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「汚い空」

 「梅雨を前にしてジャガイモの収穫を急がねば・・・」と、田植えの準備が急ピッチの田園に麦わら帽子に異様なマスク姿、抜糸前の左手にビニール手袋を2枚重ね、その上から軍手をしてスコップを握る。SDは「今年は芽かきをしなかったけど、まーまーのできじゃない!」と、満足そうに次々と袋へ入れていく。

f0201348_13564754.jpg 初めて栽培したフランス原産の”シンシア”は皮が透けるように薄く、名に違わぬ美形の芋がごろごろと飛び出してきた。
因みに1kgの種芋で収穫は6.5kg、種芋を2個に切り分けて植え付けているので決して大収穫ではないだろう。
茎は太くまだ葉の青いアンデス、メークィーン、キタアカリは流石に小粒で、雨の1週間は致し方ないとして食べる分だけ掘り起こす。

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 序ながら、オクラやゴーヤの葉の裏に集っていたアブラムシは牛乳をたっぷりと塗り付けていたのが良かったのか、卵の死がいが黒点のように一面にくっ付き、新しい卵は産み付けられていなかった。キトサンや木酢と焼酎等色々試したが牛乳が一番効き目があったようだ。


f0201348_13581611.jpg サトイモは種芋を植え付けた上にマルチを張っていたが、ここ数日の暖かさで3個ほどマルチを突き破り芽を出し、残りの7個は破りきれずマルチをもっこりと持ち上げている。

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いつだったか、”カイワレダイコン”の発芽の力をTV番組で見たが、萌芽は想像を遥かに超えた力強さがあるようだ。若芽の茎は見た目に瑞々しくポキッと折れそうであるが、水を蓄えた細胞膜の強靭さには驚かされる。サトイモの新芽を見る限り覆土を持ち上げる力は強いが、横の力には如何にも弱そうである。しかし、ぽっきりと折れても決してへこたれない生命力がある。
花や野菜に疎い私にとって、家庭菜園は小学生の理科の観察しているようなものだ。



f0201348_14145756.jpg『かすみか雲か』

 かすみか雲か ほのぼのと
野山をそめる その花ざかり
桜よ桜 春の花

                      のどかな風に さそわれて
                     小鳥もうたう その花かげに
                      いこえばうれし 若草も

                                           親しき友と 来てみれば
                                          ひときは楽し その花ざかり
                                          桜よ桜 春の花

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 この唱歌は、小鳥をテーマとしたドイツ民謡『春の訪れ』に、桜の季節の歌詞をつけたものらしい。


 この2世紀、欧州を先頭とする科学技術文明の発達によって、人類は限りなく恩沢を受け人口爆発をしているが、その間どれほどの生物が絶滅に追い込まれ、毎年どれほどの生物がレッドリストに追加されていることか。生物の危機イコール人類の危機、そして地球の危機であるにも拘らず科学技術万能主義とグロ-バルな経済戦争にブレーキはかからない。

f0201348_13595997.jpg ここ10日ほどの・・・空の汚いこと・・・、うんざりする。晴天の積りで深山に入っても不織布に覆われたような遠望。季節柄の霞なら息苦しさを感じることは決してないが、深呼吸も憚れるほどに空気が薄汚れている。日本の基準値を大幅に超えるPM2.5と黄砂の入り混じった空なのだろう。

f0201348_1402328.jpg 前段で書いたことに若干の矛盾を感じながら、
CO2排出量の問題もあるが、天然ガスの高騰による国富の海外流出と、電力料金の値上げで将来予想される日本経済の低迷と失業率のアップを考えると、私は世界で一番信頼性の高い日本の原子力発電の再開に、安定的でかつ廉価な電力供給の観点からも残念ながら賛成せざるをえない。
 環境問題に敏感な北欧初め世界の趨勢は原子力発電拡大の方向である。そして一方、再生可能エネルギー最先進国のドイツでは高コスト電力の供給に限界を感じ始めている。

