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「快晴に畑仕事」

f0201348_151846100.jpg 目覚まし時計に起こされ、窓を開け広げると清秋がやけに眩い。
ザック他、昨夜のうちに紅葉登山の準備を万端整えていたが、軽い頭痛に意欲が頓挫し「今日の山登りは中止する」と惰眠に入る。
 昨夕、同じ町内に住む友人から「久し振りに飲みましょうか」と携帯が鳴る。
明日は山登りの予定だが、少々なら大丈夫だろうと、酔漢として名に恥じぬよう甘受する。
年金生活者は居酒屋を常とするが、「偶には和食コースで飲みましょう」とのことで、次々と出されて来る料理にいつしか焼酎のボトルが空になる。
星空に気分が高揚して二駅区間を歩く。堂々巡りの話をする酔人達にとって4km強の距離は短い。


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      (珍しく縦にできた雲)
 朝一番、バナナとゴーヤに豆乳と牛乳を加えたジュースを飲み、朝食のパンとスープを食べると、頭もすっきりとして1日の予定を改めて考える余裕が出てくる。
しかし、時遅く山登りは無理である。


f0201348_15252025.jpg 明日の山日和を期待して、「今日1日、頑張って畦起こしに励もう」。
私達にしては珍しく4日連続の午前様出勤である。サツマイモの収穫、冬野菜の間引き、ブロッコリーの植え付け、冬野菜の時間差播種、畦起こしと忙しい。

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f0201348_15265785.jpg  下の段の菜園仲間が防虫ネットの中の芽吹きを見ながら、「順調に出ていますね、何を植えてるんですか」と声を掛けて来る。
5歳ほど年長の彼は私達の3・4倍の休耕田を借りて栽培している。
耕運機や草刈り機を持っているとはいえ、真夏も朝晩一人で黙々と頑張っている。
2度ほど畑で奥さんにお会いしたが「“私は初めから手伝いませんよ!”と断言していましたから」と、けんもほろろの言葉を思い出す。
 彼の所に時々街人が訪ねてくるので、無農薬野菜として販売しているのかも知れない。
今尚、隔日で収穫できるピーマンとナスを見ながら「こちらも長持ちしていますね」と上手の人が褒めてくれる。特段の手入れをやっていないので、「マルチと夏の水遣りのお蔭でしょうか」と、面映ゆい気持ちで返答に窮する。
お互いにお裾分けをするが、「ビールのお摘みに美味しい黒枝豆どうですか」と言うと、「じゃー、2本ほど貰っていきます」と屈託がない。

f0201348_15294425.jpg 起こした15m×1.2mの畝に石灰と完熟堆肥を一緒に梳き込み、今日1日の肉体労働は終わりである。
根気と丁寧さを要する野菜の間引きが長引いているので、横の休耕田に咲き誇っているセイタカアワダチソウの残りを刈って行く。
収穫の終わった殺風景な田園に黄金色の群生は遠目に秋を感じさせる風景であるが、横で畑仕事する私にとっては悩みの種である。
 帰りにSDはキバナコスモスと冬場の管理の為に地植えのボリジを鉢に移し持ち帰る。

これだけ働けば明日の好天だろう。
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-27 15:33 | 家庭菜園 | Comments(2)

「払暁の散歩道」

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by 1944tourist2004jp | 2011-10-24 14:52 | その他 | Comments(0)

「秋桜」

「キリンビール工場で」
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「休耕田で」
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-23 22:54 | その他 | Comments(2)

「秋空と雲の大船山」(3)

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 帰りに暮雨ノ滝にも寄りたいし、のんびりと山頂を楽しむ余裕は無い。

f0201348_18152643.jpg あっという間の30分を過ごし、岩峰を後にする。
足元の悪い岩場に差し掛かった所で、ヘリコプターが坊ガツル上空から米窪、山頂へと2度3度と旋回する。
多分、紅葉で賑わう大船山の取材なんだろう。

