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「季節ごとに佳景の雲仙岳」(4)

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f0201348_1012346.jpg  20分ほどの昼食休憩を挿み、小さいアップダウンに曲がりくねった溶岩の山路を経て霧氷沢との分岐点に出る。

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 偶々、上がって来た男性に「如何でしたか?」と声を掛けると、「特に何もありませんよ!」との返事。前回の山行時に霧氷沢の新山直下まで行っているので、今回は遠慮することにしそのまま灌木の繁った普賢岳へのルートを進む。小高い所に秩父宮殿下の登攀記念碑が建っているが、その丘肌の緑に色付く落葉樹も青空に映え中々と美しい。
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 上宮に拝礼して山頂へ上がって行くと人、人、人。四方の眺望をゆっくりと満喫する暇もなく、そそくさと下山する。
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岩肌に滑ることはないがごつごつとして登り辛い登攀路に、観光の延長のような姿で上がってくる若者、それに老人クラブ、ご夫婦と次々にすれ違う。

f0201348_1023983.jpg 紅葉茶屋を過ぎ高木の紅葉路歩いていると、一回り年配風のご夫婦が立ち止まっている。見ると、奥さんの登山靴のソール前半分がペラリと剥げているではないか。枯葉に少し滑り易いかも知れないが少しは益しだろうと、簡易補修の為に常に持ち歩いている布テープを手渡す。
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時々、紅葉にカメラを向けながら、そして他愛無い話をしながら淡々と歩いて行くと、いつしかロープウェイの駅に着く。

f0201348_9471010.jpg 普賢岳や平成新山を背景とする”社”に頭を下げ、観光客の中を車へと向かうと丁度5時間の佳景逍遥であった。


「平成22年11月 紅葉間近の雲仙岳」を見る時はこちら

「平成24年1月 霧氷の雲仙岳」を見る時はこちら

「平成24年5月 緑滴る雲仙岳」を見る時はこちら

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by 1944tourist2004jp | 2012-10-31 10:03 | 山登り | Comments(6)

「季節ごとに佳景の雲仙岳」(3)

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 分岐点からの急坂に就くと、国見岳の西斜面から鬼人谷へと広がる紅葉が眼前に広がる。

f0201348_2220315.jpgその色合いといい、常緑樹とのコントラストといい、また中に点在する白骨樹と化した朽木もあり、願いの叶わなかった姪達に写メを送る。
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 下りる毎に脇に逸れたりとカメラを構える回数が増え遅々として進まない。谷底へと下りて行く男性の影を見つける。

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 鬼人谷ルートへの分岐点手前ではカメラの放列である。私達も一頻り眺めてその列に加わる。設定を変え色んなアングルで20枚程度バシャバシャとシャッターを立て続けに押す。

f0201348_2228953.jpg 緑滴る5月以来の鬼人谷ルートである。湿っぽい山路に裾の汚れも頓着することなく、樹間に見える山肌の燃えるような紅葉や頭上の逆光に透ける黄葉に魅せられ、人の波に乗れずに遅れだす。

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私達にとって、今日の風穴やヤマグルマは主人公に非ず。素晴らしいアングルを逃すまいと目は紅葉に釘づけである。

f0201348_22463027.jpg 新規に開拓されたルートに入る前に、多良山系を一望できる”鳩穴分かれ”に出るが、青空にもかかわらず遠望が利かず、国見岳から流れる尾根と、島原の田園地帯がやっと見えるだけであった。




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 登るにつれ振り返れば必ず追ってきたの多良山系であったが、今日は低い雲に隠され全くない。途中、島原市内の学校なのか役所なのか判らないが、12時の音楽が山あいに響き渡る。
結構長い溶岩岩の階段であるが、休息も取らず”立岩の峰”まで一気へと上り詰める。

f0201348_22481382.jpg 先ずは小高い展望台から眺望を確かめ、新山を背にする広場で昼とする。夫婦連れが多数を占める月曜日、お互いの間隔は精々1mほどで、素通りする人達まで出る混みようであった。

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by 1944tourist2004jp | 2012-10-30 23:00 | 山登り | Comments(0)

「季節ごとに佳景の雲仙岳」(2)

f0201348_14133489.jpg 観光客と登山客が相半ばするこの時間帯、私達の両隣は登山靴を履き替え準備体操に入っている。
9時15分過ぎ少数派の妙見岳登山道へと入っていく。SDを先にゆっくりとしたペースで灌木の中を登って行くと、ロ-プウェイで展望台に上がった人達がスニーカー姿で点々と下りてくる。

