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「仏頂山」提谷コース(2)

f0201348_19374249.jpg 小さいながらも分岐点に設置された案内板通り次々と現れてくる滝、二人の男性が競うようにカメラを構える。
時間も距離も忘れ滝の名前を置いてきぼりにしてバシャッバシャッとシャッター音が響く。
f0201348_19385828.jpg アングルを欲張り行者の滝でついに苔岩に滑り這いつくばる。
いつも油断大敵と自戒しているが、意識と身体がちぐはぐでSDに軽く窘められる老僕である。

f0201348_19404569.jpg 百日断食記念碑から左折して宝満山へと向かうが、“金の水”と“普地の窟”への分岐点に出て、優柔不断の中で宝満山へと向かう。f0201348_19433244.jpg

f0201348_1942348.jpg しかし、猫谷川新道との合流点に来て心変わり「やはり未踏の道だと・・・」と仏頂山へと取って返す。
「今日はころころと変わるね!」と少し冷笑の様相である。
 踏み跡の少ない道に入りこんで行き、地図の等高線を確認しないまま「上へ」との思い込みで道を失う。
道を探していると、下の方で別道を選んだ後続の三女性の賑わいが山間に近づいて来る。
ここで、やっと“思い込み”に気付き方向を変え下って行く。

 直ぐに“金の水”に出て、嫌みのない味わいに柄杓で一口、そして二口三口。
f0201348_1946519.jpgリーダーらしき人が「縦走路の尾根に出ますが一緒に行きませんかと?」と声を掛けて来る。
 グループから一足遅れて“普地の窟”に到着した後、私達はここから左に折れ仏頂山へと向かう。
続く登りに冷水と冷えたバナナでエネルギーを補充して一気に山頂まで100mの縦走路に上がって行く。
f0201348_19475718.jpg 祠に鎮座した石仏に頭を下げ、日陰に疲れた身体を沈めお昼をとっていると、一人の男性が軽装で上がって来る。お互いに黙礼する。
 頃合いを見計らって話し掛けると、大野城市の方でこの山には相当登っているとのことであった。
同じ道を辿りたくないので、「地図に載ってない“つつみ”谷への道ありませんか?」と訊ねると、「“ひさげ”谷と読むんですよ!」と訂正してくれる。
f0201348_19492340.jpg正式には手偏で、地元の方々は“ひさげだに”と呼んでいるらしい。 三群山方面に歩くと、直ぐに提谷方面への道標がある。
余りにも近過ぎるのでと躊躇していると、「まだありますよ」と更に縦走路を下り道標の無い脇道に出て、そこを少し下ると柚須原方面と提谷の分岐点道標に出くわす。
「ここを下って行くと“普地の窟”に行きますと」と下りて行く。
 宝満山の話を聞きながら15分程度下って行くと“普地の窟”である。私達は“金の水”を通って提谷へと行くが、彼は「今日はピストンです」と私達が登った縦走路への急坂を登って行った


f0201348_19512422.jpg 下りは予定通りに百年断食記念碑からシラハケ尾根道へと踏み入れて行く。
提谷コースと違い単純な登山道は渓流音の代わりに、地響きを立てるように蝉が鳴いている。
 下りは写真で止まることも無く1時間で登山口に到着する。
路肩には3台仲良く並んでいる。そして少し離れた路肩にも2台。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-30 19:35 | 山登り | Comments(4)

「仏頂山」提谷コース(1)

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 山登りを始めて4年。
宝満山については、気軽に足を運べる山としては年に2・3回踏み入れている。
凍結した難所ヶ滝と縦走コースからの展望を楽しみに、雪山の宝満山には必ず行くことにして、あとは残念ながら山野草の花が少ないので気の赴くままに足を運んでいる。
しかし、基本的には未踏コースを優先している。
 今回は猫谷川コース、行者道と歩いたので“風来坊”さんのブログを参考に本導寺からの提谷コースとした。

f0201348_1932157.jpg 地図を頼りに登山口へと上がって行くが登山口が分からない。

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20分ほど林道をうろちょろとして、最終的には最初に行き着いた所が登山口となっていた。囲碁でも同じだが意外や意外直観は結構頼りになる。
風来坊さんの情報通り、樹陰の路肩に3台ほど駐車出来る。
 林道から簡易舗装を20mほど登りつめた所に“アダルト山の会”が立てたこじんまりとした道標に助けられる。


f0201348_1975467.jpg 渡渉して間もなくするとシラハケ尾根道との分岐点に出る。
当然のように渓流滝コースに歩を進めて行く。
 短い急坂を上がって行くと、雨後の渓流音に蝉の声は掻き消され、真夏日に戻った陽は樹林で届かず、「ひょっとしたら一番良いコースかも!」とSDに賛成を促すと、私がカメラの標的とする滝を見ながら「素晴らしいコースね!」と返事する。
単純な渓流コースの猫谷川コースとは比べ物にならない。