 話は逸れるが、中国の大気汚染の元凶の一つである石炭火力発電に代わる原子力発電。
高度技術の脆弱性に加え、情報操作と隠蔽の中で事故が起き、放射能物質が空気中に拡散されたらどうなることか。考えただけでも身の毛のよだつ思いである。
大気汚染を輸出していることに関し、「日本を滅ぼすに武器は要らない」と、ネットをかけ巡った反日国家が賠償してくれる余地など全くない。
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by 1944tourist2004jp | 2013-05-27 14:43 | 雑感 | Comments(2)

「不用意な怪我」

 今日で外科への通院4日目。先生に挨拶して椅子に座ると、「少し待っていて下さい」と診察室を出て行った。そして、私に差し出してくれた1枚の写真は石田芳夫9段との5子の手合い写真、忙しい中に処置を受けながら囲碁談義を数分、ここ数日先生との嬉しい会話である。

f0201348_1130893.jpg 山登りの翌日22日は孫の4ヶ月検診、12日の“御百日祝い”以来となる娘宅でランチでもとSDが準備して、私は朝食後の皿洗いを始める。
洗剤で食器が手から滑り落ちることは偶にあるが、この日はマグカップを食器類の上に落してしまう。一通り眺めて何も割れていないことを確認した積りであったが、ガラスコップにスポンジタワシを突っ込んでグウィーっと力を込めて廻した瞬間痛みが走る。手を確認する前にガラスコップを見ると縁が1cm以上三角に割れており、私の左手の薬指と小指の間から血が噴き出している。

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 深さ1cmほどで掌の方へ3cmほど裂けている。指は動くし動脈を切っている様子もないので、手早く残りの2枚の皿を洗い、右手で食器を流しながら、傷口を勢いよく水道水で洗い流し、SDが持ってきたハンカチで緊縛する。血が滴り落ち、やむなくビニール袋に手を突っ込んで、娘宅へ行く途中高速にのる前に外科医院に寄って行く。


f0201348_11571584.jpg 怪我の原因序でに、職を退いてからは「TVの前で “濡れ落ち葉”然としていたら追い出されますよ!」と、笑いながら可能な範囲で家事の分担をしていることを話すと、後ろに控えていた看護婦さんが思わず失笑して後ろを向く。
と、言っても男にしかできないことは別にして、食事の後片付けだったり洗濯物を干したりと、ほんの些事に属することしかやっていない。

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 3針ほど縫うだろうと思っていたが、深い傷にガラス片が入っていないことを確認した後に局所麻酔して倍の6針となってしまった。
失礼ながら余り風采の上がらない60歳前後の医者と、老化による脳の劣化と集中力の低下から秩序なく趣味の話へと敷衍し、行きついた先が趣味の囲碁となった。「勝負師は親の死に目に会えぬ」通り、話が佳境に入り彼が地域医師会の最強であること、また羨ましいことに一流棋士の石田芳夫9段や故加藤正雄9段と5子で打ったこと等を話してくれた。
それ以降は多忙な診療の中で処置後に数分間であるが、囲碁の話は勿論の事、多岐に渡るお話をするようになった。



f0201348_11344759.jpg 今日は胃腸関係も診ているとのことで、かねがね気になっていたヘリコバクターピロリ診断のための採血をして貰う。除菌の保健対応は、当初胃潰瘍や十二指腸潰瘍を罹患した人に限られていたらしいが、現在は胃癌の費用対効果の観点から、ピロリ菌陽性と胃カメラ検査を条件として保健対応が可能となっているらしい。5日後に定量的判定が出て来るとのことであった。




 私より一巡り年長の三浦雄一郎氏の三度目のエベレスト登頂、しかも世界最高齢での登頂おめでとうございます。
このような冒険に接する度に思い出すのが世界も認めた冒険家植村直己さんである。彼は世界初の五大陸最高峰単独登頂者であり、国民栄誉賞に輝き、冬のマッキンレーに単独登頂後に下山道の何処かで今なお眠っている。
 私は、三浦さんのような大それた冒険には到底及ばないとしても、12年後に夢や感動を求めているのかさえ疑問である。
私が傘寿を迎えているかどうか、寿命があったとして認知症や病弱な人生を送っていないどうか、その上で夢や意欲を持ち続けているかである。
三日坊主で意志薄弱の小人に必要なことは、我欲を捨て克己の精神に立ち戻るしかない。課題の一つは先ず酒量を減らし、休肝日を確実に守ることであり、二つ目は甘い物に誘惑されないことである。
 冒険のジャンルや難度は個人の能力や資力によるが、尊く幸せなことは、細やかでも己の夢に意欲を持ち続け成就することである。あーあ・・・!