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f0201348_182007.jpg 登りとほぼ同じ時間を要して段原まで下って来ると、逆光の山頂に感動の人達が影絵のように浮かんでいる。
ここでの水分豊かなミカンは特に美味しい。
 同じ吉部から来たという男性と今年の紅葉について一談義。「昨年に比べ少し見劣りするかな!」がお互いの結論であった。

f0201348_18365787.jpg 昨年と今年の紅葉の大船山を比較しながら下って行く。
赤、黄色、緑がコラボした山肌、また燃え立つような深紅の昨年と違い赤茶けたような今年の赤は少し寂しい。

f0201348_18404261.jpgしかし、「山頂でレインウェアーを取り出した冷え込みと鉛色の空に比べ、今年は青空と雲の演出があり負けず劣らず良かったかも」が、二人の結論であった。

f0201348_18431252.jpg 私達の目は等しく絶対色感として見ているのだろうか。
私は白内障で手術した時、術後の色の鮮やかさに感謝と驚嘆を覚えた記憶がある。
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人それぞれの好みや興味の対象が違ったり、登山時期の問題だったりと一概に評価できない。
また、季節の花同様に年によって裏表がある。

 時々、アングルを求めながら停まることもあるが、一直線に坊ガツルへと下って行く。
f0201348_18494457.jpg 皆さんと等しくキャンプ場で腱を延ばし、エネルギーと水を補給してススキの中を吉部へと向かう。
分岐点からは林道を避け暮雨ノ滝経由である。
渓流音を聞きながら、上湯沢台と下湯沢台の山腹に昨年の思い出を重ねながら、雑木林、スズタケの道を凄いスピードで下って行く。
起伏はあるがほぼ平坦な道は肢に疲れを感じない。

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 暮雨ノ滝への指導表は非常に判りずらかったので、お互いに注意しながら下って来た積りだが、キャンプ場から登山口まで1時間10分の余りの速いペースに見逃してしまった。
素晴らしい滝だけに昨年の写真を潜り込ませよう。

f0201348_18571015.jpg気付いたのは登山口からの木の根っこの急坂に来た時である。
返す返すも残念であるが、もう後戻りするわけにはいかない。f0201348_18544661.jpg
駐車場で帰り支度をしていると、暮雨茶屋の奥さんが出て来て「コーヒーをどうぞ」と迎え入れてくれる。

f0201348_18594248.jpg バブル崩壊と時を同じに酪農経営も下り坂に入り、ここ10年は飼料価格の値上がりに反し乳価が下がる一方で、当牧場も今年廃業したとのことであった。
 ミネラルウォーターや他の飲料水に比べ、酪農家の苦労と栄養価値からすると、卵同様スーパーの目玉商品となっている牛乳は余りにも安過ぎる。

f0201348_1925545.jpgコーヒーに奥さんの得意のピザを出して頂き、“Green Walk”の記事を間に一頻り話しが弾む。

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私が「山行ブログに載せたいので写真宜しいですか」と訊ねると、「いつも写真写りが悪いので・・・」と苦笑いしながら、「はいどうぞ」と快諾してくれる。
f0201348_1945567.jpg 偶々であるが、ヨーグルトの配達で立ち寄られた女性が「賞味期限が今日になっているのでどうぞ」と奥さんに手渡し、私達のテーブルにのせてくれる。柚子味と山ブドウ味である。
 山登りの後にコーヒーとピザ、そして思わぬ手作りヨーグルトのプレゼント。
少し充ち足りなかった錦秋に余りある“暮雨茶屋”の歓待だった。
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因みに林道でお会いしたご老人夫婦3人連れは、ここのお得意さんで84歳の方とのことであった。
「奥さんご馳走様でした、また来ますよ!」と駐車場を出る。
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-21 19:06 | 山登り | Comments(8)

「秋空と雲の大船山」(2)

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 雨が降る前に一仕事。
f0201348_12544611.jpg 小さい畑ながら間引きや畦起こしなど宿題はきりが無い。
SDが冬野菜の間引きをする間、遠目に美しく休耕田一杯に咲き誇っているセイタカアワダチソウを刈っていく。
もう一息というところで、予報通り本降りとなり逃げるようにして家に帰る。

