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「緑滴る雲仙岳」(5)

 雲仙岳で私のお気に入りのルートは季節を問わず妙見岳と国見岳の尾根筋である。
初夏はミヤマキリシマ、秋は鬼人谷に広がる紅葉、冬はマルボーロの霧氷といつ来てもバージンロードのような雰囲気がある。今回は期待はしていなかったが、山肌のミヤマキリシマは真盛り期に生き生きとして、色はオレンジ、ピンク、パープルと鮮やかであった。「すらりとした美人のモデルを侍らせて写真を撮りたいなー・・・」と、心密かに思いながら歩く尾根筋であった。
 ここはじっと写真だけ載せて、温泉気分で「緑滴る雲仙岳」を思い出しながらブログの更新したい。

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 途中でカメラの液晶表示が出来なくなり露出等の設定が全くできなくなる。前回の山登りで変調をきたしていたので液晶部分の配線や接触に不都合が生じていると思い、写真だけは最後まで撮り続けた。
帰宅後、PCに取り込むと写真は撮れていたが、デジタルカメラで情報表示が無いと機能を果たさない。
 昨年、沢で水浸しにして修理不能としたが、今回は全くの故障。サービスステーションへ持ち込む以外ないなさそうだ。


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                                        (平成12年1月霧氷の尾根筋と平成10年11月錦秋の鬼人谷)
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 今朝、ズッキーニの授粉の為に畑に行くと、ピーマンもキューリも数個ずつ食べれるほどに実っていた。今年は周りの草刈りも怠りなくしているので、風通しがよく虫の集りも少なく順調に成長しているようだ。
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by 1944tourist2004jp | 2012-05-26 23:07 | 山登り | Comments(4)

「緑滴る雲仙岳」(4)

f0201348_1863561.jpg ヒカゲツツジの自生している窪地の方へ下りて行く時、後ろから「ザックから水が漏れていない?」とSDの声がかかる。
言われればお尻の辺りが少し冷たい。ザックを下ろして、保冷袋の中を見るとペットボトルの1本が空になって、ザックの底に水が溜まっている。
バナナを取り出した時に、何かの拍子で冷やしたペットボトルの蓋を回したのだろうか。
一山一失敗の老僕あり。


f0201348_1627788.jpg 予想はしていたがヒカゲツツジの時期は完全に過ぎて影も形もない。屏風岩のような窪地を過ぎ登りに就くと間もなく“霧氷沢分かれ”に出る。


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 f0201348_16311217.jpg霧氷沢まで50m、道を外れて岩の隙間のような所を下って行く。季節がら何も目ぼしい物は無い。何処となく湿っぽさがあり霧氷が付き易い環境かも知れない。霧氷の名所といことで名前が付いたらしいが、平成新山を間近にするような窪地となりどのようなシュガーパウダーの霧氷が咲くのか楽しみである。
 瓦礫の間隙に点々と緑が芽吹きだしているが、中腹辺りからガスが二筋立ち昇っているのを見ると、20年というのは地球的に瞬間なのだろう。

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 普賢岳への道に踏み出す頃、厚い雲の切れ間からいつしか青空が広がりだす。
いつも山頂から眺めていた景色の中にいて、石塔らしきものが銅製の秩父宮殿下の登山記念碑であることを確認し、山頂直下の普賢神社上宮の祠に拝礼して山頂へと上がって行く。

f0201348_1656323.jpg 静岡からの男性が一人、コバルト色の空を背景に写真を撮っていた。記念写真を頼まれてシャッター切っていると、二人の男性が「やっと追い付きました」と、その彼に近づいて来る。
「余程ありふれた顔なのか下でも他の人から間違えられたんですよ」と苦笑いを浮かべる。

f0201348_16571779.jpg 11時前であるが早朝登山で腹時間は12時、岩上でお握りを食べていると、銭湯で会う男性が一段と高い所へと登って行く。
三々五々と登山客が増えて来る。平日の山はいつものように老人会である。

f0201348_1647174.jpg 見慣れた景色ながら、一巡り写真に収めて11時ジャスト山頂を後にする。
身近な山なのか紅葉茶屋までに数組の登りの方達に会うが、皆さん新ルートに関心があるのか色々と訊ねられる。返事は決まって「登り一辺倒でなく変化があり、眺望も素晴らしく道筋も整備された良いコースでしたよ」。

f0201348_16511871.jpg  普賢岳山頂から見た国見岳の山肌と妙見岳への尾根筋のミヤマキリシマに会うために急登に汗を掻く。ここでも行き交う方々から、予定のコースなのだろうか新ルートについて色々と聞かれる。