 偶然とは粋なものである。子供に何気なしにメイルをしようと思っていると先方から「何もないけど」と言って電話がかかってきたり、打ち合わせたわけでも無いのに、一期一会と言って別れた山友さんと別々の山で3回連続で再会したとか、理屈では到底説明ができない。
 蒸し蒸しする今日、梅雨を前に納戸の整理に汗を流していると、「近くまで来たので」と高校時代の友達が訪ね来たかと思うと、午後からの郵便で高校と大学の同窓会案内の手紙が舞い込んできた。何と言うことか・・・!




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by 1944tourist2004jp | 2013-05-25 12:14 | その他 | Comments(4)

「黎明の山登り」(3)

f0201348_21245530.jpg 「ご来光を・・・」と、ヘッドランプをザックに仕舞い込んで、拝めることに寸分の疑念も無く石室を出ると4時50分、強風と肌にべとつく汗に萎縮しながら、一呼吸して眼前の中岳を仰ぎ見て歩を進める。体熱を補うかのように運ぶ足のスピードが生理的に上がって行く。

f0201348_21292560.jpg 四方の山並みはその稜線を硬筆でくっきりと描き出しているが、山群以外の遠望は全く無く、黎明の空はまだ薄暗く雲に覆われ、日の出間近の東雲は彩雲のように棚引いている。

f0201348_21295642.jpg 烈風に岩をよじ登り山頂に立つと、風は身体を舐めつくすように増幅していく。山群の写真を一通り撮り終え岩陰に腰を落し“ご来光”の時を待つ。
時間通り陽は上がっているのだろうが、放射状に光を放つ陽光は雲に遮られ日脚さえ伸ばすことも無い。
震えながら期待の時が10分ほど過ぎる。神々しい太陽を見ることはなかった、残念至極である!。

f0201348_21314239.jpg 目深にかぶった帽子が飛ばされないよう左手で抑え、後ろ髪を引かれるように何度も振り返りながら岩場を下って行き、黎明に沈潜する山群に目を配る。天狗ヶ城や御池越しの星生崎や硫黄山の荒々しい息遣いに比べ、山群には場違いのようなゆったり休む稲星山に何となく私の感性は親しみを覚える。

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f0201348_2139248.jpgそして、正面から見ると猛々しく三角錐の久住山も、東に向ける容姿はなだらかな稜線で何の変哲もないから嬉しくなる。とにかく山群の山々はそれぞれに違った趣があり何回登ってもその甲斐がある。



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f0201348_21433578.jpg カラ池の縁を久住山へ向かい、標識が2本立つ顎のような所に来ても名残惜しく中岳を振り返る。と、朧な太陽が突兀として影絵のような稜線を山頂へと滑り上がって行きそうな気配である。
神は寂寞とした黎明の山群に一人悄然と佇む私に”ダイヤモンド富士”もどき、中岳と朝日のコラボを魅せ、所期の目的である、耳障りの悪い二重奏の“滓”を洗い流してくれた。

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f0201348_21481755.jpg 滓が流れ軽快な足取りで往復30分の予定で斜面を久住山頂へと向かう。
6時10分、山頂から人気のない写真をSDへメイルし、直ぐに牧ノ戸峠へと一直線。


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星生崎直下のゴロ石を登っていると今日初めての出会いが待っていた。


f0201348_21551187.jpg 6時35分、大分からの主婦であった。山登りを初めて1年、「年老いたお母さんがいるので近場の山ばかりです」と残念そうに自己紹介して頂いた。そして、今日の私の山行を紹介すると手を叩いて喜んでくれた。優しそうな眼差しの彼女と5分ほど立ち話をして別れる。