(ボリジの花とオクラ)
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f0201348_13345134.jpg 恭しくご老人方の後ろ姿を見送って、間もなくすると林道の終点。
遠くに三俣山を望み、錦秋の彩りに包まれた鳴子川に架かる木橋を渡ると、登山届からの山道を右に見る。


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 路傍にはリンドウが点々と迎えてくれ、ススキの海原に平治岳から北大船、そして鋭角に尖った大船山、正面には中岳ほか山群が碧天に聳え立っている。

f0201348_1310374.jpg 美しい紅葉は夏の暑さと秋の冷え込みの落差に比例すると何かの本で読んでいたが、今年の山肌は昨年に比べくすんだ様な黄色や赤で鮮やかさに欠ける。

f0201348_13374619.jpg 色とりどりのテント群をそばにして少し早めの昼食をして、御池の紅葉に思いを馳せながら11時半に大船山へと向かっていく。
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f0201348_13395442.jpg 登りは私達だけ、下りの人達が次々と「もう一息ですよ」と言い残していく。
黎明の山肌を撮るために午前1時に吉部を発ったグループ、テント泊でダウンを着て早朝から登り始めた人達、登山口も色々なら紅葉の評価もまちまちである。
 昨年は真っ赤な絨毯が敷かれたような山道、青空に透ける黄色や赤の落葉樹を見ながら登った記憶があるが、今年は振り返ることが少ない。
f0201348_1357165.jpg 時間のロスを考えながら休息を取らずに登って行く。
肢の筋肉に違和感は無いが、かなり息が上がってくる。
振り向くと淡々と後ろをついて来るSD。
下界へ展望が開け出す所でSDに先導をして貰いながら段原を目指す。
 
 数パーティーが寛いでいる段原で一休み、冷やしていたミカンに疲れを癒し、私はザックを岩陰にデポして最後の登りに就く。

f0201348_13583097.jpg ザックの重みと休息のお陰で肢が軽くなり私が先導していく。

f0201348_1404063.jpg 20分程で山頂に上がって来ると、優に30人を超す賑わいである。
青空と雲と湖面に映える紅葉に皆さんは一入の感激で、大きな声が飛び交って、記念写真を撮るシャッター音が“バシャ、バシャ”響いて来る。
私も雲海に浮かぶ山頂の湖面に焦点を合わせる。
北に目を転じると、いつもの山群に雲が流れ山頂に立ったこと実感させてくれる。
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-21 14:01 | 山登り | Comments(0)

「秋空と雲の大船山」(1)

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 今朝目を覚ますと、全身の節々に山登りの寝起きに感じたこと無い疲れを感じる。筋肉痛は無いが倦怠感も伴っている。
日曜日の鹿嵐山山行の疲れが残っている中で、昨日の8時間山行は前期高齢者に少し応えたのかも知れない。
坊ガツルから大船山登坂時、息が上がりいつもマイペースを崩さないSDに先導して貰ったことを考え合わせると体調も万全でなかったのかも知れない。

f0201348_19334650.jpg 一昨日、やまのそよかぜさんのHPを開いたところ、山頂の湖面に広がる紅葉の写真が如何にも素晴らしく手招きしている。

f0201348_1939585.jpg 天気予報によると、私にとって明日の水曜日が与えられた最後のチャンスである。
昨年の10月28日は暮雨ノ滝に感動しながら、紅葉に霧氷がコラボした大船山であった。

f0201348_19402499.jpg 今回はどのルートにするか。
山に日の浅い私は、暑熱真っ盛りの7月に登ったばかりの岳麓寺、3年前に末娘と3人で登った長者原から雨ケ池越、未踏は大曲か長者原からのすがもり越しか知らない。
途中の楽しみを考えると、やはり暮雨ノ滝のある吉部が最終的結論になる。
 山頂の岩陰で弁当を開くためには、せめて8時半に登山口に立っていたい。
3日前に走ったばかりの大分分自動車道は、天ケ瀬に入る辺りから朝靄が立ち込め、200m先が消えている。
長崎自動車道の場合は大村SAであり、このコースは玖珠SAでの一休みが定番となっている。