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 彼らを避けるようにして、展望が広がり始める顎のような所に来ると、三脚を立てた男性が数人陣取っている。彼らは妙見岳の紅葉の山肌を背景に、上り下りのゴンドラを点景に求めファインダーを覘いている。一方、周回道路には続々と車が入り、駐車場の白線を埋め尽くしていく。
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f0201348_14165017.jpg 妙見神社へと来ると、登山客に混じって観光客の人達がベンチに座ったり、社に拝礼したりと賑わっている。居場所がなく、私達はそのまま普賢岳や平成新山を一望する山頂へと、草叢の隘路に入って行く。

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 崖崩れを下に見ながら鉄柵に囲まれた山頂に来ると、数組のご夫婦が紅葉の山肌を後ろに記念写真に余念がない。私達は数枚の風景写真を撮って妙見神社に取って返し、僅かばかりのお賽銭を上げ山登りの無事を願う。
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 ミヤマキリシマや霧氷の時期には素晴らしいプロムナードと化す国見岳への尾根伝いに、時々樹間に見える紅葉の山肌と新山に足を止める。
4年前に初めて来た時、妙見岳の山頂への隘路が笹に隠され、尾根の中途まできて引き返したことに苦笑する尾根路。一昨年の紅葉登山で、雲仙岳の見所は鬼人谷と分かっているので先を急ぐ。しかも今年はその鬼人谷ルートに入って行ける。

f0201348_14244566.jpg 国見岳山頂への中ごろにある岩場に取り付き後ろを振り返ると、妙見岳からの婉曲した尾根の斜面に広がるススキが朝日に照り輝き、黄葉した広葉樹が点々と配置され冬近し秋の風情に魅入る。
 登山口から丁度1時間15分の距離、真っ赤に色づいた灌木越しの妙見岳や普賢岳に重なる新山を写真集に収めたいと、露出を変え数枚収める。


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そして山頂から山群全体を見渡しながら、中間食としてリンゴとカロリーメイトで筋肉疲労を癒す。
短い岩場でも急峻な下りは相当気を使う。先導する私が足場を教えながら下って行くが、新調の靴は滑りが無いので脚の疲労も少ないらしく、大船山での疲労度合とはかなり違うようである。

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by 1944tourist2004jp | 2012-10-30 14:30 | 山登り | Comments(0)

「季節ごとに佳景の雲仙岳」(1)

f0201348_14571226.jpg 山登りの後はいつも温泉街の100円銭湯で汗を流すことにしている。ここは知る人ぞ知る良質の温泉水かけ流しの湯で、大通りから細い路地を50mほど入った所にある。
近所の方々やホテル従業員は勿論、島原市等からの遠来固定客もいる。高校サッカーで名を馳せた方も足繁く通ってらっしゃたらしい。
 出入口の前にやっと3・4台のスペース、今日で5回目になるが駐車スペースに空振りをしたことはない。今日も最後のスペースにハンドルを2度切りなおして入れる。

f0201348_10103324.jpg ビジター私1人にホーム7人の老人銭湯。よそ者で髭の私は当然の如く目立つ。
錦秋の雲仙岳に端を発し、長湯のできない暑い風呂に出たり入ったりとしながら、ミヤマキリシマやシュガーパウダーの霧氷と雲仙岳の四季に話が敷衍していく。
「紅葉でもと思って、さっき仁田峠の周回道路に行ったら、2時間待ちの張り紙があったので諦めて風呂に来た」と仰るおじいちゃん。雲仙の紅葉が新聞とTVで紹介されて、九州各地からどっと押し寄せ、ここ数日ロープウェイの客は日に千人以上とのことであった。

f0201348_10104461.jpg 私達が下山して来た2時過ぎ、駐車場は寸分の隙間もなく、一方通行の道路は木陰に数珠のように車が連なっていた。
登山靴を履き替えている時に私達の横に入ってきたRV車の男性は、余りの待ち時間に鬱憤を晴らすかのように「2時間以上渋滞の中に嵌って大変でしたよ、救急車も来てましたよ!」と、私達に突然のように話しかけてきた。
 環境保全協力金100円を支払った時に貰った”チラシ”を帰宅後に読むと、「登山目的で駐車される方は池之原園地をご利用下さい」と書かれていた。今日の私達は9時過ぎに入って2時過ぎに出て行ったので5時間の駐車であったが、何も知らずに皆さんと話をしていたかと思うと、過ぎたこととは言え恥じ入る気持であった。
 大船山、英彦山に続いて今年3度目の錦秋登山に姪二人を誘って登る計画をしていたが、雨女と自称するmちゃんのお蔭で今回も中止。彼女達に写真を見せるべく、年中休みの私達は清秋の広がった月曜日に出かける。