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 渓流を堪能していると、後ろから同年代のご夫婦が登って来る。

f0201348_19111463.jpg ご主人は私同様一眼レフを駆使して滝に照準を合わせている。
どのように滝を撮っているか情報交換したいが、話し掛ける余地が無いほど寡黙に、そして無心にカメラを構えている。一方、女性群は旦那衆を置いてきぼりにして適当に先を行く。
 渓流音に負けず女性3人組の高揚したような声で「素晴らしいね、感激!」と下から響いて来る。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-29 18:40 | 山登り | Comments(0)

「民主党代表選挙に思う」

f0201348_1346534.jpg 党利党略と東京電力でも明らかになった様に政官財の癒着構造を解決できなかった自民党に辟易として、民主党への政権交代に加担した私。
国辱と無策の二総理を経て大いなる後悔をしている。
そして、マスコミ論評では次期首相となる代表選挙は党内力学では海江田氏、国民の人気度では前原氏と乖離している。
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 そして、マスコミ論評によると、代表選挙は党内力学では海江田氏、国民の人気度では前原氏と乖離している。

f0201348_13544266.jpg 二度あることは三度あるのか。三度目の正直であって欲しいが、国民の期待はまたもや裏切られそうな雰囲気である。その証拠にメディアを含め、脱小沢か非脱小沢が焦点になっている。
 喫緊の課題である震災復興は思う存分建設国債をでやって欲しい。素人目には今の財政戦略ではいずれ破綻するかハイパーインフレの道しか残っていないと思っている。
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とすれば長期の戦略に立って国益重視を基本にした前原氏が選ばれ、党内不一致で政権運営が渋滞した時は、是非政界再編の為の総選挙に打って出て欲しいと思っている。
小鳩の代理人、海江田氏は大連立反対、マニュフェスト堅持論者である。子供手当等3党合意も破棄しようとしているが、これで政権運営が可能だろうか。涙の委員会ではないが一国の総理として如何にも線が細い。
野田氏はソフトで話しは上手だが、立候補当初の話しとの一貫性に乏しいし、三角外交と防衛に脆弱感が漂う。

f0201348_145228.jpgそして、その鹿野氏は大変申し訳ないが、眉の高さが違う語り口は信頼性が薄い(?)。また、一国の総理として哲学が無く何処を向いているのか分からないし、誠心誠意だの話し合いだのと具体性が全く無い。
馬淵さんは哲学もあり溌剌として好感持てるが、外交人脈と経験が如何にも薄い。閣内での活躍を期待したい。
 前原氏は外交防衛でアメリカに人脈が多く、中国軍備を批判して大物政治家として中国に厚遇されなくとも毅然としている。
そして、彼が立候補宣言するや否いや中国は尖閣列島に侵入。
このような国に温厚な話し合いだけ求める呑気な人達に国を任せることはできない。
海江田氏の後見人の小沢氏は議員等数百人を引き連れての国辱外交、鳩山前総理は普天間問題で日米関係を棄損した。
いずれが国益に合致しているか論を待つまでも無い。

f0201348_14103027.jpg そして次の重要課題であるTPP。
前向きに明確な返事しているのは前原氏のみである。
小学校から加工貿易立国として学んで来て、現状も工業生産とサービス等が国を支えている。
 食糧自給は重要課題であるが、老齢化の実態を鑑みて民間の資金と技術を導入の法的整備をし、欧米のように所得補償で農家を手厚く補償し、その財源をTPP国となって成長路線に舵を切ればどうだろうか。

f0201348_14134933.jpg 前原陣営の癌は暴力装置と評した仙谷氏であり,外国人の献金問題だろう。
菅さんより説明は具体的であるし、社会市民運動等得体の知れない極左団体への献金も無いので、野党は許してはどうだろうか。
そして、財政再建と社会保障の柱である消費税。
 信頼できる政治家と官僚の政権運営が構築できた時の話であるが、2・30兆円の歳入増とされる15%でも納得できる。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-28 13:44 | その他 | Comments(2)

