カテゴリ:雑感( 62 )

「梅雨の合間に」

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 雨の合間にキューリ、ナス、ゴーヤ、ピーマン、ミニトマト、そしてオクラ1本を収穫する。
湿度の高い日は鬱熱になり易いので、老生とって強敵の夏草は程々に許して帰らざるを得ず、じっとりと汗を掻くのも約1時間半程度の野良仕事である。

そして、翌日はSDの指示に寄り添い、道路沿い咲いている紫陽花の花落し。見応えのある大振りのカシワバ紫陽花ほか、ゴミ袋3袋に押し込んだ。

一ヶ月振りに孫の顔でもと思い、娘に「野菜を持って行こうか!」とメイルすると、「上の二人がノロウィルスに感染し、下痢と嘔吐があるので今は止めた方がいいよ!」と、返信が来たとのこと。兄弟達の家へとお裾分けを持って訪ねるが、生憎と二家とも留守。

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 帰りに登山用具専門店へと寄ってみる。小1の二人の孫娘を連れて“久住山”に登った昨年の8月、下りで5年ほど馴染んだ靴のソールが突然に剥げ落ち、それ以降は山から遠ざかっている。
ここ数ヶ月、埃をかぶっている本を引っ張り出してきたり、ネット囲碁や畑仕事にのみにうつつを抜かしている己に嫌気と退屈さを感じていたし、同窓会でお会いした“千○○”君との話もあり、「山登りでも再開しようかな・・・」と、頃合いの値段の登山靴に足を入れる。

梅雨明けには、先ずはどの程度の脚力が残っているか、試しに☆二つの山に登ってみよう。

健診の季節。ここ数年は全ての“がん検診”は受けず、血液検査のみで自分の健康を判断している。しかし、今年は増加傾向にあると言う“大腸がん”のスクリーニング検診だけ受けることにした。

 そして、30年以上ファイルしている血液検査はいつも気楽に遠慮なく話せる先生の所で受けることにしている。

健診以外では、割れたコップで薬指と小指の間を切って5針ほど縫っても貰ったが、院内薬局では原因療法の薬以外は出さないし、診療費が最小で信頼できる。

囲碁の話しから顔馴染となり、時間があれば私なりに疑問のある医療関係について話しをお聞きする。

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 いつも楽しみしている朝刊の「編集手帳」、今朝は藤井聡太4段の連勝記録について書かれていた。
江夏投手の背番号“28”の完全数から入り、「彼の連勝記録は〈神様の手帳にだけ書いてある〉、次の完全数は496だというが。まさか、ね。」と結んであった。

亡くなられたが、豪放磊落な囲碁の藤沢秀行元棋聖について書かれた本に、20年以上も前に読んで記憶は定かではないが、将棋の芹沢博文9段(?)の対談で、お互いの棋力について「神が100とした場合、己等は3~4程度の理解しかできていないのかも知れない」と、偶然の一致をしたらしい。


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 日本中に明るい話題を提供している若干14歳の藤井太4段。

彼は天才集団の中から半歩踏み出そうとしているのかも知れない。それが0.01%の世界かも知れないが、頂点にある棋士達の世界で0.01%の差は、凡人達には計り知れないほどの力の差かも知れない。

囲碁も将棋もディープラーニングで人間を凌駕するほどの棋力を身に付けたコンピューター。

今の若い棋士達は、過去数百年に渡り培ってきた人間の軌跡を土台に、AIの計算しくされた次の手を学びながら、神に近付こうとしているのかも知れない。 




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by 1944tourist2004jp | 2017-06-29 19:17 | 雑感 | Comments(0)

「非効率の勧め」

 久し振りの終日雨予報。
ジャガイモの畝造りも一段落し、炬燵に入って娘が「これ読んだ?」と持って来た本を読み、撮り溜めしているDVDを整理し、夕方からは定期的に飲んでいる仲間と居酒屋へ、年相応に急がず慌てずの1日である。

現役の頃は、70歳を超すと歩き方もやや貧弱となり、持久力も落ちると客観視していたが、70歳代となった己を見て痛切に感じることは根気の無さである。野良仕事を精々1時間半もすると「今日は、もうこれで十分だろう!」と、もう一頑張りすることなく自分を納得させている。
現役時代は、先ずは仕事量を決めて時間に関係なくやり通していたが、今は時間と勝負している。 勿論、己に落胆はしていない。

 最近、顔は「年齢以上ですね!」と、知人に言われてしまったが、第二の心臓と言われている脚力は落ちていない。10kmのウォーキングも可能だし歩くスピードもさほど衰えていない。一方、脳力や反射神経、感覚器官の鈍麻は如何ともし難い。車庫入れ時の空間認識能力の劣化が証明している。何故かいつも斜めに入っている。
 運転事故に拘わらず多様な事故から免れるためには、先ず己の能力を認識することと思っている。生産効率etc.世の中全てにおいて効率を求める風潮にあるが、高齢者には非効率性をお勧めしたい。
”七面倒”なと思われるかも知れないが、他人に迷惑を掛けない運転や炊事における火の元については、老化した四つの目と二つの頭脳、可能な限り二人三脚の生活をお勧めしたい。