 九重ICで下り飯田高原経由で地点登録済みのカーナビに従って早朝の吉部へと入って行く。

 昨年には無かった暮雨茶屋の看板が立っている。勿論、酪農牧場がやっている登山者の為の駐車場である。
牧草地であっただろう駐車場へ入って行くと、奥さんらしき人が「初めてですね!帰りにはコーヒーをお出ししますよ」と言って、地図に載っていない「林道利用コースの方が楽ですよ」と、1枚紙の簡単な地図を渡してくれる。準備をしながら暫しの談笑である。厳しい牧場経営を今年止めて茶屋を開いたとのことであった。
 予定通り8時半過ぎに登山届を書き、暮雨ノ滝は下山時の楽しみにして、茶屋の奥さんご推奨コースを選択する。

f0201348_19462157.jpg 林道を進み橋の先にあるゲートの横を通り、200mほど行くと、「リラックスして慌てずどうぞ!」と笑みのこぼれるような“坊ガ釣、大船”の指導表が立っている。

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 植樹林の中を気持ち良く20分ほど登って行くと林道に出て、そこを直切るように再び樹林へ入って行く。
腐葉土と枝打ちの葉がクッションとなった山道を7・8分登って行くと再び林道に当たる。
指導表なり赤いテープを目印に山道を探しながら林道を登って行くと、300mほどして山道らしき踏み跡とテープがある。
間違いないと道なりに入って行くが、樹林に視界が無く方向が定まらず、時々ある赤テープを目印に疎林の中を踏み分けて行く。感覚的に違う道入りこんでいるような気がして、腕時計で方向を確かめると南東になっている。私の予定している道から外れ平治岳方向に進んでいる。時間的にも、また私たちの体力からして平治岳経由は難しい。

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30分ロスして林道まで戻る。

f0201348_19524922.jpg  時間と体力の無駄をザックに仕舞い込んで、陽に透かして美しく色付いた落葉樹を時々見ながら、暮雨ノ滝ルートとの合流点へと汗を掻く。
 合流点前で、如何にもお年寄りと思われるご夫婦と娘さんの3人連れにご挨拶する。
午前中に「どちらへ登られるんですか」と聞くと、「法華院温泉に泊って帰るところです。もう年ですから山に登る元気はありません」と仰る。
後ろ姿を見送る。
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-20 19:59 | 山登り | Comments(0)

「鹿嵐山」(5)

f0201348_13462560.jpg 時間に余裕はあるし、久し振りに院内まで来て直帰するには余りにも勿体ない。
いつしかdojou38さんのブログを覗いた時、387号線沿いの“西椎屋の滝”が掲載されていたことを思い出し、カーナビに設定すると10数kmの距離にある。
 五木村に似た山あいの2車線の道路は空気も景色も一入である。
院内のマチュピチュ”と書かれた看板に魅せられて、「見逃すわけにいくまいぞ!」と道を外れて200mほど高台へ走ると、大分noと神戸noの車が2台路肩に停まっている。
案内板に近づくと、椎屋の村とマチュピチュの合成写真である。
私の想像力の貧弱さか、どう転んで見ても壮大なアンデスの山稜にある幻のマチュピチュに重ね合わせることが出来ない。

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 岳切渓谷への思いを切り捨て滝へと向かう。
水を満々と蓄えた日出生ダムを見ながら山あいへ入って行くと、昔はお土産屋であったかも知れない空き家の横に“西椎谷の滝”の立て看板が立っている。
 1台の車、私達が矢印に従い歩を進めると、同年代風の男女3人が上がってくる。
「滝はどうでしたか?」と訊ねると、「いやー、立派なのものですよ。滝壺まで下りる元気がないので上からしか見てませんが・・・」と少し残念そうである。


 先ずは上の展望台から見下ろす。その全貌は見えないが飛瀑音とその高さは圧倒的である。

f0201348_157871.jpg 下の展望台へ石段を下りて行く。
私はサンダル、SDは軽いハイヒールと如何にも安易な足元である。
谷間への階段は想像以上に長い。落差87mだから疑問の余地は無い。
 下り着いた先には鉄柵に囲まれた10坪弱の展望台がある。
薄く泥が被りその上に落葉、ここ数日の踏み跡らしきものは皆無で、足元が汚れないように用心しながら濡れた所を避けて鉄柵に近づく。
