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f0201348_21581022.jpg 間もなく愛知県からのご夫婦がやって来て、同年代の気安さから小時間の立ち話したあと、次に男性1人、そして女性1人、その後はまた遠来のご夫婦。
茨城からのお二人は、屋久島、霧島と回って九重山群を堪能し、地場の温泉で疲れを癒して帰省すると言う。
1週間に10日降ると言う屋久島では「雨で山登りは大変だったけど、シャクナゲは本当に綺麗でした」と喜んでいた。
 ミヤマキリシマの開花状況を見に来た熊本の男性、“イワカガミ”の写真を撮りに来た福岡の男性など、数人の出会いに喜びながら予定通り8時丁度に登山口に到着する。
 24時間以上睡眠をとっていないので居眠り運転に注意しなければならない。 




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by 1944tourist2004jp | 2013-05-22 21:58 | 山登り | Comments(2)

「黎明の山登り」(2)

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 熱々のコーヒーにクリームパン1個の軽食をとり、車の14℃表示に上だけレインウェアーを着て車外に出る。足元は全く見えない。ヘッドランプを頼りに石段を上がり登山届出ボックスの前に立つ。午前2時15分出発、中岳から久住山を周って午前8時登山口着と記す。

(花や明るい景色は下山時の写真)
f0201348_1842728.jpg 沓掛山への急坂に、先ずは歩幅を狭くゆっくりと簡易舗装から木段の山路へと足を運んでいく。 
期待していた満天の星は無く、闇の中は朧気に浮かぶ黒岩山から泉水山への稜線と長者原のホテル群の明かりだけである。
そして、聞こえてくるのは灌木を吹き抜ける風音、レインウェアーの衣擦れの音、そして登山靴の重々しい音のみである。カメラを構えることも無く、唯々足元を照らすヘッドランプに促され足の運びはテンポが速くなる。

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 幾度となく通った尾根伝いの道を間違えることはないだろうと、ランプは電池の消耗を考え足元のみとする。天気予報通りなら、5時14分の日の出に中岳の山頂でご来光を拝めるはずである。
今、ブログを書いている最中に、これ以外に何を考えていたのか全く思い出せない。


 f0201348_18454542.jpg 扇ヶ鼻の分岐点を過ぎ、ゴロ石を真ん中に積んだ2車線のような広い登山道に、足元だけを見ながら北側のロープ沿いに歩いて行くと、陰翳の中に見たような山容がある。眼前は明らかに星生山の山稜が浮かび、真正面に見えるはずの三角錐の九重山が右手にある。登りに就く前に気付き踏み跡を確かめながら西千里浜沿いの道に戻る。数分のロスである。分岐の標識には反射テープが貼ってあり私のランプに輝くように照らし出されるが、藪の山路は踏み跡と微かに浮かぶ山容が頼りである。


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f0201348_18465940.jpg 星生崎直下の岩場の上まで来ると、久住分かれ避難小屋のある窪地は漆黒の闇に包まれ、南北に吹き抜ける強風が汗ばんだ身体から体温を奪って行く。
3時35分、案内標示の杭が黎明登山の1枚目である。





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 中岳への道に就くが、途中からまたも道を間違え九重方面へと斜面を上がって行く。ここでも山容が教えてくれ、三角形の2辺の数分のロスで済んだ。電池をケチるのを止め、ここからはずっと上げっぱなして足場の悪い山路を御池へと登って行く。

f0201348_18514158.jpg 予定より30分早い4時ジャストに石室の中を照らすと人気は全く無い。「今日はご来光登山の方は居ないのか」と、神妙に神棚に手を合わせ登山の無事を祈る。ここでも熱いコーヒーとクリームパンでエネルギーの補給をする。
 携帯の目覚ましを4時45分に合わせ仮眠に就こうとするが、汗ばんだ身体の冷えと、御池を中心にした盆地のような地勢を断続的に吹き抜ける風音は台風並みで、まんじりともせず両腕を組んで仰臥の姿勢で40分間を過ごす。
4時半には空が白み始め、出入り口から差し込む明かりはご来光が近いことを暗示する。




