カテゴリ:雑感( 62 )

「実力>女神の判官贔屓」

f0201348_1758544.jpg カーテンを引くと重く垂れこめた鉛色の雲が一面に広がっている。いつものように7時前の起床で、洗顔の後新聞を取りに出る。
玄関先の紫陽花に代わるアサガオは、ガレージの上に孟宗竹で拵えた棚にやっと差し掛かるほどしか伸びていない。
しかし、水滴を重々しく鼻先に受け留めている薄紫のアガパンサスの鉢が三つ、そして玄関の軒下に巣を作っているツバメの尻尾が覗いている。親は時々子を連れて家の前の電線に3匹の子供の挟むように並んでいるのをここ数日見かける。巣立ちも間近だろう。

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(大船から望む双耳峰の由布岳と峻険な根子岳:6月初め)

f0201348_18153569.jpg  台所に来るとテーブル上には昨日収穫してきたばかりの夏野菜が飾るように盛られている。願を掛けるように朝のルーティンを丁寧に仕上げる。
今日は、女子サッカーWCカナダ大会の決勝である。前2回のブログで、”なでしこジャパン”の2連覇を予想し、しかも決勝では大胆に3:2の勝利シナリオを綴っている。



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しかし夢から覚めると、開始間もなく先取され前半16分で4失点、勝負はほぼ決まったかに思ったが、オウンゴールもあり4:2となった時には前ドイツ大会の再来と期待を持ちかけた。が、直後の失点で完全に勝負があった。


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 実力の差は如何ともし難い。
山と畑を頼りに健康寿命を保ち、75歳で新生“なでしこジャパン”のWCを観戦できれば幸いである。
 最後に、予選リーグ、決勝トーナメントで1点差勝負を凌ぎ抜いたなでしこ達、決勝まで進んできたことを褒めてやりたいし、一日本人として感謝したい。
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by 1944tourist2004jp | 2015-07-06 11:16 | 雑感 | Comments(2)

「痴呆一直線」

f0201348_10335075.jpg 定年退職数年前から、私の書類棚は仕事関係のファイルから私的な本棚へと様変わりしつつ、定年退職を迎えた時点ではほぼ本棚になっていた。
と、言うのも30分ほどの電車通勤で月に4・5冊読んで、家で読み終えるものを半々として数十冊となっていた。
そして、定年退職の数日前に私物を車で持ち帰り本棚に整理していると、同じ本が2冊あるのを3冊見つける。事の起こりは読んだのをすっかり忘れてしまい、数か月後に読みたい本として購入したとしか思えない。


f0201348_10355978.jpg 今、末娘の本棚から見つけた“池波正太郎”の単行本シリーズに嵌り、不足分を市立図書館の大成20数巻を借りて読んでいる。
 ある方が私と同時進行で読んでおり、第12巻を返却予定日の数日前に返しに行った時、13巻をその方が借りており手ぶらで帰らざるを得なかった。
そして一昨日、何を間違えたか電話で己が返した本12巻がありますかと訊ねると、当然の如く「はいあります、取っておきましょうか!」との色よい返事を聞く。直ぐに借りに行く。何となく違和感があるものの最初のページを開き数行読んでみると余り記憶がない。
しかし、帰宅後に数ページ読むと「あれっ!」と記憶が蘇り、最後のページを開くと間違いなく数日前に読み終えた本であった。SDは「私は図書館で借りる時から読んだのは12巻と思っていたよ!」と、軽侮ではないがにべも無く宣う。


(バラ展でSDが購入したもの)

 そして、夕方いつものように晩酌を始めるが、お湯の次に焼酎を入れるべきところをペットボトルの水を継ぎ足し、「えー、何ともぬるいな!」と一声、当たり前である。何と阿呆丸出しの白湯を飲む酔漢に落ちぶれているではないか。
そして、先の山行ブログで”立石山から可也山”と当てる漢字で”加也山”とタイトルを間違える始末。



f0201348_10375486.jpg 子育てと言うのは本当に大変なことである。
真夏日の予報で、9時前に畑に行って、ゴーヤとキューリのネット張りをしていると、晩春の陽射しに非ずあっという間に上半身は汗びっしょりとなる。そのような中に、菜園仲間のお隣さんが、「キジが畦の草叢で卵を抱いていますよ」と教えてくれる。
 夕方、7・8m離れて望見すると、丈の低い雑草の中から鋭く私を凝視するメス。暑熱の中に伏せる様に凝然と抱卵している。望遠で写真に収めそっと離れる。