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f0201348_15152010.jpg 眼前に見る滝は見事の一言。
華厳の滝や那智の滝に知名度や規模で少し劣るが、比肩するに全く問題が無いほど壮麗であり豪快である。
滝壺は、陽光がコラボすると虹が出そうなほどに飛沫が靄となり薄らと漂っている。
   
f0201348_1355347.jpg滝壺まで下りて行きたい衝動に駆られるほどに素晴らしい滝である。椎屋の部落から渓谷沿いに行けるかも知れないし、登山靴であれば石段の途中から滝つぼへ行けるかも知れない。

 長く続く400段近い石段を登りながら、案内や滝の紹介が少なく、また訪れる人が少ないことに、山深い椎屋の部落に若い男女の悲恋を綯い交ぜにした伝説を作り上げてはどうだろうかと空想を働かせる。

f0201348_13565534.jpg 平成3年の19号台風で一夜にして姿を現したという“東奥山七福神石”の直売店を後にして玖珠の町へと下りて行く。


f0201348_14573954.jpg 旧宝珠山村にある後輩の実家から、毎年10月に玄米で1年分をまとめ買いしているが、今日山に行ったついでにと夕方5時頃に約束している。
高速では早過ぎるので、のんびりと210号線をSDがハンドルを握る。

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途中、“慈恩の滝”に寄って、釈迦岳と浅間山の山あいにある後輩の実家へと上がって行く。
庭先にはシャクナゲが沢山自生している彼の家は最奥にあり、落日の中に収穫の終わった石積みの段々畑を見下ろす。

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by 1944tourist2004jp | 2011-10-18 16:04 | 山登り | Comments(2)

「鹿嵐山」(4)

f0201348_1095185.jpg 急坂を下り終わると、喬木林に日は閉ざされ軽いアップダウンが続く。

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 明るい陽射しを先に見て、傾斜の緩い岩の登りに就くと、突然に視界が広がり景勝地帯へと入って行く。


f0201348_10131154.jpg 宇佐の“万里の長城”と紹介される岩のやせ尾根に沿って踏み出していくと、山頂から見た幾重にも波立つ峰々が借景となり、直立した岩壁や屹立する奇岩は絶景である。

紅葉最前線に岩肌の落葉樹が黄金色や赤に染まっていれば、深耶馬渓の一目八景に勝るとも劣らない景観だったかも知れない。

f0201348_1028348.jpgこのような少し危険を感じるやせ尾根の道筋から見る奇異な景色は渓流美同様に私のお気に入りである。

f0201348_10302772.jpg 雄岳・雌岳の雄大な山容を背にして、数度に渡り開ける展望を満喫しながら、陽の届かない自然林へと下って行く。

植樹林との境辺りで三差路になり、地蔵峠3・4分「おいでたもれ」との標識がある。

f0201348_10352633.jpg 峠と聞けば「下から見上げる奇岩の展望」と期待しながら下って行くと、樹々に眺望は全く閉ざされ、耶馬渓と宇佐への分岐点標識が立っている。
そして、その傍らに少し朽ちかけてそうな建物とお地蔵さんの寂しい佇まいである。
手を合わせ第2登山口への分岐点へ戻り、殺風景な植樹林の中を下って行く。


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f0201348_10433277.jpg 簡易舗装された杣道から車通りの全くない664号線に出て、第1登山口へといつものウォーキングペースで下って行く。
道半ばに中央登山口を確認して、”豊前の名水”に喉を潤し、第一登山口まで来ると予定より遅れて13時半になっていた。
 沿道の家の軒先に、独居老人かも知れない白髪の男性が弱々しく椅子に座り寂しく日向ぼっこしている。
何かしら私達を迎えてくれているような格好に、今日の山行と紅葉について暫しお話をして駐車場に下りて行く。

 私達の車が1台、広い駐車場に取り残されたように停まっている。
紅葉には少し早いが日曜日である、幾組かのグループ登山を想定していたが、今日の鹿嵐山は僅か二組4人であった。
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-18 10:58 | 山登り | Comments(0)