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f0201348_10173364.jpg 黎明の時、地面から立ち上がる靄が黄葉した大豆畑を浅く覆い、東の空には茜色に染まった薄い秋の雲を見る。
仁田峠9時前着の予定で家を出る。

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 休み明けの月曜日、世の中が一斉に動き出すように全てが気忙しい。商用車やトラックはかなりスピードを上げている。私も自ずと制限速度を上下しながら抜きつ抜かれつで長崎自動車道を西進する。
いつものように大村湾PAで一時休憩を挿んで、諫早市街地を島原・雲仙方面へを2車線の道路に下りて行く。

f0201348_1020256.jpg 通勤ラッシュに嵌り思うように時間を稼げないが、市街地を抜けるとスムースな流れにやっと気分も落ち着く。木場から左折して山路を温泉街へと上がって行くが、ここ3年ほどで道路の拡幅工事がかなり進捗して大いに走り易くなった。残すところ僅か、来年中には全線2車線になっていることだろう。
 予定より20分遅れて駐車場に入って行くと、ほぼ半分以上埋まっている。






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by 1944tourist2004jp | 2012-10-30 10:22 | 山登り | Comments(0)

「今年の英彦山は」(4)

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f0201348_2213243.jpg 荒れた山頂なれど長閑に一人座ると、煩悩から遠ざかり家族の懐かしい思い出や若かりし頃の楽しい思い出が脳裏に蘇り、時を忘れていつしか30分ほどの休息になってしまった。
f0201348_22131898.jpg 急の落ち込みがあったり、なだらかな坂になったりと変化に富んだ道のりに前のご夫婦に追い着く。私が山頂で物思いに耽っている頃に通り過ぎたお二人だろう。ご主人は私より歳を召しているのか若干歩幅が狭い。

後続車が車間距離を狭めて来るのは非常に嫌なものであるが、下山も同じだろうと思い付かず離れずの距離を保ち下って行く。

f0201348_22145627.jpgそして、高さは10mほどだが90度近い壁の前で、仲睦まじい婦唱夫随の様子を見る。二手に分かれた道に奥さんが逡巡することなく左を選び、旦那さんが続いて下りて行った。

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 下に着いただろう処を見計らって近付いて行くと、やはり奥さんの先導で並んで下りていく姿を見る。


f0201348_22164368.jpg溶岩岩までの急斜面に造られた木段を下りていくと、後はゴロ岩の下りが延々と続き、所々階段状になっているものの非常に気を使う下りである。

f0201348_22222362.jpgかなり前から後ろの存在に気付いていたのいたのだろう、「お先にどうぞ」と路傍に避けて待っていてくれた。私が望雲台へと脇道に逸れている間に先を越され高住神社までその姿を見ることはなかった。

f0201348_22183695.jpg 正にナイフリッジの望雲台から見下ろす「錦秋の広濶な偉観や如何に?」と、太い鎖に助けを貰いながら登って行く。
鷹ノ巣山を中にした絶景に一頻り唸るが長居は無用である。峭壁からの望観に我ながら高所が苦手であること再認識する。

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 豊前坊への下山道分岐点に近付いて行くと、手ぶらにスニーカー姿の若き夫婦が向かって来る。高住神社から足を延ばしてきたのだろう。唯々「気を付けて」と見送るのみである。
 奇岩の並ぶ沢沿いの道を下りていくと高住神社(豊前坊)に着き、冷たい伏流水を飲んでいると、私の後ろを6・70cmあろうかと思われる超望遠レンズを装着したカメラを持った男性が通り過ぎる。スポーツ競技場でよく見る望遠レンズである。下の駐車場で話しかけると、野鳥の写真を撮っていると言う。正確な写真を撮るためにはそれでも3.40mが限界とのことであった。

f0201348_22205196.jpg 運動靴に履き替え遊歩道を別所駐車場まで40分ほど歩いて行くが、途中ススキの穂波が美しいスキー場に立ち止る。紅葉の見頃に、夕日や朝日に染まると一段と美しいことだろう。
そして、昨年の枝垂桜の時期に、英彦山観光協会の方々が桜とカエデを植樹した斜面の下草刈りと枝打ちをされていたが、僅か1年半で見違えるような背丈に成長し、楓も色付いていた。山守達のご苦労に感謝するばかりである。