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 幼児虐待の末に殺人もどきのような状況下で幼い命を奪う一握りの若者に比べ、暑さにさほど強くないだろう野鳥の何と涙ぐましい事か。



 


 午後4時11分、平和安全法制に関する特別委員会のTV中継をソファーに寝転んで聞いている最中、出し抜けに”ドーン”という感じで転瞬の振動を感じる。テロップにより福岡県筑後地方の深さ10kmを震源とするマグニチュード4(震度3)の地震であった。15分経過して余震はない。
比較するまでもないが平成17年3月、玄海島に甚大な被害を齎した”福岡県西方沖地震”以来の揺れであった。
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by 1944tourist2004jp | 2015-05-27 10:41 | 雑感 | Comments(2)

「御嶽山」

 今朝は休校とも知らずに交通当番で出かける。夏姿に少し肌寒い。
いつもなら早朝通学の子供達を追い越しながら担当の交差点に向かうが、今日は何か雰囲気が違う。前にも後ろにも小学生が歩いていない。
古希の脳裏に浮かんだのは昨日の小学校の運動会。何とも阿呆な1日の始まりであった。

 四季の美しい自然の移ろいに誘われて登る山々。二人とも健康に恵まれ、貧乏暇ばかりで学生時代を思い出すように山を愛し始めて7・8年になる。
今年に入って、山からの訃報に心痛む日々であったが、ここにきて何とも悲惨極まりない山の事故。
ニュースを観ながら、安否不明の方々のご無事と、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりである。
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by 1944tourist2004jp | 2014-09-29 08:46 | 雑感 | Comments(1)

「汚い空」

 「梅雨を前にしてジャガイモの収穫を急がねば・・・」と、田植えの準備が急ピッチの田園に麦わら帽子に異様なマスク姿、抜糸前の左手にビニール手袋を2枚重ね、その上から軍手をしてスコップを握る。SDは「今年は芽かきをしなかったけど、まーまーのできじゃない!」と、満足そうに次々と袋へ入れていく。

f0201348_13564754.jpg 初めて栽培したフランス原産の”シンシア”は皮が透けるように薄く、名に違わぬ美形の芋がごろごろと飛び出してきた。
因みに1kgの種芋で収穫は6.5kg、種芋を2個に切り分けて植え付けているので決して大収穫ではないだろう。
茎は太くまだ葉の青いアンデス、メークィーン、キタアカリは流石に小粒で、雨の1週間は致し方ないとして食べる分だけ掘り起こす。

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 序ながら、オクラやゴーヤの葉の裏に集っていたアブラムシは牛乳をたっぷりと塗り付けていたのが良かったのか、卵の死がいが黒点のように一面にくっ付き、新しい卵は産み付けられていなかった。キトサンや木酢と焼酎等色々試したが牛乳が一番効き目があったようだ。


f0201348_13581611.jpg サトイモは種芋を植え付けた上にマルチを張っていたが、ここ数日の暖かさで3個ほどマルチを突き破り芽を出し、残りの7個は破りきれずマルチをもっこりと持ち上げている。

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いつだったか、”カイワレダイコン”の発芽の力をTV番組で見たが、萌芽は想像を遥かに超えた力強さがあるようだ。若芽の茎は見た目に瑞々しくポキッと折れそうであるが、水を蓄えた細胞膜の強靭さには驚かされる。サトイモの新芽を見る限り覆土を持ち上げる力は強いが、横の力には如何にも弱そうである。しかし、ぽっきりと折れても決してへこたれない生命力がある。
花や野菜に疎い私にとって、家庭菜園は小学生の理科の観察しているようなものだ。



f0201348_14145756.jpg『かすみか雲か』

 かすみか雲か ほのぼのと
野山をそめる その花ざかり
桜よ桜 春の花

                      のどかな風に さそわれて
                     小鳥もうたう その花かげに
                      いこえばうれし 若草も