「無題」

f0201348_1820736.jpg 盆過ぎに山登りを2回ほど予定していたが、雨続きの天候にモチベーションも萎え、“終日のたりのたりかな”の8月下旬。
 カーテンを開けるとすっきりとした青空に、近くの山でもと考えたが心が付いてこない。
いつしか娘が盆帰りに読んでいたミステリー本「真夏の方程式」に嵌って行く。
この種の本は読みだしたら止め処無く、全てを後回しに優先してしまう。









(今年もガレージの上で百個ほど実をつけたキウイ)


f0201348_182456100.jpg そして、読了後に1ヶ月振りの7kmウォーキングへとSDと出掛ける。
二人とも適当に山登りをしているので、道沿いの白やピンクのサルスベリを見ながら筋肉に違和感は全くない。
季節が良くなって透明感ある山への準備である。








(道沿いの藪に密かに実ったカラスウリと、下は7月に井原山ので見た花)

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f0201348_1830596.jpg 一方、畑は生き生きと繁茂する雑草と対照的に、夏野菜は乏しい日差しの中で熟成が極端に落ちている。
日々収穫していたゴーヤは突風になぎ倒され踏んだり蹴ったりの長雨である。
今ではゴーヤ、ナス、オクラを細々と収穫し、冬野菜の準備として荒れた畝を起こし始めた。
ここ2日は大雑把に耕した畝に刈った雑草をふんだんに掛け、雨後の日差しで硬くならないようにと頑張っている。
 昨日は気合を入れ過ぎて、鎌で左手の人差し指を思いっきり打ちつけて、皮が引き攣るほどにどパンパンに腫れている。
軍手をしていなければ当然骨まで達する大怪我だったかも知れないが、幸いなことに切り傷ですんだ。
 傷は浅いので口で吸って消毒薬も付けずに放置していたが、今朝は痛みと腫れが一段と増し抗生物質と痛み止めを飲む。
薬は1カ月ほど前に、脱臼していた門歯を抜いた時に処方して貰ったものである。
指が動かないとか指先に感覚が無いなら病院に行くが現状は問題ないだろうと自家治療である。

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(アブラゼミ2匹と水田沿いに咲いたヒガンバナ)


f0201348_922233.jpg 今朝も雨後の清澄に、空は青く遠くの山並みはくっきりとしている。
しかし、書いている今は稲妻に続く雷鳴と大粒の雨に室内は点灯し、栴檀の葉にヘチマの花が一段と美しい。

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by 1944tourist2004jp | 2011-08-26 18:18 | その他 | Comments(2)

「おじさん達と娘」

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 数日前、旧職域の現役の後輩から「19日空いていますか、いつものメンバーで飲みたいんですが?」と電話が入る。SDは雰囲気で悟り、そばに居る娘に「飲み方の誘いみたいね!」と話したのだろう。
電話が終わって間もなく、娘から想像だにしない「私も参加してよい?」と語って来る。「退職したおじさんが中心の飲み会だぞ」と返事するが、それでもOKと言う。
私がまだ働いている頃、職場の女性3人と飲んでいる所に突然携帯が掛り参加したこともある。

f0201348_20525748.jpg 親の血筋か独身時代を謳歌しているのか、仕事帰りに小料理屋に一人で寄って、「お年寄りと話しをするのも面白い」と聞いたこともある。
いずれにしても年取った親父の飲み会に躊躇無く参加する風変わりな娘である。
 仕方なく再度誘ってくれた友人に電話を入れ直し、娘の参加に伺いを立てると一応快諾してくれた。



f0201348_20535676.jpg 近所の友達を拾って、SDに居酒屋まで送って貰い落ち合うおじさん達4人と若い娘。
親として共通の話題があるのだろうかと杞憂するまでも無く適当に話しが弾んでいる。
 いつものように生ビールで乾杯し、3人は直ぐに焼酎のお湯割りと移っていくが、現役の友人は焼酎アレルギーと決して口にせずいつもビールか冷酒である。
 娘は私同様、酒に選り好みの口は持っていない。何でもござれ派である。
しかし、「今日は家に放置してきた植栽の水遣りと生ゴミの片付けがあるので帰ります」と、皆さん方に止められつつ1時間半程度でジョッキ3杯と冷酒1合枡を飲んで酔いの気配もなく席を立つ。
 適当に酒のペースを合わせ、そつなくおじさん達の話題に違和感無く喜んで帰って行った。
友人達も雰囲気が変わって、少なからず喜んでくれたようで一安心であった。

