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「石鏃」

f0201348_1743675.jpg 午後から雨の予報。ジャガイモの畝づくりも急がなくてはと西に目を遣ると、予報通りに雲は低く一面に垂れこめている。
朝のTVに目配りしながら、いつもより段取りよく朝食、後片付け、洗濯と手分けして、家を出ようとすると地区の民生委員さんが「知っておきたい認知症についてと介護」の回覧文書を持参してくれる。有難いことに私達には切羽詰まった問題ではない。


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 昨年は2月23日に植え付けをしたジャガイモであるが、今年は若干遅れ気味。ブロッコリー、ダイコン、ニンジン、コマツナ等を細々と収穫しながら、先週初めから畝起こしにやっと腰を挙げている。
休耕田を借りての野菜作りであるが、土地柄石ころに混じって土器の破片らしきものはちょくちょく見かける。従前は手に取って縄文や弥生に思いを馳せることも無く、菜園にとって邪魔な石ころ同様畔間に山積みしていたが、今この時に黒曜石の“矢じり”を見つける。偶然の発見に石鏃が何かを語ってくれているようで、SDに手渡すと「そうね、間違いないんじゃない!」との嬉しい返事。

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f0201348_17542783.jpg ボランティア研修の中で、「沖縄の旧石器人と人類の起源」に続き、「東アジアと列島西端の旧石器文化」を受講するに至って、老耄の人生で古代文化等に無知愚昧な私であるが、無意識のうち興味をそそられているようで何ともくすぐったい。
 旧石器人や縄文人の起源、そして古代文明の伝播について、黒曜石の主たる原産地の腰岳(佐賀県)遺跡や、北部九州に広がる消費地遺跡、また縄文土器に混入していた種子や昆虫、或いは旧石器人の化石骨から取り出されたミトコンドリアDNAを通して新人類の移動までと、無限の夢が馳せる。
科学技術の進歩によって多方面から解き明かされつつある古代と、飛躍して宇宙誕生に迫る望遠鏡の進歩には言い知れぬ共通点を感じる。
 新聞情報であるが、ガリレオに始まる光学望遠鏡、ハワイの“すばる望遠鏡”による可視光と赤外線、野辺山宇宙電波観測所の電波、そして今回の天文衛星「ひとみ」によるX線で覘く宇宙。
つい最近発見された重力波の確証と再発見のために、飛騨市の“かぐら”と組んで、びっくりポンの嬉しいニュースが近い将来飛び込んでくるかも知れない。


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by 1944tourist2004jp | 2016-02-22 17:57 | 雑感 | Comments(0)

「クンシランが凍傷に」

 鳥類は生まれて(孵化)きた時に、最初に見た動物を親と認識するらしい。鳥類店で売るほどの雛として対面したにも拘らず、私達を親と思っていて二人がいなくなると、外まで聞こえる甲高い鳴き声を連発する“コザクラインコ”。
失敗に懲りて部屋で放して、朝食前に外で掃除することにしているが、今朝は僅か数分の作業で指先が痛くなるほどの冷たさを感じた。温度計を外に出すと2℃を切って、暗雲から今にも雪が落ちてきそうな気配である。と、言った傍から降りだし、あっという間に近隣の屋根が白くなる。
先ず、脳裏を翳めたのは「初午奉納の“ひょっとこ”が昨日で助かった」との思いである。しかし、1時間もしないうちに雨どいに音がしだす南国の地。

f0201348_14441290.jpg 1月末の寒気団襲来時に起きた我が家の”ぼけ”を認めておかなければならない。
「可哀そうなことした!」と嘆くこと頻り。花については、こよなく愛し、労を労とも思わず世話をして、常に用意周到なSDであるが、水道管凍結等の準備でど忘れしてしまったのか、はたまた加齢のなせるところなのか分からないが、屋内に入れ忘れた5鉢を無残にも寒冷と雪で凍傷にしてしまったのである。無事にしているのは玄関に入れていた2鉢。

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 末娘も帰って来た時に「随分可哀そうなことしたね!」と言うほどに、肉厚の葉は完全に萎れている。
私も写真を撮ってみてその”惨さ”を改めて感じたのであるが、「枯れてはいないので持ち直すだろう・・・」と慰めにもならない言葉を呟きながらPCの前に居場所を求める。一方、その惨劇(?)を凝視しながら,SDまで萎れきっている。

f0201348_1571822.jpg 「生物は本当に豊かで面白い!」と言ったらSD怒られそうであるが、寒冷や雪に負けず青々としている冬野菜を見るにつけ、その違いは何処にあるのだろうかと不思議でならない。
紅葉の機序はネットで分かったが、細胞膜の構造や細胞内液の氷点の違いなど、専門家に聞いてみたいものである。