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by 1944tourist2004jp | 2012-05-26 17:24 | 山登り | Comments(2)

「緑滴る雲仙岳」(3)

f0201348_12254676.jpg 北へ東へと心酔いしれる眺望に一時を過ごし、緑濃き灌木の中に続く一方通行の山路を登って行く。展望所から“立岩の峰”まで 250m、新設の道らしく噴火岩を利用した石段は結構な傾斜がある。

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f0201348_12314410.jpg 歩が進むごとに、新山の無機質ながらその圧倒的な姿が生にして眼前に迫って来る。一方、背後には相変らず悠揚なる多良の山並みが靄に浮かびその景趣には感動すら覚える。
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 下山後いつも利用する銭湯で、私の白い髭を見て「普賢岳の山頂でお会いしましたね」と、話し掛けて来た男性が「平成新山も近くで見れば瓦礫の山で、2度3度と来たいとは思いませんね」と言っていたが、私は少なくとも季節毎に歩きたい新ルートである。恐らく季節がその趣を変化させ、違った魅力を醸し出す筈である。

f0201348_12404693.jpg“霧氷沢分かれ”までの350mも登山者の為に歩き易く岩を削ったり、また大小の火山礫を上手く組み合わせたりと、重機の入らない所での苦労が俄かに偲ばれる。

f0201348_1241487.jpg “雲仙観光協会”の方の話しでは、環境省の自然保護事務所のレインジャーが冬の厳しい最中にも山に入り、山路を検討し地元の土木会社の協力の下、僅か半年で切り開いたと電話先で教えてくれた。そのレインジャーは整備後四国の方へ転勤して行ったらしい。
利尻山や九重山群で環境省のレインジャーと会って話す機会を持ったが、延べて彼等は自然保護の研究と保全には熱い心の持ち主であった。ブログ上ながらそのご苦労にお礼を申し上げたい。

f0201348_12483912.jpg “霧氷沢分かれ”の前に、“立岩の峰”を直近とする小高い展望所に寄り道をする。

f0201348_12491550.jpg 間近に見る平成新山、立岩の峰越しに見る多良山系、そしてヒカゲツツジ群の窪地の向こうには普賢岳の山頂と霧氷沢、四方に展望が広がり絶好の休息場所である。

f0201348_12515258.jpg 私達の後に一人の男性が途中まで上がって来たが、バナナを間食している私達に遠慮してか下りて行ってしまった。霧氷沢への小道に入っている彼に上から「ここからの景色も素晴らしいですよ!」と呼び掛けると、「有難うございまーす、前回歩いた時に十分見ましたので」と返って来る。

f0201348_12524450.jpg 仁田峠のミヤマキリシマは僅かばかり時期を過ぎているように感じたが、路傍のミヤマキリシマは真盛り期にあり、目にも鮮やかな色をしている。
                       (下は仁田峠のミヤマキリシマ)
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by 1944tourist2004jp | 2012-05-26 12:58 | 山登り | Comments(0)

「緑滴る雲仙岳」(2)

f0201348_16361918.jpg 仁田峠から薊谷へと踏み入れると、道々の新緑が空に抜け瑞々しく言い知れぬほどに美しい。また、樹冠辺りには夜明け待っていたかのように、朝の囀りは甲高く間断なく響き渡る。

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f0201348_16381231.jpgそして、時々樹間から遠望する岩峰の普賢岳と平成新山、やはり季節を問わず美しい雲仙岳である。
 表題として“新ルート”や“ミヤマキリシマ”を使わなかったのは、この朝一番の余りにも瑞々しい新緑が印象的だったからである。