f0201348_11452128.jpg 3時間程度で終了して、友達二人は家族の誰かが迎えに来る。
私は毎度のことであるが、近所の友人と連れ立って2駅間、酒と話しの余韻を感じながら、大凡4kmの夜風に身を任せながら歩いて帰る。

 今朝は二日酔いもなく、我が家の今年2番目のハイビスカスを撮って、甘水を汲みにく途中にある蓮根畑に行く。

 夕方、娘は夏休みを二日残して「楽しいお酒だったよ、皆さんに宜しく」と帰って来た。
そして、高校時代の友達と食事をすると言って出かけてしまった。

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 網戸に留まっているクマゼミ。死んでいるかのように動かなかったが、5分ほどして飛び去った。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-20 20:43 | その他 | Comments(2)

「墓参り」(帰路の高速で)

f0201348_1512438.jpg 20L程度のザックとデジカメに地図を持った細身のジョンブルが乗り込んでくる。
 今晩は福岡まで行って明日は山口に行きたいとのことであった。
ヴルカヌス研修生として日本に来て4カ月の彼は、南ロンドン出身でポーツマス大学の機械工学科を出ているとのことであった。
今日は桜島で1泊しての帰り。

f0201348_15354070.jpg 北海道から九州まで周っているようだが、前回は友達と宮之浦岳から縄文杉、そして開聞岳の登山をしたらしい。
一昨年、私達が周回した淀川小屋から荒川分かれとほぼ同じで、固有名詞がお互いから飛び出してくる。
 ご家族は小学校教師の姉と大学院の弟、そして電気技師のお父さん、お母さんの五人とのことであった。優秀な家族である。
墓参り時に買った”どら焼き”を手渡すと、囁くように「delicious!ありがとう」と言って食べてしまった。
UK発祥で私が好きなラグビーや海外旅行の話題に、辞書も無く回りくどい文章と異様な発音で熊本SAまで会話を続けて来たが、話題に窮して「Are you tired?」と聞くと、「Yes、a little bit. I drunk too much,last night.」と言い添えて目を閉じる。

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 9時近くなって来たので、「PAでヒッチハイクを続けるか、最寄りのJR駅から博多までどちらにするか」尋ねると、JRを利用したいとい言う。
鳥栖ICで高速を下りるべく外の車線に変更しようとすると、サイレンと同時に渋滞が待っていた。
IC直前の追い越し車線で白の乗用車が大破している。パトカ-2台に救急車も来て相当な人身事故のようであった。
そして、ICを出て行こうとするとバーが開かない。2度目である。今度は私達が出口で渋滞を作ってしまった。
何かの拍子にETCカードが飛び出していたのかも知れない。とんだ迷惑を掛けてしまった。
彼を最寄りの駅で下ろして、日帰り墓参の無事完了であった。
Stephanのメイルアドレスを教えて貰ったのでその後を確かめたい。

 そして、今日は旧職域の友人達との飲み会である。

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by 1944tourist2004jp | 2011-08-19 15:09 | その他 | Comments(4)

「墓参り」(3)

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 砂蒸し会館“砂楽”の駐車場は並ぶほどには無いが満杯に近い。
浴衣一枚の列に就く。私の前に若い外国の男性2人と女性1人、フランス語圏に住んでいるスイス人とのことであった。
 彼らと私が4人グループとなって呼ばれ、よしずで日除けされた砂蒸しの浜へと下って行く。

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f0201348_14395124.jpg 被せられる砂は10cm程度だろう。手頃な砂の重圧と熱が全身を覆い心地良い。指先で砂を掘って行くと熱水が湧き出してくる。

f0201348_14413795.jpg 10分程度が最適と言われていたが、横に2mほど隔たったスイス人と片言英語で20分ほど蒸される。
溜まっている体内の毒素が一気に噴き出したことだろう。