「鹿嵐山」(3)

f0201348_16322945.jpg 鞍部から20分ほど登り返して鹿嵐山の山頂に立つ。

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 雌岳には風雪を刻み苔の生えた石の祠が少し傾き佇んでいるが、雄岳には筑後市の筑後岳友さん達による山頂標識と下毛郡民体育大会山岳競技の標識のみが立っている。

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 f0201348_1638830.jpg 冷えた水を口に含みじっくりと腰を落ち着ける。
秋の陽射しは弱く、虫の羽音に耳を澄ませるほどに閑寂な山頂である。
しかし、灌木に少し邪魔された雌岳に比べ景観は一段と開けている。
耶馬渓の急峻な岩峰と渓間、その背後には山稜が幾重にも重なり景趣豊かな山頂である。

f0201348_16384923.jpg 30分ほど眺望を楽しんで10時25分に下りて行く。


f0201348_16433147.jpg 灌木の中に入って行くと、あっと思う間もなく行く先が消え険峻な下りが待っている。
等高線の密度から推して予想はしていたが相当な下りである。


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 上を見上げると陽光に透ける紅葉。
f0201348_16503785.jpgロープと木に掴りながら慎重に下りて行く。

f0201348_1651444.jpg 途中、若い学生らしき男性2人に今日初めての出会い。
その二人は最後の急坂に肢の疲れを感じながら、そして私達は滑らないように足元に全神経を払っていたのでお互いに寸前まで気付かない。
第2登山口からの2人は挨拶代わりに「いやー厳しい登りの連続です」と第一声を吐露する。
そして私達は「山頂は直ですよ」と励ます。


f0201348_165334100.jpg 高度にして200mほどか、未踏の地は何処も長く険しく感じるものである。
滑り易く険しい道にロープが無いと大変なところである。
いつ張られたのか、木が今にもトラロープを完全に銜え込みそうなほどに食い込んでいる。


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さほどの距離ではないが、気分的に時間を感じる下りであった。
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-17 16:56 | 山登り | Comments(0)

「鹿嵐山」(2)

f0201348_13465711.jpg 今朝、長袖を通し新聞を取りに出ると、陽射しの無いにび色の空に、時を忘れたかのように玄関先に寂しくハイビスカスが一輪咲いている。
そして、ブログの続きを書く前の朝ご飯、昨日のシイタケがスープに入って一段と美味しい。

f0201348_1349115.jpg 樹間に下界が覗き始める8合目辺りから、道を塞ぐようにツクシシャクナゲが点々と現れる。
山の本によると奇岩の紅葉につぎ、シャクナゲの山として名をなしているようだ。

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 灌木に変わり閉塞した登山道に少しずつ陽射しが戻り、南に回り込むようにして雌岳の肩に上がって行く。一陣の涼風がザーッと木々を揺らし、汗でぬれた上半身から体温を奪っていく。情景は全て秋の装いである。
自然歩道の様な歩き易い道の傍らにタカノツメと表示された木に出くわす。私にとって初対面の木であるが、名前の由来を知りたいものである。
(タカノツメは落葉の小高木で北海道から九州の山林に成育し、名前の由来は冬芽の形が鷹の爪を思わせるからという。別名イモノキと言い、春の芽が出る頃には、タラノキ同様に食卓を賑わすらしい)


f0201348_1359325.jpg 山の本によると雌岳山頂までの所要時間は50分と記されていたが、500mほどの高度差に20分オーバーの1時間10分ほど要している。
 呼吸も心拍も落ち着き、見上げると色付き始めた木々が青空に映えて美しい。
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f0201348_140275.jpg 肩から平坦な道を150mほど歩くと山頂の空間に出る。
眺望は無いと書いてあったが、北に開け山越しに中津市から豊後水道が靄にかすみ、北東には耶馬渓独特の突咒とした山群が広がっている。
 6時過ぎの朝食に胃は我慢しきれずに唸りを上げ始めている。間食用としていたバナナに足らずそのまま昼食に入る。
 落葉に足を取られながら、15分ほど下って行くと中央登山口からの鞍部に出る。
 
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by 1944tourist2004jp | 2011-10-17 14:14 | 山登り | Comments(0)