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 薊谷の真新しい山道案内板を前にして先を歩いていた男性2人に追いつく。ほど良いペースで来たお蔭で、妙見岳の壁を背後にして徐々に傾斜の増して来る石段に休むこともない。コースの適度な休息場所となっている紅葉茶屋に来ると、循環道入口で後ろに付けていた熊本からのご夫婦がベンチに座っている。私達もここで一休み、初めてペットボトルを口にする。

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直登コースを選ぶ彼等と別れて私達は国見岳方向へ50mほど歩き鬼人谷ルートへと入って行く。

f0201348_16493966.jpg 僅か2週間ほど前に解禁となった新しい道ながら下草も無くなるほどに踏みこまれ、その人気のほどが伺われる。

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“鳩穴分かれ” からコースを切り開かれた方々のご苦労はいかばかりかと思い、雲仙観光協会に電話で訊ねたところ、初日は300人以上、累計で千人単位の登山客で賑わったらしい。

f0201348_16511546.jpg 普賢岳の北斜面の腹を巻くような鬼人谷ルートは日当たりが悪いせいか、苔生した岩の間隙やじめじめとした雑草が巣になっているのか目や鼻に入って来そうなほどに虫が多い。
 一方、蚕の卵の保存に利用したと言う風穴からの冷風や先人の知恵に感動し、また国見岳から波打つように伸びる尾根壁に点々とする深紅のミヤマキリシマに心地よく歩が進む。

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 西の風穴、北の風穴へと緩いアップダウンを繰り返して行くと突然にして視界が広がり“鳩穴別れ” に出る。仁田峠を出て丁度1時間20分。

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北の風穴の岩肌に張り付くように根を放射状に張り出し、重力に反するように横に伸びたヤマグルマ。上に張り出した根が引き挙げているのか、下に張り出した根が支えるのか何とも凄い木である。


 濃紺の国見岳の尾根や眉山、そして霞む島原の市街地の向こうに、墨絵のように靄に浮くにび色の多良山系、何とも素晴らしい眺望である。特定できないが阿蘇五岳や九重山群も幽かに見えている。

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by 1944tourist2004jp | 2012-05-25 18:06 | 山登り | Comments(0)

「緑滴る雲仙岳」(1)

 朝からの雨に不思議と気分が和らぐ。ここ数日、日に2~3時間ほど夏野菜の世話に精を出し、昨日は1週間振りの山登りと少々疲れ気味なのだろう。

f0201348_11515723.jpg 料理の彩りと美味しさに一役買ったキヌサヤとスナックエンドウも最後の収穫、そして出来の悪いニンニクも早めの取り入れ。
この季節、実りの終わった畝を放置すると、直ぐに雑草に覆われ地が硬くなる。人力頼りの我が菜園は先延ばしすると倍以上の労力を必要とするので、次に栽培する野菜を考える前に畦起こしを心掛けなければならない。

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 私が肉体労働で汗を流している間、SDはキューリやゴーヤなど蔓物の世話、ズッキーニの雌花に授粉、コンパニオンプランツのマリーゴールドを植えたり、ボリジの砂糖漬けの為の採取を分担しながら結構忙しい。
 そして、束の間の好天を利用して昨日は山登りをする。
新聞等で話題になった普賢岳の新ルート。ヒカゲツツジも去り、“ほとぼりも冷めたであろう”と、早朝の長崎自動車道を走る。木場の信号から左折し、いつものように弘法大師を祀ってある所で手を合わせ、来る度に二車線化が進み走り易くなっている山間の道を温泉街へとハンドルを切って行く。

f0201348_1283770.jpg  今日は山友さんのブログも参考にして、仁田峠を7時半に出発して新ルートから普賢岳、国見岳、妙見岳への周回コースとする。
 諫早市内の通勤渋滞に会う事も無く順調に仁田峠循環線入口に来ると、100円の環境保全協力金と伴に8時から18時までの利用時間が表示されている。数回来ているにも拘らず全く無頓着であった時間帯。
 気忙しい私としては40分以上待つのは辛い。スノーパウダーの霧氷に感激した「池ノ原園地から登ろうか」とSDに顔を向けると、「朝早かったからコーヒーでも飲んで少し休もうと」と諭される・・・。