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by 1944tourist2004jp | 2013-05-21 19:34 | 山登り | Comments(2)

「黎明の山登り」(1)

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 人の気配が全く無い闇の中に目を凝らすと、午前2時前の広い牧ノ戸峠駐車場には幽かに5台、それも点々と駐車している。既に登山口を後にした人がいるかも知れないし、車中泊の人が居るかも知れない、或いは売店の従業員の車かも知れないと勝手な詮索をしながら、登山の準備に取り掛かる。

f0201348_16465528.jpg 風邪と鼻炎の二重奏で攻められた1週間。その心身の滓をどうしても陽光に洗い流してもらいたく黎明の山登りとなる。
しかし、ぐずつく天気と晴れの予報にも拘らず大気汚染により汚い空の日が続き、21日の今日までずれ込んでしまった。




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 昨日、今日の山登りの為に2日分の仕事を携え畑へ行くと、昨年始めたお隣さんが路地栽培したイチゴをお裾分けにと持って来てくれる。
円やかな笑顔の彼は、私達の倍程度の畑を一人で管理している。立派な管理小屋とその屋根からパイプを引いた水槽を造り、枯草等の堆肥化にも取り組んでいる。そして、今年からは苗作りまでしているから凄い。前回のブログで紹介した玉レタスの写真は彼から貰った苗を定植したものであるが、お店に出せるほどに見事に育っている。今では私達に5馬身ほど先行し、熱意と細やかな世話を見ていると離されるばかりである。


f0201348_16503268.jpg その彼が「肋骨が少し痛いが、明日は糸島側から雷山に上がって井原山へと縦走して瑞巌寺に下りてきます」と、久し振りの登山に満面の笑顔である。
「私も明日はリベンジの黎明登山をしたいと思っているんですよ・・・」と話を合わせたかったが、最終の天気予報が気になって口籠る。


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ウォーキングの後に寄った彼を見送り、私達は1時間ほどかけ、晩期に入ったスナックエンドウとキヌサヤの収穫、ミニトマトの仕立てし直し、そして筆に牛乳を浸してのアブラムシの駆除等をして帰る。


f0201348_171448.jpg 早目の夕食を取って、5時間ほど寝たあと零時に出発とするが、いつでもどこでも寝れる特技は持ち合わせておらず、いつしかTVの前に横になり仮眠もせず零時ジャストにエンジンキーを差し込む。
 殆どの信号が点滅する時間帯、高速に乗る必要もないだろうと下道の386を軽快に走って行く。
442に入って、黒川温泉郷から瀬の本高原へ抜ける九十九折の道路が無くなり、一直線のバイパスが開通し一段と走り易くなっていた。高速に比べ僅か15分程度余分に時間を要したが、交通量の少ない深夜の快適なロングドライブであった。
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by 1944tourist2004jp | 2013-05-21 17:01 | 山登り | Comments(0)

「平成25年5月の上中旬」

f0201348_20161030.jpg 今日は黎明の山登りでもと深夜2時の出発予定で準備していたが、午前中曇り午後から晴れとの予報で急遽中止する。
 午前中はネットで囲碁三昧、午後からはTVと小時間の読書。そして、陽射しが和らぐ5時には、規制値の上限を遥かに超えるPM2.5の値に躊躇することなく畑へ出かける。夏野菜の苗が水とアブラムシ退治を待っている。

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f0201348_9143213.jpg オクラとゴーヤの葉の裏にびっしり黒い点がついている。日々、色々と試してみるが埒があかない。今日は早稲タマネギの鱗茎を細かく切って根元に撒いてきた。