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 「夏場の雑草は冬を越して、己の季節になると刈れども刈れども繁茂して私を困惑のどん底に落とし入れる」と言うことは、クンシランも根は生きていていずれ綺麗な花を咲かせてくれる筈である。が、私に確信はない。






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         (平成27年4月28日)
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 ハンドルネーム“甘党&酔漢”が注目した新聞の記事。
その1は高梨沙羅のWCでの快挙である。今シーズン11戦10勝で2位が一回、現在9連勝中で日本時間深夜の大会に10連勝がかかる。第4戦の札幌大会からTV観戦しているが、別格の強さに毎回日の丸と君が代。他国の代表達も飽きる以前に、その強さに完全脱帽し尊敬の眼差しや態度が見える。
大倉山シャンツェの上に立った時の恐怖以外知らないジャンプの世界で、技術的なことは全く分からないが、飛び出しのタイミングと直ぐの前傾と飛行中のぶれない姿勢が自然条件を消化し距離を伸ばしている要因だろう。余りの痛快さに、飽きることなく炬燵に入って二人で喜ぶ女子ジャンプWC観戦である。
 今一つは、国が定める「アルコール健康障害対策推進基本計画」に基づき、各都道府県に専門医療機関や相談所を精神福祉センターや保健所を設けると言うものである。日本は本当に「至れり尽くせり」の国である。
自己責任で飲んでいる酒に国が関与する必要も無いと思う。シートベルトと全く同じ発想である。人生を大切にする常識的精神があれば済む話である。
表向きは飲み過ぎによる高血圧、糖尿病、がん、また依存症のリスクを啓発したいとのことらしいが、酒気帯び運転などで他人に多大な迷惑を掛けたり、DVで家族に困らせたり等の事件に結びつく問題は既存の窓口で処理できるのではないだろうか。と、解釈しているが、多様な意見があるのも理解できる。
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by 1944tourist2004jp | 2016-02-07 15:05 | 趣味 | Comments(2)

「ひょっとこ」

 「雪山逍遥」の2でも少し触れたが、今日2月6日の“初午祭”での“ひょっとこ”。
とある“稲荷神社”の奉納で、私が習っている愛好会にも依頼があり、その末席に侍ることになった。

f0201348_1515843.jpg 当日は、4月から始まるボランティア研修の初日と重なり、前日に研修先の歴史資料館に相談し、“機能と組織”については受講し、館内の研究、資料、展示室等の紹介は日を改めてさせて頂くことで納得して貰った。
そして、今日は正午の踊りに間に合うようSDに現地まで送って貰う。




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 11時過ぎ到着した時には、他のメンバーの皆さん方は勢揃いし、隣町の愛好会と冷気の漂うテント内で着替えが済んでいた。
今日の“初午奉納”の“ひょっとこ”踊りは、近隣の6愛好会(総勢89名)が参加する中、私達のグループは最大の22名となっていた。

f0201348_12405483.jpg 私は、地下足袋にパンツの上から褌を締め、薄地のひょっとこの衣装に借りた瓢箪を帯に落として震えながら順番を待つ。
 雪予報の天気に陽は閉ざされ、もろに風を受ける地点で、どん尻の出発となり皆さん方10分程度の待ち時間に一段と身が縮こまる。


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 “てんてこてん てんてこてん てんてこ てんてこ てんてこてん”のリズムに乗ってひょっとこの行列が動き出す。私はリズムを口遊みながら寒さを忘れ、観客に楽しんでもらえるよう、新米なりに大袈裟な身振りを前面に踊りを進める。

f0201348_15282897.jpg 沿道にカメラを構えるSDの姿をお面越しに見つけると、SDは私を視認できず「誰が誰か分からないと・・・!」といつもの声を張り上げた。私が顔をつき出し手振りを一段と派手にすると、お面とその毛深さをやっと認めカメラを向ける。

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 初踊りにもかかわらず冷静に踊りの波に乗れ、お客さんの笑い声や評価、子供達の「可愛いお面やね!」との声が聞こえてくる。
その度に観客に少し近づきサービス豊かに腰振りをすると、体が基礎を完全にマスターしていないせいでリズムが狂い、数歩歩くことがあった。
ともあれ、お面については子供達が怖がらず、また一番滑稽なお面を選んで大正解であった。
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 社殿の下を50mほど”てんてこてん てんてこてん”、そして本殿への坂道は狭く観客もいないので歩き、再び拝殿前を20mほど”てんてこ てんてこ てんてこてん”。
寒空の下、待ち時間も合わせ約の30分、私自身も”ひょっとこ踊り”を大いに堪能する。
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by 1944tourist2004jp | 2016-02-06 15:34 | 趣味 | Comments(0)