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f0201348_12121564.jpg ものの数分後に係の若い人が車でやって来て、「見回った後8時前には開けますよ」と気の毒そうな表情を残して入って行く。
私達の後ろに熊本と長崎Noの車が付いて、程なくすると峠の売店等職員のマイクロバスがやって来て、「私達の後から入って来ていいですよ」と7時40分頃に入ることができた。
 展望台で一旦下りて、いつものように平成新山や有明海越に焦点を合わせる。山並みに雲はかかっていないが、予報に反して空には厚い雲が一面に広がり遠望も少し物足りない。
 追い越された2台に続き仁田峠に入って行くと、斜面に広がるミヤマキリシマ。「時期が少し過ぎているのでは」と期待はしていなかったが、九重山群に先駆け十分に堪能させてくれる。

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by 1944tourist2004jp | 2012-05-25 12:40 | 山登り | Comments(0)

「御前岳から釈迦ヶ岳へ」(3)

f0201348_17225057.jpg 岩峰から眺望を楽しみ下って暫く歩くと眼上に迫る釈迦ヶ岳を見る。

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f0201348_1724878.jpg 想像通りの岩の急坂に鎖とロープを頼りに登って行くが、距離が無いので休むことはない。そして御前岳から45分で山頂に立つ。
柔和なお顔をした石仏に手を合わせ、今日の無事の登山とこの素晴らしい眺望に感謝する。
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f0201348_1725527.jpg ザックを下ろしここでも4・5分ほど写真タイムとして休み、レーダードームのある普賢岳まで足を延ばす。
昨年、渡神岳山行の起点とした椿ヶ鼻ハイランドパークを眼下にして南への大パノラマを楽しむ。



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f0201348_1726387.jpg 帰りは周回コースで矢部越えから幸運の滝経由で下りて行きたいが、登山口でがけ崩れにより峰越林道が通行止めになっていたのでピストンとなる。

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f0201348_17265321.jpg 登山口に12時45分、今日は4時間15分の山行であった。




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by 1944tourist2004jp | 2012-05-19 14:35 | 山登り | Comments(6)

「御前岳から釈迦ヶ岳へ」(2)

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 昨晩、ブログを書いている深夜に珍しく携帯が鳴る、名古屋の末娘であった。転勤しての2ヶ月目、新鮮な楽しみもあれば任地での苦労もあるのだろう。仕事や人生について酔いも手伝って30分ほどの長電話となった。
最後に、北アルプスでの遭難事故を受けて「一人での登山は十分気をつけてね」と心配してくれた。

f0201348_12193896.jpg 40分弱で林道に登り着く。簡易舗装と砂利の道を西へ100mほど歩くと、黄地に黒で書かれた指導標が日射しに反射してやけに眩い。
休息の必要もなく、直ぐに丸太で補強された急坂へと踏み込んで行く。ここから山頂までは本格的な登りの連続で、ロープあり、鎖あり、不安定なガレ場と結構登り応えのある御前岳である。

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山の本でも紹介されていたツガの巨木は完全に立ち枯れし青空を背景に空しく佇立している。

 f0201348_12242413.jpg 山頂直下の急坂に鎖を頼り登って行くと、灌木の中から見事なシャクナゲの小木が顔を出し「水でも飲んで休んで下さい」と言うように花を咲かせている。美しい女性から諭されているいるような一時が過ぎていく。



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f0201348_12253612.jpg 少し滑り易いガレ場を上がって行くと、南西に展望の開けた山頂に出る。登山口から丁度1時間15分。
 ザックを下ろし冷水を美味しく飲み、バナナ1本でエネルギーを補給する。そして灌木の隙間から北への山並みを楽しみ、5分程度記念碑の前に腰を下ろし肢の疲労をとる。f0201348_12563853.jpg