「湯治に来たいなー!」と後ろ髪を引かれるような娘の声を聞きながら、頴娃町ICから再び交通量の非常に少ないスカイライン乗る。

f0201348_14441147.jpg  運転交代と思い桜島SAへと滑りこんで行く。
行きも帰りも桜島は鹿児島湾に影も形も落とさない。
娘は誰かしらへのお土産、私達は小腹への何かしら。
私はいつものように己の用事が済むと躊躇なく車に乗り込む。
女性達は男性には無い色々な楽しみがあるようだ。
車で待っていると、「福岡までヒッチハイクの外人がいるけど乗せて上げようか!」と娘が声を掛けて来る。

f0201348_145384.jpg 私達が乗せる相談をして車中を片付けている最中に、勇気あるおばさんが青年の横で“福岡いきたいです”と書かれた段ボールの切れ端を掲げ「何方かいませんか」と大声で言っている。
日本人で勇気ある種族はおばさんである。  
 荷物を後ろに片付けた後、おばさんが離れ一人となった青年に「福岡まで行かないが、途中までならどうぞ」と話し掛けると、「OK、please」と笑みを持って答えてくれた。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-19 14:49 | その他 | Comments(0)

「墓参り」(2)

f0201348_13333242.jpg 私は記憶に薄い遥か昔、一度寄ったことはがあるが、SDは数回となく行ってるので良く覚えている。
 平日にも拘らず駐車場には入りきれない車が右往左往している。

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f0201348_13424416.jpg やっと探し当て、ひんやりとした谷底へと下りて行くと、ソーメン流しの丸テーブルが数え切れないほどに並んでいる。
満員御礼の盛況である。しかし、峡谷のせいか人いきれは全くない。
駐車に手間取り、食券売り場で並び、人気レストランのように空きテーブル待ちでの列に、やっとテーブルに着いてソーメンが来るまで30分以上は要している。
いやが上にも美味を期待したくなる。

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f0201348_13452436.jpg ニジマスの塩焼き、鱒寿司、鯉こくにサツマアゲ、そして冷水に流れるソーメン。
小葱とワサビをたっぷりと入れ、熱の溜まった身体へと流し込む。
期待通りの美味に3人共至極満足である。
 池田湖を南に周回するように、日本最南端の駅“西大山”と山川港を見ながら指宿へと入って行く。お目当ての“砂蒸し”である。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-19 13:32 | その他 | Comments(0)

「墓参り」(1)

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 一昨年の春、SDと二人で墓参りした序で、開聞岳登山に指宿スカイラインを走って2年振りである。
今年は末娘も長期の夏休みに3人である。
断続的に雨が激しく降る縦貫道に、3人交代でハンドルを握り一路鹿児島へと向かう。

f0201348_139134.jpg 3時間弱で到着した後、添えるお花と傘を買い求め、シラスの急崖のそばに100基ほど並ぶ墓地へと向かう。
 道は狭く路肩駐車が出来ない。このようなシチュエーションで必ず役立つ娘。
近所のお菓子屋さんで“どら焼き”を買って、「20分ほどお墓参りで車留めさせて貰っていいでしょうか」と頼み込み大いに助かる。

f0201348_13102478.jpg 同じ九州でも北と南、石塀に挟まれた細い路地に墓参りの人達を迎え入れてくれるように、サルスベリ、フヨウ、ルコウソウ、そして私が始めて見るモミジアオイが点々と咲いている。
日差しも心なしか強く、明るく南国らしい雰囲気である。
墓参りの最中に雨は無く紺碧に広がる青空。

f0201348_13142846.jpg掃除していると、直ぐ下の墓碑に向かい合うように佇む2羽の鳩。私達を観察しているのか、愛を確かめているのか数分間向かい合っている。f0201348_13151595.jpg













 日差しと湿気に3人の背中は汗で濡れている。
ゴーヤ、ナタマメ、巨峰、ひよこ菓子を墓前に供え手を合わせる。

f0201348_13231755.jpg 後は予定通り、娘の希望で鹿児島北ICからスカイラインに乗って、指宿へと錦江湾を望む展望台に寄りながら一っ走りである。

f0201348_13241288.jpg 若干の遠回りであるが、過去の話となったイッシーの“池田湖”越しに山頂に雲をなびかせる開聞岳を眺望し、空腹に唐船峡へと向かう。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-19 13:03 | その他 | Comments(0)