                                           親しき友と 来てみれば
                                          ひときは楽し その花ざかり
                                          桜よ桜 春の花

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 この唱歌は、小鳥をテーマとしたドイツ民謡『春の訪れ』に、桜の季節の歌詞をつけたものらしい。


 この2世紀、欧州を先頭とする科学技術文明の発達によって、人類は限りなく恩沢を受け人口爆発をしているが、その間どれほどの生物が絶滅に追い込まれ、毎年どれほどの生物がレッドリストに追加されていることか。生物の危機イコール人類の危機、そして地球の危機であるにも拘らず科学技術万能主義とグロ-バルな経済戦争にブレーキはかからない。

f0201348_13595997.jpg ここ10日ほどの・・・空の汚いこと・・・、うんざりする。晴天の積りで深山に入っても不織布に覆われたような遠望。季節柄の霞なら息苦しさを感じることは決してないが、深呼吸も憚れるほどに空気が薄汚れている。日本の基準値を大幅に超えるPM2.5と黄砂の入り混じった空なのだろう。

f0201348_1402328.jpg 前段で書いたことに若干の矛盾を感じながら、
CO2排出量の問題もあるが、天然ガスの高騰による国富の海外流出と、電力料金の値上げで将来予想される日本経済の低迷と失業率のアップを考えると、私は世界で一番信頼性の高い日本の原子力発電の再開に、安定的でかつ廉価な電力供給の観点からも残念ながら賛成せざるをえない。
 環境問題に敏感な北欧初め世界の趨勢は原子力発電拡大の方向である。そして一方、再生可能エネルギー最先進国のドイツでは高コスト電力の供給に限界を感じ始めている。

 話は逸れるが、中国の大気汚染の元凶の一つである石炭火力発電に代わる原子力発電。
高度技術の脆弱性に加え、情報操作と隠蔽の中で事故が起き、放射能物質が空気中に拡散されたらどうなることか。考えただけでも身の毛のよだつ思いである。
大気汚染を輸出していることに関し、「日本を滅ぼすに武器は要らない」と、ネットをかけ巡った反日国家が賠償してくれる余地など全くない。
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by 1944tourist2004jp | 2013-05-27 14:43 | 雑感 | Comments(2)

「読書感想の積りが!」

 本棚に埃被っているものを引っ張り出して読んだり、メディアで喧伝され私なりに魅かれる本があれば図書館で借りて読んでいる。
娘の夏目漱石全集を片付けて、瀬戸内寂聴さんの源氏物語と他の作家の感性を比較したく、次の枕元は別作家の源氏物語と考えている。

f0201348_1024041.jpg しかし、その前に鎌倉以来日本人の心を串刺しにしている禅の本を読んでみたく本棚を漁る。
仏教に関する本は数冊あるが、梅雨しげき中で読みたいと思っているのは神秘主義者のドイツ人が記した“禅と弓道”に関する本である。
本の表題を忘れているし、翻訳者の名前も忘れているので意外と探すに大変である。前後に重複した本棚の埃は老境を嘲るように隠している。
 因果は不明であるが、忘れた頃に突然見つかるものである。ネット囲碁の最中に、ふと本棚に目を遣るとその本が私をじっと見ていた。
諺の通りすぐそばにあった、「無我と無私」。
 目次の無い1ページを捲ると、間違いなく私が探していた本である。
この本は5年以上前に通勤読書の本を探している時に、表題が気になって手に取ると、ベストセラー本の藤原正彦さんの監訳となっている。そして、翻訳が奥さんの美子さんである。
 あっという間に読み終えるカッパブックス風の装丁本であるが、深遠な内容に数回に渡り読み返していたので、読了するに2・3日要したように思う。
そして、垂涎のミヤマキリシマを遠ざける梅雨しげき日々をこの本が紛らわせてくれた。
戦前の日本人は武士道と禅の心を道徳教育の中で学び、人生の深淵で無意識のうちに利他に生きていたように思う。
 しかし、社会の規範となる道徳教育が占領軍と日教組により骨抜きにされ、その土台となっていた仏教の教えも忘れ去られ、家族関係やコミュニティーが崩れ色んな犯罪が頻発している。
日本の道徳は先祖崇拝であり、季節のメリハリある厳しくも豊かな自然に八百万の神々に感じていた筈である。