 現役を退いて終日家に居ると、自然に家事の分担が出来上がってくる。妻に飼い馴らされているとの表現が当てはまるかも知れない。
そこで本題、家事を決して効率よくせずに何回にも分けて熟していくことである。何気なくしたり、また考えたりしたことを新鮮に感じることもある。また、細やかながら新しい発見もある。非効率的に狭い家を歩き回り、階段の上り下りするだけで結構肢は鍛えられるものである。
 結婚式における祝辞の常套句「比翼連理」は、子育てが終わり関係が希薄になりつつある老後の望ましい関係を言ってるのかも知れない。


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by 1944tourist2004jp | 2017-01-20 11:55 | 雑感 | Comments(0)

「プーチン大統領の訪日」

f0201348_18573771.jpg 寒暖を繰り返し、乾季である冬の湿り気も適度に、遠方に浮かぶ初冬の山並みに素人菜園は満足できるほどに野菜も育っている。そして、悲喜交々ながら一部は暖かい土中に巣造りしているモグラやオケラ、はたまた野ネズミの貴重な冬の餌としてお裾分けしている。
 根より美味しそうなダイコンの葉、コマツナ、レタス、ワサビ菜、カブ、ホーレンソウ、シュンギク、そして生育の速さとサラダの色添えにSDが感激したラディッシュ等を2日おきに収穫している。




f0201348_18594476.jpg そして、11月JAや種苗店で苗不足となったタマネギ、仕方なく畦端に200粒ほど種を蒔いたことは先のブログで紹介済みであるが、12月中旬となっては貰う人もいないし捨てるには余りにも悲しいと、冬野菜の収穫後の俄か仕立ての畝に、石灰も振らず肥料もやらず200本ほど植えつける。
来年の収穫時は、JA、種苗店、そして我が家の苗と出来上がりが楽しみである。
 ただ一つ、心残りは春のスープの好材料となるキヌサヤとスナックエンドウの生育が遅れていることである。


f0201348_9422740.jpg 自衛隊駐屯地のモニターとして3四半期、招待される行事には万難を排して参加し、私なりにその責任を果したく客観的な立場で当ブログに載せている。
昨日は自衛隊の目的の一つでもある地域との交流、“~地域 そして家族~「感謝」”と題した“ふれあいコンサート”が催された。
文化会館の大ホールにほぼ満席で始まった吹奏楽の演奏、途中地域の高校生ブラスバンド演奏も含め、3部構成で行進曲からジャズ、映画音楽まで演奏が2時間半超。地方の小都市で聞ける生の演奏に拍手も非常に暖かかった。

 15・16日は“日ロ会談”一色の各TV局。
あくまでも浅薄な私見とお断りしながら・・・、世界の軍事大国を二分するロシアとの外交イベントについて感想を記して置きたい。







f0201348_9424562.jpg 過去に安倍首相を1時間、岸田外相を2時間半、或いはローマ法王を1時間、エリザベス女王を14分、今回の訪日についても2時間40分などと、先ずはプーチン大統領を遅刻常習者として紹介している。
その理由として大国或いは大統領としての権威付け、会談を有利に進めるためなどと、言葉に責任を持たないキャスターや評論家が揶揄するように喧しく語っているが、私はもう一つの理由として、国内外で常に暗殺の危険がある強権国家のトップであり、相対する方の護衛の度合いや旅程の危険の差によって恣意的に遅刻の時間を計算しているとしか思えない。
定刻通りに専用機を飛ばしたり、車列を運行するなど、几帳面で豊かなホスピタリティーを旨とする日本人の方が世界から見て常識外れなのかも知れない。


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 郷愁と現実の狭間を超越して色んな反論を敢えて承知で、元島民の方々には大変お気の毒に思うが、現時点でロシアにとって安全保障上の4島返還は無理である。日米同盟を基軸として国内に多数米軍基地を有し、未だ平和条約を結んでいない日本への4島放棄は早々に出来ない相談では無いだろうか。
同様に、沖縄の皆さん方には心底申し訳なく思うが、北東には反日国家の朝鮮半島があり、東には傍若無人な核大国の揺さぶりがある現状で、この地勢的条件を安全保障上のアドヴァンテージとして、法的・金銭的優遇を求め東南アジアや南アジアとの貿易交流拠点としての発展を目指したらどうだろうか。


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by 1944tourist2004jp | 2016-12-18 12:23 | 雑感 | Comments(0)