「展望なき蛤岳」

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 “そよかぜ”さんから久し振りのメイル、「明日、倉木山に行きますが、8時登山口どうですか」。
二つ返事で「行きます!」と返信したいところであるが、今週に限り朝晩の送り迎えがあるので如何ともしようが無い。
山頂からの由布岳の美峰は“そよかぜ”さんのブログを拝見させて頂こう。

f0201348_19264577.jpg 9時過ぎに出かけ、4時過ぎには戻って来なければならないので今週は金山、宝満山と近場の山で汗を流している。
そして、今日は未踏の蛤岳である。f0201348_1927472.jpg

f0201348_1930518.jpg 離合の難しい隘路385号線の坂本峠へと登って行く。
福岡県側からの車が数台下りてくる。勿論飛ばせるような道ではないので、クラクションの合図は無くともお互いに離合場所で早めに待つマナーの良さである。f0201348_19303397.jpg

f0201348_19321374.jpg 10時前に三差路の登山口に着くと、ループ橋への拡幅工事でユンボが入っている。
三差路には2台ほど留れる路肩があり、工事関係者に「ここに留めて邪魔にならないだろうか」と尋ねると、「良いですよ」と快い返事である。
 自然石の階段を上がって行くと、次は丸太で誂えた下りと登り、
ここから1時間の永山峠まで、地図の通り緩やかなアップダウンの連続である。
植樹林と自然林の混じった登山道に蝉の声は少なく、渓流に寄り添う山野草の花もなく、時々小鳥の甲高い囀りが聞こえて来る。

f0201348_19335279.jpg 50分程して植樹林の中を下って行くと永山峠である。
舗装林道を横切って砂利の登山道に入って行くと、突然渓流音が響いて来る。蛤水道である。
ー農業用水として、江戸時代の初期に蛤岳から筑前の大野川に流れる水の一部を佐賀県側に導いた水路。ー
 水路沿いにある砂利道を10分も歩くと、蛤岳への登山口が現れる。


登山道と水路の角が湿地となり、淡い紫の花がこじんまりと群生している。
如何にも、「ここで一息ついてくれ」と言わんばかりである。

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f0201348_1941744.jpg 水路沿いに近くまで入って行くが、泥濘に登山靴がズボッと入りそうになる。
ブログに載せる花が無いので寂しいと、山側から忍ぶように入ってやっと2mほどまで近寄り写真を撮るが絶好のアングルは難しい。
 20分ほどの登りで山頂である。坂本峠から丁度1時間半である。
山頂標示は無い。15㎡程度に切り開かれた所に九州自然歩道の案内板と奇異なほどに枝の入組んだツゲ(?)が迎えてくれる。

f0201348_15183972.jpg 左手の大岩に4段の手作り梯子が立て掛けてある。早速上がって行くと山の本で見た蛤岩である。
 眼前に雲が流れ、植樹林の向こうに眺望は全くない。



f0201348_1942223.jpg 本の写真を真似してセルフタイマーにする。
未だ少し凍っている梅酢を含んだ水を半分ほど流し込むと、胃がきりりと疼く。
この暑さと汗にその疼きが心地よいから不思議である。



f0201348_19431859.jpg 山頂の主の様な奇異な木を下から撮っていると、思わぬ方向から声が聞こえて来る。
振り返るとジャージと運動靴の男性である。
お父上をデイサービスへ送り迎えするため、定年を前に退職したらしい。 
本人も腰が悪く足先が痺れるので、積極的に時間の許す範囲で脊振山系を登っているとのことであった。
今日も脊振山頂駐車場に車を置いて蛤岳まで来たとのことであった。
 私のカメラを見るや、ザックから一眼レフを取り出して「山登りについでに花の写真を趣味にしています」と仰る。
お互い共通の趣味に花が咲かない訳が無い。山はそっちのけでカメラワークと穴場の情報交換に入る。
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 30分ほど楽しい時間を過ごして下りの途に就く。
登山口まで下って、どうせなら蛤水道の出発点までと思い反対方向に水路を沿って行く。
 10分歩いて記念碑に出くわすが、水路沿いは草茫々。諦めて永山峠へと取って返す。
ここからは見るべきものは無く、マイペースの下りに大股で速足で下って行く。




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by 1944tourist2004jp | 2011-08-11 19:08 | 山登り | Comments(6)