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 国難に際し、その道徳と哲学を蔑にしているのが政治家達である。
私利私欲と党利党略、そして政官財の将来のみ見据えながら動いている政治家達。
国益と国民を放置して不毛の議論を尽くす政治家達。
 救いようのない自民党から選択の余地がないように民主党に政権を渡した愚かな国民、私もその一人であった。
昨年来、私はSDが驚くほどに政治討論番組にチャンネルを合わせることはなくなった。
 バブル時代にパックスジャポニカと内外に持ち上げられていた時代が懐かしくもあり、今考えれば余りにも民度が低過ぎた。
失われた10年と自然災害で低迷する日本を尻目に、頭に乗って外交展開して来る中国、ロシア、そして韓国。
キッシンジャー氏が「日本は色んな国難に対処出来る国」と、ある番組で仰っていたが戦後66年の骨抜き教育に、果たして無双たる国士は現れるのだろうか。

 本題の読書と「無我と無私」については次回にしよう。
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by 1944tourist2004jp | 2011-06-25 23:21 | 雑感 | Comments(0)

「ミヤマキリシマ」

f0201348_13551440.jpg 玲瓏の九重で遠望した平治岳、濃緑の山肌と真っ赤に染まった山頂。
近くで群生を観賞するのも良いが、山群を眺望するのも幸せな気分になる。
先月、その山頂を一目と法華院温泉に予約して九重に入った神奈川県からのご夫婦に出会ったが、本当に見せて上げたかった。
昨年は6月10日にSDと長者原から平治岳に、そして16日には牧ノ戸峠から扇ケ鼻と肥前ケ城を経由して中岳山頂からミヤマキリシマを堪能したが、今年は見頃の時期に雨が重なり悶々とした日々を送っている。

(昨年、平治岳山頂直前の岩場より)
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              (昨年、中岳より)


 出掛けるのは天気次第である。

f0201348_1616164.jpg植物にとって栄養環境が悪いと、子孫を残すためにより以上に花芽をつけ実らせると言う。


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井原山のコバノミツバツツジや阿蘇の高岳然り、昨年に比べ今年は植物にとって環境が良いのか、疲れか判らないが全体的に裏年のようである。

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 生物全体がそうなのかも知れない。
先日、“長寿遺伝子”に関するTV番組を見たが、飢餓の世界で子孫を残すためにミトコンドリアDNAの一部が突然変異して組み込まれたらしい。
体力同様脳も若返るらしい。
 誰でも持っている長寿遺伝子は、現状より30%ほど摂取カロリーを減らせば活性化するらしい。
アメリカでは活性化するためのサプリメントが既に販売されているとのことであった。
 何かの本で読んだが、飢餓時代の長かったある一部の民族は近代化による豊かな食生活と引き換えに糖尿病に罹患される方が多いことと符合する。



f0201348_14101134.jpg 腸内細菌と免疫の関係を見ても、生物は適度な飢餓状態と言うか少なくとも古来言われているように腹八分目にすることは長生きをし、成人病が減り、医療費も下がる一石三鳥である。
間接的にも絶滅危惧種指定のレッドリストを整理できるかも知れない。

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 TV週間天気予報を見ると来週も期待できないようである。
老境は仏様の教えを思い出すが、凡夫には中々実行が伴わない。
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by 1944tourist2004jp | 2011-06-17 13:52 | 雑感 | Comments(2)