 釈迦ヶ岳へのルートも三角錐の山を彷彿とさせるように急坂である。
ここから尾根伝いに2・3のピークをアップダウンをしながらも歩幅は広がっていく。木イチゴの花以外に山野草の花を見つけることは出来ないが、新緑のシオジの大木が心と疲れを癒してくれる。

f0201348_122643100.jpg 南斜面の崩落跡を覗くと、恐ろしいほどの急崖であるが、それを灌木とミヤコザサが隠し歩き易くしている。
 岩のピークを前に挫折した前回を回顧しながら鎖を頼りに岩肌を上り詰め、道筋から少し横道に逸れ岩峰に立つと、御前岳のピラミダルな美しい山頂を障害なく見渡せる。

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そして、次の目標である瘤のように突き出した釈迦ヶ岳の山頂とレーダードームを見る。
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by 1944tourist2004jp | 2012-05-19 12:48 | 山登り | Comments(2)

「御前岳から釈迦ヶ岳へ」(1)

 ウィスキーを飲みながらブログを更新しようとしているが、4杯目ともなると記憶を手繰り寄せることはできても文章が続かず先に進まない。疲れると晩酌以上に杯が進むから困ってしまう。

 f0201348_01194.jpgこんな時には気分転換と、ネットゲームを開く。
まず手始めに将棋、相手の見損じでものにする。これはツキがあると麻雀につなぎ配牌よくその気になって行くと、ダマテンに振り込みノックアウト。
次は本命の囲碁に挑戦、勝負事は辛抱が大切であるが、酔うとやはり読みが浅くなり、また我慢しきれずに自滅してしまう。正に「取ろう取ろうは取られの源」だ。

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 何の着想も無いまま記事に戻る。
深紅やピンクのシャクナゲが路傍に点々とする日向神路。ダム沿いに繁る広葉樹の並木は初夏に冷涼感を醸し、解放した窓から早朝の清澄な空気が勢いよく流れ込み気分は爽快である。
しかし、フロントグラス越しに見る五月晴れは乳白色である。色から見ると乳青色かも知れないが、この言葉は聞いたこともないし実感も湧かない。いずれにしても、大気汚染物質を含んだ黄砂が偏西風に乗って来ているのだろう。

f0201348_0101191.jpg 今日は杣の里渓流公園の登山口に、8時20分という早朝登山である。

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 路肩や公園駐車場には全くそれらしき車は留っていない。
いつものことながら準備は登山靴を履くだけ、平坦な山路を準備運動がてらにジャスト8時半の出発。

f0201348_0111923.jpg 3年前、指導標が未だ整っていない時に渡渉を間違えて植樹林に迷い込み疲労困憊の果てに登山口まで戻り、余りの情けなさに矢部越え方面から林道を迂回して林道登山口から御前岳に登り、釈迦岳への中途に暑さと疲労に太ももが攣りそうになりで挫折した山である。

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 その苦労した道のりだけに記憶は鮮明である。今日の登山道は赤いテープを見落とすことも無く、また御前岳への指導標が点々と設置され迷いようがない。
 植樹林に初夏の陽射しは無く下草の朝露がズボンを濡らし、気化させる風もなく額から汗が滴り落ちる。

f0201348_0122871.jpg 汗は体温の上昇を防ぐためのものであるが、最初に身体のどの部分から掻き出すのだろうか。考えながら歩く。
「先ずは一番重要な頭を冷やし、次に全身を巡る血液を冷やす為に心臓と肺に近い背中や胸なのかも知れない」かもと。

f0201348_014484.jpg 一人旅の山登りは花や眺望との会話が無いと、ついつい色んな事を考えてしまう。
足元に並ぶキツネノカミソリの濃緑の細長い葉を見ながら、「植物の開花には光と温度の条件が必要であるが、細胞の何処にそれ等を感じる受容体があるのだろうか。神経伝達組織等がないとすれば全ての細胞の遺伝子に何かが組み込まれているのかも知れない」と、足元を疎かにしながら渡渉を右へ左へと繰り返し30分ほど緩い登りに肢は軽い。いつしか渓流音が遠ざかって林道からの日脚が伸びて来る。


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by 1944tourist2004jp | 2012-05-19 00:58 | 山登り | Comments(0)

