がない。
「巣立ったか!」と思い我が家への引込線を見ると、燕尾の短い3羽のツバメが留まっている。その後、老生の二人に挨拶をしてくれるような後ろ姿を見せながら仲良く飛び去ってしまった。

 今朝、寝起きに2階から覗くと、少し壊れた巣は空っぽ。
一抹の寂しさを感じながら、玄関先の糞に汚れた新聞紙を片付け水で流す。

 ネット情報によると、2週間ほどで孵化し3週間の育成で巣立ちするとのこと、今シーズンも2度目の巣作りに一縷の望みを託し楽しみたい。

 イチローがピート・ローズの安打世界記録4256本を抜いて4257本を記録した。MLBだけの記録ではないので比較や評価は口さがない評論家等に任せて、先ずはおめでとうございます。
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# by 1944tourist2004jp | 2016-06-16 11:57 | その他 | Comments(2)