「Home、空から見た地球」


f0201348_1695575.jpg 小さな町の名もない桜を見て歩く。
子供達の卒業した学校、いつもウォーキング中にお参りしている寺社、そして初孫ができて1週間後の退院時にわざわざ遠回りした桜並木である。満開ではないが例年の如く美しい。
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最後に雨上がり紺青の空の下、土筆を採った土手へと行ってみる。前回と同じように手に二抱え程の収穫を持ち帰る。
卵とじ、天ぷら、そして佃煮風にしてご飯にまぶして食した。主役たりえない分、毎度出されても厭きないほどに美味しい。
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f0201348_16152932.jpg 想像を絶するような自然の景観、そして人間の欲が織りなす景観、皮肉にもその美しさは共に素晴らしい。
破壊も創造の一つと考えれば良いのだろうか。



 数十億年に渡り培われた地球の遺産を、数十万年の人類が正に食い潰そうとしている。
「Home、空から見た地球」は、その芸術的な美を通して人類の知恵が宝石のように輝く地球を破壊し尽くしそうとしている現状に問題提起したドキュメンタリー番組である。
 産業革命に始まり、化石燃料が人類へ恩恵をもたらした寸毫の期間で破壊しようとしている。
そして、残されているだろう数十年への警告を、物悲しいナレーターの声と音楽に乗せて訴えている。 
革新的な科学技術の進歩で、先進国と豊かな資源を抱える国の一部は豊かな生活を手に入れ、残された8割の民は開発と人口爆発の狭間で苦しんでいる。
f0201348_16174915.jpg 久し振りに感動したドキュメンタリー番組である。
BS放送でなく地上波で、そして教育番組として利用して欲しいものである。
 地球は宇宙の理屈で消滅してしまうのだろうが、人類が早く消滅すればするほどに、その死がやって来るまで「青い地球」として輝けるのかも知れない。
宗教は人の生きる道を教えてくれているが、宇宙観を基本にした般若心経は人類の究極の教えかも知れない。f0201348_16195159.jpg
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by 1944tourist2004jp | 2011-03-31 16:08 | 雑感 | Comments(0)

「幸せに感じること」 

 1月は色んな所での偶然の出会いに、お年玉を貰ったかのような気分に浸っていた。しかし、2月に入ってネット購買で騙されて一気に長く続いた正月気分も吹っ飛んだ。
 デジカメのバッテリーをネットで調べると純正部品の30%程度の値で出品されている。
モデルno.を確認して注文すると、純正かどうか不明だが日本製との受注メイルが入って来たので安心して送金する。
 2日後に宅急便で送られて来たバッテリーに疑いの欠片も持たず、充電後に装填してonにすると、「リチウム電池を挿入して下さい」と表示され起動しない。
取り出した電池のモデルno.は間違いないが、“made in CHINA”と書かれている。要するにリチウム電池の擬い物である。
 大した金額ではないが騙された悔しさで、残していたメイルから注文品と違うことを根拠に代金の返還メイルを送る。そして、消費者相談をPSすると、あっさりと「返還に応じます」と返信が来た。
良心的なネット販売業者にとって、本当に迷惑千万な輩である。
 このような事件があった日、買い物の車の中で「今、俺が幸せに感じていること分かるかな?」と問えば、「ふふふっ!」と鼻で笑われた。
時を置かずして「孫と会っている時とか、美しい雪山の一部に成りきっている時とか」と予想していたが返事が無い。
仕方なく、私の方から「一に便座が暖かいこと、二に就寝時に蒲団が暖かいこと」と言うと、本格的に哄笑された。
 今朝の新聞、”温水洗浄便座「ウオシュレット」の累積出荷台数が3千万台を突破した”との偶然の記事に肩を叩かれ、この2日間の出来事を書く気になった。
慣れると旧来のトイレが如何に不便で老人にとって厳しい排泄環境(?)であったかよく分かる。
ここ10年来暖かい便座に座っているが、歳を重ねる毎に、また寒が厳しい今冬などは特に有り難い。
毎朝のトイレが本当に嬉しく楽である!
 また、就寝前に布団乾燥機を5分ほど付けて置くと、布団全体が暖かくこの上なく寝心地が良い。これまた天国に連れて行ってくれる。
以前は電気カーペットの上に布団を敷いていたが、乾燥機の方が断然経済的で暖まる。
 このような瑣事に幸せを実感しながら着実に歳を重ねている。
晩酌無しが今日で3日目、5日には毎年行われている学窓の新年会があるので、胃と肝臓には気持ち良く待機して貰わなければならない。
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by 1944tourist2004jp | 2011-02-03 22:55 | 雑感 | Comments(0)