「勘違い登山に続いて物忘れ菜園」

 畑に宿題を残しながらも晴れの予報に山登りも考えていたが、午後からの囲碁本因坊戦のTV中継にいささか逡巡する。そして、黄砂予報も重なり仕方なく午前11時から畑へと出かける。

f0201348_1929539.jpg 煙霧のような空を見ながら昼休み時間帯の田園に、畔伝いに我が菜園へ下りて行くと、何処からか音楽が聞こえて来る。何事かと思っていると添え木に携帯ラジオがぶら下がっている。これで二度目である。
1回目は下の菜園仲間が預かっていてくれていたが、今回は2昼夜ぶっ通しで、虫やカエルに日本放送協会のラジオ番組を延々と聞かせていたことになる。
家畜やハウス野菜に音楽を聞かせて成長を促すという話を聞いたことはあるが、NHKのお堅い番組では期待できそうにもない。
山開き“勘違い登山”に続いて“物忘れ菜園”である。一歩ずつ踏み入れている。

f0201348_19295577.jpg SDが豆類の収穫やジャガイモの土寄せをしている間、私は先ずゴボウの残りを収穫し、ラッカセイとカボチャの畝造りと堆肥入れ、そして二人でゴーヤ等の残りのネットを張り等に昼抜きで3時までかかる。
これで畑も一段落、あとは水遣りとサトイモの畝造りを残すのみである。

(ガレージ上に這うキウイの蕾と花、今年も100個程度の収穫が楽しみである。近日中に授粉しなければならない)
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 シャワーを浴びた後に遅めの昼食、そして4時から第67期本因坊戦第1局2日目の実況中継に見入る。
井山祐太天元の山下道吾本因坊への挑戦手合いである。
放送が始まって数手進んだ後、山下本因坊の突然の投了。それから片岡九段と中島美絵子アマの解説が2時間弱に及ぶ。

f0201348_19431317.jpg 一昨年、羽根本因坊に山下天元が挑戦した第65期。第2局が久留米市であったので見に行ったのが、解説会場には小林覚九段が招待されていた。解説会終了後、私の好きな棋士の一人でもあるので「良かったら写真を一緒にお願いできますか?」と声を掛けると、TVで聞き慣れた柔和な声で「いいですよ!」と快諾して頂き一生の記念を得ることができた。今でも自慢の一つである。
 今回の挑戦手合い、第65期と同じ天元が挑戦者となっているところから占うと、国際棋戦で日本のホープとなっている井山祐太新本因坊が生まれるかも知れない。

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by 1944tourist2004jp | 2012-05-16 19:47 | 家庭菜園 | Comments(0)

「清老頭」

f0201348_15453626.jpg 学生時代の寮生活で覚えた囲碁と麻雀。
どちらも継続して、また根を詰めてやったことがないので上達は今一歩のまま止まっている。また、性格的に辛抱強くないのも上達を妨げている一因かも知れない。
 完全にリタイア―した後は閑を見つけてはネットで楽しんでいるが、実力はいずれも中の上程度である。
朝から雨で、畑も山登りも無く完全休養日に朝食後PCに向かって、へぼ将棋、囲碁、麻雀とネットゲームを楽しむ。

f0201348_1544379.jpg 相変らず将棋はぼろ負け、次に囲碁は上手に1勝2敗、そして最後に麻雀。
この4年で四暗刻と大三元の経験はあるが他の役満を上がったことはない。今日も”つも”が何となく思わしくなく、ラス前で持ち点2万のマイナス10のままで親が過ぎて行く。


f0201348_15442442.jpg そのラス前、老頭牌が多くチャンタ狙いしかできない唸るような配牌であった。勿論、“清老頭” など脳裏に無く進行。
九満の暗刻が一つ、二組の対子をないて九索と一索のシャボン待ちとなる。残り二周り、場には既に九索2枚、一索1枚出ている。一人立直、二人はほぼ死んでいる。私も安全牌を数回出していたので警戒は立直した方に向いている。
そして最後の一索が下荘から飛び出す。
 一生に一度しかできないだろう手で上がったのでついブログに書いてしまった。
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by 1944tourist2004jp | 2012-05-15 20:31 | 趣味 | Comments(0)