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 先週の井原山ブログで、コバノミツバツツジがアケボノツツジやミヤマキリシマと比べ、その枝振りに秩序がやや乏しく「奔放な“おてんば娘”のようだ」と、少々揶揄的表現をしたせいか、その返事が翌朝に速達で配達されて来た。
突然の発熱で夕方には何年振りか忘れたが、体温が38℃まで上がっていた。それから6日ほど37度台の熱、風邪と鼻炎を足したような酷い症状に参ってしまう。昨今、メディアに再三取り上げられている“フタトゲチマダニ”のSFTSではない。

f0201348_2026213.jpg 症状から推して明らかに寝冷えによる単純な風邪だが、穿った見方をすればPM2.5による鼻炎も相乗して若干重篤化したのかも知れない。
抗菌剤は別として、私は食欲がなくなるほどの症状でない限り対症療法に類する薬を服用することはない。色んな症状は己の身体が快方へ向かうために一生懸命努力している証と思っている。
しかし、耳元では「もう直70歳ですね!」と、閻魔さまが囁き始めている。病気に対する生半可な知識と鷹揚さが命取りにならないとも限らない。今後は素直な気持ちに戻って、早期発見と早期治療が得策かも知れない。
最近では、我としたことが殊勝にも若干ながら甘いものと晩酌を控えめにしている。


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 このような私であるが、前頭部の痛みから副鼻腔炎を併発しているかも知れないと、6日目で力つき病院を考える。しかし呼吸器内科にするのか耳鼻咽喉科にするのか、浅学ながら持ち合わせの知識と体調を考え耳鼻咽喉科とする。通いつけの鼻炎の医者は、決して上から目線でなく、よく話を聞いてくれ、私の望む処方をしてくれることが選択の一番の要因である。

f0201348_20285962.jpg 10時半前に病院へ行くと、幼児を連れたお母さん、それに私と同じ前期高齢者達で満員に近い。待ち時間を予想して単行本を持って行ったが、案の定私の診察は午前中最後となり、待ち時間2時間弱に診察は10分弱であった。


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百田尚樹さんの“永遠の0”も後半に来て、読むほどに涙が出て待合室でどうしたものかと思っていたが、案ずることはない。耳鼻咽喉科の待合室は涙と鼻汁と咳がつきものである。涙目をそれとなくティッシュで拭いながら読み続けた。家に帰って読了。


PS:翌17日は午後から、ガレージの上に這っているキウイの剪定と授粉作業。家にいると、何やかやとお尻を叩かれ、ぼんやり囲碁を打つ暇もない。
毎年100個前後収穫し、僅かずつ皆さん方にお裾分けして、残りを朝のヨーグルトにトッピングして美味しく頂いている。

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by 1944tourist2004jp | 2013-05-16 20:39 | その他 | Comments(2)

「コバノミツバツツジ」(4)

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 “兵どもの夢の跡”ならぬ、連休登山の行列と犇めき合う山頂を想像しながら歩いて来たが、平日の今日は歳を召した方達に占領され、僅かな若者達は肩身を狭くしている。


f0201348_1275281.jpg 30分ほどの山頂休息後に、縦走分岐点から植樹林の荒んだルートへと下りて行く。
鳥の声も幽かにして山野草の乏しい無機質な山肌を無言のまま立ち止まることも無く、二人とも淡々と下りて行く。交わす言葉は、お互いに“躓かないように!”しかない。

f0201348_1235020.jpg急峻で滝や渓流に育まれた山野草の豊かな福岡県側のルートに比べ、何とも変化に乏しく自然が貧弱で窒息しそうである。(佐賀県の方々には大変申し訳ありません、決して嫌味ではありません)

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f0201348_1242012.jpg 舗装林道を10数分歩いて13時前に路駐の車に到着。1万7千歩と手頃な距離に疲れは殆どないが、登山靴を夏用のスリッパに履き替えた時の開放感と心地良さは、心洗われる群生の山野草の花や、山頂で開く“おにぎり”にも決して劣らない山の魅力である。










f0201348_1243953.jpg 松ちゃん市場に寄り、沿道のヤマフジを楽しみながら下界へと車は下る。


f0201348_825100.jpg”ぼん天棒”さんのブログ見て名前も分かったので載せておこう。

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                                                                                     (そして、可哀そうにも草臥れかけていた”スミレ”)
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by 1944tourist2004jp | 2013-05-09 12:15 | 山登り | Comments(4)