                                 (平成23年4月)
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by 1944tourist2004jp | 2012-10-25 22:29 | 山登り | Comments(4)

「今年の英彦山は」(3)

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f0201348_1491236.jpg 顎に当たる岩場を見上げると、30Lはありそうなザックに前にも袋をぶら下げた男性が下界にシャッターを切っている。
お互いに”風貌からして己より若干年長かも知れない”と想像しながら、「木材石の近辺はどうでしたか?」、「中岳と北岳は如何でしたか?」と5分ほど観楓談義して別れる。
















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f0201348_14125151.jpg 南岳の頂を西に迂回して鞍部に出ると、コバルト色の空に上宮の社が英彦山の主の如く端然と佇んでいる。
分岐点からの急坂を登って社の前に出ると、閉じられた戸の前で二拝二拍一拝を余りにも丁寧にする男性あり。彼を見送った後、「開くはずだ」と強く引く。準備していた小銭を入れ、やはり家族の安全を祈願する。

                                         (平成24年2月の上宮)
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f0201348_1416251.jpg 山頂は意外にも閑散としていて、3人の男性がそれぞれにベンチを独り占めにしていっる。日向ぼっこ風に休んでいる彼らに話しかけるのも気が引けて、「今日は」と言い残して北岳への急坂を下って行く。

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 荒れた山頂であるが、南斜面に目を遣ると疎林の中に紅葉が点々としてそれなりに絵になっている。柔らかい陽射しを受けながら軽く登っていくと、山では定番の老人会の面々が下りてくる。男女が数人ずつ揃うと、とにかく賑やかである。私の存在を知ってか知らずか、隘路に広がり中岳をバックに写真に収めようと頑張っている。
単独行としては羨ましいような羨ましくないような団体さんである。そこは同じ老境、お互いに「気を付けて下さい」と励まし励まされ登りと下りに就く。

f0201348_7235259.jpg 山頂の依代に一礼し、一段低くなった平地に出てお昼を開く。菜園で収穫したナス、オクラ、カラーピーマンの味噌炒め、そしてニラの卵焼きを”おかず”に、紫蘇の実の佃煮が入ったお握りを海苔で包み、聖域の傍に雑音の無い暖かい山頂で美味しくいただく。

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by 1944tourist2004jp | 2012-10-25 14:27 | 山登り | Comments(0)

「今年の英彦山は」(2)

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f0201348_11321172.jpg 結界の入口かの如く横たわる苔むした朽木。
陽を拒む杉木立はひんやりと静まり返り、雨後の山路は小枝が散乱し前人の踏み跡は消されている。
渡渉して間もなくすると展望所に出る。森閑とした中に銅板葺の奉幣殿、朝一番の眺望である。ここは季節を問わず素晴らしい。

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 浸食に取り残された岩尖に今日初めての紅葉を見ながら、湿っぽい道に汗を掻くこともなく歩を進めて行く。そして、座主坊宅の跡地らしき苔むした石段と石積に出る。


f0201348_11342961.jpg 軽いアップダウンを数回繰り返し、額に汗する頃に短い坂を登り詰めると、一気に展望が開け玉屋神社に出る。別所の駐車場から丁度1時間の距離になる。

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 懸崖を背にして建てられた社の鈴を鳴らし、離れて暮らす末娘の安全祈願をする。奥の社にも拝礼し、巨木に挟まれた隘路を下って行くと沢に出て長い登りが始まる。尾根を二つほど超え山肌の細い道を用心しながら歩く。
一人で歩く山道は、時に去来する思い出に浸り道を間違えたり、景観や樹冠に気を取られ易いので要注意である。右へと根っこを頼りに急坂を下りると鬼杉に出るが、初めて歩いた時は何も考えず直進してしまい10分ほど時間をロスしたことがある。

f0201348_11375272.jpg 玉屋神社からほぼ50分程度で”鬼杉”にでる。日本人のせいなのか齢のせいなのか、静寂な中に佇む老木然として屹立する様に、鬼ではなく神の宿りを感じる。見上げる場所にザックを下しバナナでエネルギーの補給をして10分程度休息を取ると、歩き始めて丁度2時間。