「横綱の品格」

 朝青龍の引退について、これまでの素行を論って「仕方ないのでは!」との世論である。
私は、プロレスと違って相撲界にヒールは必要ないと思っている。
小兵にして強さを遺憾なく発揮して相撲界を盛り上げてきた実績に鑑みて、解雇でなく引退で終結したことに賛成である。
 メディアは傷害騒動と過去の素行に時間を取られ過ぎ、「横綱の品格」について余り論じられていないように思う。
2月6日のNHKの番組(朝青龍衝撃の引退表明)でもしかり、ゲストの“北の富士親方”や“やくみつる”両氏も「品格とは何ぞや!」具体的に語っていなかった。
 私見だが、「横綱の品格」とは勝負師として負けた時の態度もさることながら、勝者の敗者に対する思いやりだと思っている。
f0201348_13191936.jpg 将棋や囲碁の棋士と比べて欲しい。
対局後に、立会人を入れて必ず感想戦をするが、勝者に慇懃無礼な言動は全く無い。
恰も勝者が従者のような立場で検討する様を見るにつけ、その態度に感心する。
 「敗者に対する思いやりの美しさ!」が品格ではないだろうか。
 弱者に対して配慮できる人間であれば、世間では当然常識人だし、子供たちの手本たりえる人間性の持ち主の筈である。
 30歳前後で天下を取るのだから、自惚れが先に立ち鼻持ならない天狗になる可能性は大である。
 ボクシングの「マニーパッキャオ」でも書いたが、天才の将来は金に寄って集る「取り巻き」次第と思っている。
 朝青龍問題にしても、高砂親方や相撲協会の北の湖元理事長も同罪で引退すべきだ。
 鏡里、千代の山、吉葉山、栃錦、初代若乃花の時代が懐かしい。


「超一流の選手達」を見る時はこちら
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by 1944tourist2004jp | 2010-02-07 10:39 | 雑感 | Comments(0)

「大いなる自然世界百名山」写真集

f0201348_13242347.jpg NHKのアーカイブス再放送で、「荘厳世界百名山の名峰を9000m上空から撮る」と云う番組を観たが、印象深い素晴らしい番組であった。
 写真家「白川義員」さんが「世界の百名山」の写真集を作るにあたり、高さだけでなく、雄大、荘厳で格調高く、人々の登山の歴史、そして人間の精神に深く影響を与え、敬虔な信仰の対象になっている山を基本に、世界の登山家から110峰の推薦して貰い、最終的に100峰へと集大成したらしい。
 番組は、カラコルム山脈の主峰K2とヒマラヤ山脈の主峰エベレストの東壁に当たる曙光を、上空9000mから撮影する映像をドキュメンタリー風に仕上げたものである。
 神々しい山々を撮影しながら、地球は人間のためにあるのではない、故に自然の摂理に従って調和しながら生きるしかなく、山に深遠なる恐怖を感じ、最終的に神に祈る言葉しか見いだせない。
そして、人間は感情や奢りを自然の中で中和して生きなければならないと結んでいた。               (クリスマスローズ)
撮られた写真も神々しいものであるが、彼のコメントも常に神々しく山同様格調高い内容であった。
f0201348_13233856.jpg 山登りに勤しみ、山の写真をブログに出しているが、画面に映りだされる写真を前にすると、老境に近づきつつある私は、まるで登山口に着いたばかりの俗人にしか見えない。
 実体験しないと人生観は変わらないかも知れないが、是非写真集を見てみたい。
蛇足ながら、富士山のご来光を拝んだ時の気分はそれに近いかも知れない。
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by 1944tourist2004jp | 2010-01-30 22:28 | 雑感 | Comments(0)