「コバノミツバツツジ」(3)

f0201348_21523331.jpg 苗の水遣りとキヌサヤやスナックエンドウの収穫、ジャガイモの追肥と土寄せ、そしてオクラやナスに付いているアブラムシの退治。昼の日中では老体に鞭打っての消耗戦である。少し大袈裟かな!
僅か40本ほどの苗だが、虫退治は中腰で葉を1枚1枚見ていくので直ぐ腰にはりが来る。腰に持病を持っていないが、普段使わない背筋や中臀筋を使うので参ってしまう。菜園で苦労すればするほど農家の方達には頭が下がる。
 


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f0201348_184515.jpg  雷山へのルートに入ると、淡いピンクや色鮮やかな濃いミツバツツジノのトンネルが時々現れる。
“ぼん天棒”さんの情報通り、若干早目なのかも知れない。葉ザクラならぬ葉ツツジは少なく、開花を待っている赤紫の固い蕾が散見される。私は赤茶けたよれよれの花弁が混じる最盛期より少し早目を良しとしている。

f0201348_18344070.jpg やや高木で余り群生をせず、淡い大振りの花弁を持つ美人のアケボノツツジや、灌木で一面を絨毯の如くピンクで敷き詰めるミヤマキリシマの咲き方は、それぞれに見栄えがある。
しかし、比べてミツバツツジは枝がおてんば娘のように無秩序に上へと延び、1本の木を見てその造作は決して美しいとは言えない。ミツバツツジは緑の山肌に点々とする濃いピンクを遠目に見るのが最高である。これはあくまでも感性に乏しい勝手な意見である。




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f0201348_18393098.jpg 残念ながら下草は登山者の為に綺麗に切り払われているので路傍の山野草の花は少なく、強い陽を浴びて草臥れたように咲く“スミレ”しか拝むことができない。
途中、2組のご夫婦に出会うが、中型犬を連れた北九州からのご主人は、74歳にして「一昨年から九州百名山を目指しているですよ、妻はあまり付いて来ないので殆どこの犬と登ってます!」と、人懐こそうな犬を見ながら野太い声で語りかける。
日本中、何処にでも居そうな屈託のない善人の趣がある。


f0201348_1921812.jpgf0201348_18464326.jpg 縦走路のヤマフジは蕾が多く今一の間がある。アップダウンを数回繰り返して雷山山頂へと上がって行くと10数人程度の人達、お昼のお握りを食べている間にも次々と上がってくる。
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 午前中から悪寒を感じていたが、体温計を脇に挿むとまさかの38℃。山明けの疲れでなく、風邪だったとは。
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by 1944tourist2004jp | 2013-05-08 19:01 | 山登り | Comments(2)

「コバノミツバツツジ」(2) 

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f0201348_1339223.jpg  マネーベースを倍にするという大胆な金融政策の“アベノミクス”、国内では円安と株高で景況感が上向き、海外にあってはEUの景気後退もあって中国は二重の影響を受けているし、過剰なウォン安でEU・中国・米国に販路を伸ばしてきた韓国経済もここに来て大きな陰りが見えてきた。


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f0201348_13405218.jpg その2ヶ国は国内事情に行き詰れば、捏造された歴史認識を持って最優先で日本に責任転嫁してくる。米韓会談での韓国大統領の発言を見れば「またか!」との思いである。

                                    (2年前の5月7日)
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 民主党の面々は“アベノミクス”に反論する術もなく、忸怩たる思いで野党共闘を模索しながら参院選を迎えようとしているが、旧社会党と中道の集まりでは日暮れて道遠しである。
 また、何が何でも一言論いたい経済評論家は、民の財産が300兆円以上失われたというデフレを忘れたかの如く現政策の悪い面ばかり宣わっているから一層たちが悪い。
海外から “エコノミックアニマル” と言われて久しいが、安倍総理に矜持ある経済外交をして欲しいと願うばかりである。
ニュースを聞きながらのブログ更新、“コバノミツバツツジ”から横道逸れてしまった。