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f0201348_11471527.jpg 籠水峠への分岐点からゴロ石の登りが続くが、その半ばで一人の男性がカメラを剥き出しにして下りてくる。「山頂の紅葉如何でしたか」と挨拶がてら訊ねると、「少し早く感じましたがきれいでしたよ!」と満足そうである。

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少し早目の観楓に彩の絶妙さを感じる二人は意気投合し、当然の如く山談義となり情報交換に立ち話となる。


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 遠望の利く急坂に頭上の紅葉を楽しみながら南岳へと登って行くと、中岳の尾根の山肌に広がる紅葉を一望する。
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山頂に出てもその景観にさほどの期待できないので、西の山並みと裏英彦山道の紅葉を眼下にしながら迂回していく。
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紅葉の中に見上げる上宮は青空とマッチして、雪景色に負けず劣らず栄えている。
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by 1944tourist2004jp | 2012-10-25 11:52 | 山登り | Comments(0)

「今年の英彦山は」(1)

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 錦秋の大船山に続いて「英彦山や如何に?」と、期待しながら出かける。SDは多事の霜降に、新調の登山靴を靴箱に押し入れたまま遠慮すると言う。
昨年は”鬼杉”から、変化に富んだ裏英彦山道の紅葉と道のりに時間を忘れ薬師峠に下りてきた。今年も同様、先ずは”鬼杉”に朝の拝礼をして、南岳、中岳、そして北岳から豊前坊への周回コースとする。

f0201348_8124371.jpg 朝焼けが山の端に神々しい黎明、豆乳にバナナとニガウリをミックスしたジュースとトーストをかけこみ7時前に出かける。5年前から始めた家庭菜園であるが、旬の野菜を食べるように7月から10月にかけニガウリのジュースとして愛飲している。
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 収穫直前の黄色に彩られた大豆畑、農面道路に一人二人と早朝ランニングの後姿を見る。細い道に彼等を避けながら渋滞の無い500号線へと入って行く。今年初めての経験であるが、握るハンドルの指先が寒さで少し痛い。透明感のある青空への放射冷却のせいだろう。外気温を見ると7℃、今年初めての冷え込みである。


f0201348_8313891.jpg 途中、何とも不釣り合いな花畑を見る。道路沿いに花盛りのコスモスは良しとしても、その後ろに並ぶ満開のヒマワリがそっぽを向くように陽を追っている。何とも想像し難く許されないような組み合わせに、つい笑ってしまうのは私だけであろうか。SDがどのような感想を述べるか想像しながら通り過ぎる。


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f0201348_8522979.jpg 予定通り8時前に別所駐車場に着くと、何と!私は2台目であった。
ずぼら丸出しで屈伸運動もそこそこに登山靴を肩に絡げて、運動靴のまま早足で石段の参道へと向かう。














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f0201348_983173.jpg 未だ開けやらぬ”睦心庵”の看板を見ながら、不規則な石段に歩調を合わせながら登って行く。”睦心庵”のご夫妻には2年前、お茶をご馳走になりながら30分ほど英彦山の色々を教えて頂いた。

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「紅葉には少し早すぎたかな」と思いながら奉幣殿に近付くと、突然バイクの唸るエンジン音が静けさを破る。「まさかこんな早朝に罰当たりが!」と思っていると、低気圧の突風で散乱した杉の小枝を噴き集める?モーター音であった。

f0201348_2283887.jpg エンジン音が切れた隙に、「英彦山観光協会の方ですか?」と余りにも頓珍漢な質問をする。「いいえ。宮の者です」との返答。
402段の参道を清掃するには相当な労力ではと想像しながら、紅葉の進捗状況や見所を聞くと、「昨年は赤茶けて酷かったんですが、今年は良いようですよ。少し早いかも知れないが山頂近辺は見頃でしょう」と、丁寧に教えて頂いた。

 鳥居の下で登山靴に履き替え、玉屋神社方面への道筋へと入って行く。
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by 1944tourist2004jp | 2012-10-24 22:13 | 山登り | Comments(0)