f0201348_13511583.jpg  ウォーミングアップがてら登山口まで4・5分ほどの距離を歩き、人の気配の無い朽ちた別荘を見ながら簡易舗装を登り植樹林に入って行くと、中年夫婦が下りてくる。全くの軽装で水も持たずに登ったようだ。「満開で本当にきれいでした!」と足早に下りて行く。早朝登山でピストンなら、2時間弱は適度な距離かも知れない。
 耳に心地よく入ってくる遠くの渓流音に、木漏れ日は殆ど無く適度な気温に汗も無い。しかし、35分程度で林道に出ると、初夏にも似た日差で一気に額から汗が噴き出してくる。

f0201348_1352762.jpg 鉄塔を迂回するようにして、セメント丸太で設えた階段から木の根っこの階段を上がって行くと、徐々に“コバノミツバツツジ”が辺縁を枯らした下笹に彩を添えるように咲いている。
花の落ちた三つ葉だけの木、蕾を抱えた木、満開している木と“ぼん天棒”さんのコメント通り見頃である。
 私は遠目にツツジの群生や彩りに感動を覚えるが、木についての詳細は全く知らない。
とにかく植物に関して疎い。時には笑うに笑えないような無知蒙昧な質問したり答えをしたりする。
SDに花や葉の形状を見ながら、時系列で枯れるまでを教えて貰いながら、息を弾ませる余裕も無い。
 登り着くと最初に会いに行くのが“オキナグサ”である。花は落ちているとしても、名前通りに白髪は残っているだろうと思ったが、やはり無理であった。
 速い風にガスが山頂を吹き抜け、思ったほどの眺望は得られないが、20分ほど山頂からの“ミツバツツジ”を楽しみ、雷山方面へと下りて行く。


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by 1944tourist2004jp | 2013-05-08 13:54 | 山登り | Comments(2)

「コバノミツバツツジ」(1)

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 少々疲れが残っている山明けの今朝。皮肉にも近隣の山並は輪郭を青空にすっきりとして、限りなく近くに望める。
10kmほどの距離に肢の筋肉疲労はないが、今年に入って月1のペースに体力が落ちていたのかも知れない。況してや昨年10月に錦秋の山登りに3回行って以来のSDを見れば、何もなかったような素振りで家事をしている。女性の日々の労働は意外とハードなのかも知れない

f0201348_10283739.jpg 連休中は末娘の帰省や孫達のお泊りの狭間で菜園作業にお茶を濁し、山への時間を割くことが出来なかった。
そして、皆がそれぞれに帰って、残された空虚な家と人は早速山登りの準備にかかる。


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f0201348_10405237.jpg 私の山へのモチベーションの一つがブログ掲載であれば、SDは山野草の花を愛でることである。
近傍の山でのお気に入りは、水無鍾乳洞から渓流沿いに群がる花に出会いながら井原山に上がり、雷山ルートに少し下りた所の分岐点からキトク橋コースへ入り、その急坂の手前から東に折れ水無駐車場へと周回するコースである。
しかし、5か月振りの山登りと思い、一番手軽な佐賀県古場岳キャンプ場から入り、見頃となっている“コバノミツバツツジ”を堪能しながらの縦走である。布巻林道に下りてくる周回コースを選ぶ。


f0201348_1033034.jpg 休み明けで路肩駐車の場所に困ることはないだろうと思いながらも、最高気温が25度と予報されていたので、登山口に8時に就くやや早めの山登りとする。
 三瀬峠への道に入ると沿線には”ヤマフジ”が盛りを迎え、川沿いの喬木林の樹冠から紫の花が点々と垂れ下がっている。
そして、駐車場には品揃えの軽トラが留まっている“松ちゃん”市場を過ぎ北山ダム湖を少し回り込んで、10分程度の距離ながら鄙路を古場岳キャンプ場へと上がって行く。別荘地であり山登りの車しかいないから当たり前であるが、離合不能な隘路に一度たりとも下りの車にあったことが無い。
 予定通りぴったりの8時到着。路肩駐車も5台程度でまだまだ余裕がある。しかし、雷山登山口に下りて来るので、やや距離を取って広い路肩に車を留める。




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by 1944tourist2004jp | 2013-05-08 10:20 | 山登り | Comments(0)