「天拝山」

 孫二人が2日のお泊り。

f0201348_10534336.jpg 外遊びの好きな二人を如何に持て成すか。5歳児だけなら2度目になる九重は紅葉真っ盛りであるが、今回は3歳の子も初めてのお泊り。
遊具にまだまだ嬉々として走り回る保育園児達、無理に金を掛けずとも喜ばす場所は色んな所に転がっている。近所には絶好の運動公園があり、また少し走れば3歳児の子に持って来いの低山もある。
 SDがぜんざいの”団子つくり”を手伝わせたり、ガレージの上に這っているキウイの収穫を一緒にしたり、キバナコスモスの菜園に行ったりとすることは沢山ある。








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f0201348_10541053.jpg 2日目は私達も未踏の天拝山へ。菅原道真公が無実の罪を晴らすために天に審判を仰いだと伝えられている。山頂の案内によると、古には”天判山”(てんぱんざん)と呼ばれていたらしい。
 九州縦貫道の高架を利用した市営駐車場に10時頃入り、武蔵寺門前を通り登って行く。老若男女、山姿も千差万別で登山靴からスニーカーまで、手ぶらも居れば、ザック姿も、またジャージ姿の鍛錬登山姿と、流石に市民憩いの山である。



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 花崗岩の歌碑を路程標識と洒落た山路に、久住の経験がある5歳児は足取りも軽い。また、3歳児も歩幅はちょこちょこと狭いがSDに手を引かれてぐずることもない。広葉樹林の美しい木漏れ日に、行き会いの方達の励ましを貰いながら孫達は50分程度で山頂に到着。
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 満員の盛況で、木陰ではレジャーシートを広げてお昼を取っている数家族、社の礎石にゆっくりと腰を下ろした老夫婦、一段高い展望デッキで記念撮影に興じている子供達と様々な山頂。

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私達も、宝満山や四王寺山、遠くには若杉山を配した筑紫野市と太宰府市街を一望し、孫たちにとって一番のお楽しみ”おやつ”の時間に40分ほど費やし、354段の階段周回コースへと下りていく。

 途中、掃除に一段落して社内で拝礼し手を合わせている地元の方達を前に、”荒穂神社”で拝礼し、”御自作天満宮”の鳥居を見ながら”天拝山歴史自然公園”へと下り着く。


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f0201348_1121923.jpg 待ちに待ったお昼をベンチで開き、九州でも最古の仏蹟と言われる天台宗の武蔵寺に手を合わせて天拝山を後にする。



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by 1944tourist2004jp | 2012-10-22 11:19 | 山登り | Comments(4)

「錦秋の九重」(4)

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 Heroさんと別れて、岩場を下っていると尾根に向けカメラを構える男性の後姿を見る。
普段なら特に気に留めることもないないが、目立つピンクの帽子に、つい「紅葉に馴染んでますね!」と声を掛ける。若干の間をおいて「そうでしょう!」と、如何にも乗りの良い声が返ってくるが後が続かない。
 翌日、投稿の為にKさんの掲示板を開くと、ずらりと並んだ写真の1枚に御池を背景にしたご夫婦の写真が投稿されていた。正に、Heroさんにお名前を伺った仲間のお一人”悠悠”さんであった。
両手を広げるようにして、今にも尾根を包み隠そうと押し寄せるガスに、最後のチャンスとばかりにシャッターを切る。
 段原でSDが下りに向け靴を履き直している時に「どうかしましたか?」と声を掛けながら通り過ぎて行った”悠悠”さん。坊ガツルへの下りは、彼らご夫婦と段原から山頂へミスリードされた4人のパーティーと相前後しながら下りていく。
 坊ガツルを目前にして、若い女性が脱兎の如く私達を追い抜き前のご夫婦に合流する。聞かずとも聞こえる切羽詰まったような会話では、ペースの速い娘さんが立中山方面へと道を外れ別れ別れになった後での、お互いに不安が積り積もった合流であった。
その三人さんに追い着いた所で、数年前に末娘と一緒に登った大船山登山の経験談を交えながら、改めて山の危険と無事の再会を共有する。
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f0201348_19475789.jpg SDも常のペースをとり返す。
ガスに覆われた山群を見ながら、坊ガツルでの休息もそこそこにして、冬を間近にしたススキの平原を横切り、湯沢台の腹コースへと入って行く。
昨年の大船山紅葉狩りでもそうであったように、前を歩くSDのペースはまるでウォーキング並のハイスピードとなり予定より30分もは早く駐車場に着く。
山頂でのガスの張り出しといい、林道に出たときの糠雨といい、まことに運の良い紅葉狩り登山であった。





















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by 1944tourist2004jp | 2012-10-18 19:52 | 山登り | Comments(4)