「蝉」

 週2の朝のゴミ出し。
外を掃いていると、いつから朝の喧騒が失くなったのだろうか、車の走行音とポロポロと鳩の呼ぶ声しか聞こえない。


f0201348_9454415.jpg 何とも去り際の見事な蝉たちである。数年間土の中で成長し、青空を見る一時は僅かな樹の蜜を吸いながら繁殖期に忙しく精力を使い果たす。
豊かな地球の資源を貪る人類の知り得ようの無いことだが、数年に渡って土中で待っている時は一瞬の青春も知らず、ただ体内時計と地温で外の世界に飛び出す時を待っている。そして、青空に目一杯羽根を広げる時は、ただただ繁殖一筋である。私達との余りの落差に言葉がない。
繁殖能力が亡くなっても、他の生物達を絶滅へと追い立てながら生かされる世界が待っている私達。
 と、数日前にPCに書き留めていたが、今朝の新聞に「死ぬためにただ死ぬために蝉生まれ」との川柳が紹介されていた。
この「編集手帳」は蝉のはかない生命をいとおしむ眼差しを引用し、障害者施設等の悲惨な事件や河川敷で見つかった16歳の少年の死を悼んだものである。
この17文字に私の言いたいことが全て抱合されているようで、今更ながら俳句や川柳を育んだ日本の言語と文化を称賛したくなった。
 残念ながら、7月12の「雨上がりに」のブログの写真以外蝉の撮り駄目は無い。







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by 1944tourist2004jp | 2016-08-31 08:03 | 雑感 | Comments(0)

如意輪寺「風鈴まつり」

f0201348_1093950.jpg ある新聞の「編集手帳」に、1ヶ月ほど前に載っていた西洋の言葉「人は人生の前半で金と権力を得るために時間を使い、後半では金と権力を使って時間を得ようとする」、そしてつい先だって亡くなられた永六輔さんの言葉「生きていることは/誰かに借りをつくること、生きていくということは/その借りを返していくこと」。
 取った駒を盤上から消し去るチェスと、取った駒を味方にして使える将棋の違いのように、発想の原点は牧畜文明と稲作文明にあるのではないだろうか。

f0201348_10101896.jpg 色んな意味で印象深く、そして示唆に富んだ言葉を忘れないようにブログに書き残しておきたい。






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 純和風の言葉は色紙を頼まれた彼が書き残したものらしい。子供にも理解できる平明な言葉で万人の心に光明を灯した数多くの歌のように、余命の小さな幸せを綿で包んでくれるような語り言葉である。
集落意識が希薄化する中で、私もその一人であるが我儘な高齢者に是非聞いて欲しい言葉でもある。




f0201348_10122488.jpg 本題に移ろう。7月17日、清影寺「如意輪寺」通称“かえる寺”で“風鈴まつり”があった。
 ”熊本地震復興イベント”と名を打って、法話に始まって、護摩厳修、南インド古典舞踊、フラダンス、ピアノとフルートの演奏、そしてバナナの叩き売り・南京玉簾・ひょっとこ踊り(私にとって釘づけの15分間)・白鷺会太鼓奉納と非常に内容豊富な祭であった。




f0201348_10124914.jpg 立ち直りの一助となって欲しい義捐金が熊本に送られることだろう。

事前の準備と終日のお心遣い、「如意輪寺」さん、そして協働する町の皆さん方本当にお疲れ様でした。


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by 1944tourist2004jp | 2016-07-18 10:20 | 雑感 | Comments(1)

「石鏃」

f0201348_1743675.jpg 午後から雨の予報。ジャガイモの畝づくりも急がなくてはと西に目を遣ると、予報通りに雲は低く一面に垂れこめている。
朝のTVに目配りしながら、いつもより段取りよく朝食、後片付け、洗濯と手分けして、家を出ようとすると地区の民生委員さんが「知っておきたい認知症についてと介護」の回覧文書を持参してくれる。有難いことに私達には切羽詰まった問題ではない。


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 昨年は2月23日に植え付けをしたジャガイモであるが、今年は若干遅れ気味。ブロッコリー、ダイコン、ニンジン、コマツナ等を細々と収穫しながら、先週初めから畝起こしにやっと腰を挙げている。
休耕田を借りての野菜作りであるが、土地柄石ころに混じって土器の破片らしきものはちょくちょく見かける。従前は手に取って縄文や弥生に思いを馳せることも無く、菜園にとって邪魔な石ころ同様畔間に山積みしていたが、今この時に黒曜石の“矢じり”を見つける。偶然の発見に石鏃が何かを語ってくれているようで、SDに手渡すと「そうね、間違いないんじゃない!」との嬉しい返事。

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f0201348_17542783.jpg ボランティア研修の中で、「沖縄の旧石器人と人類の起源」に続き、「東アジアと列島西端の旧石器文化」を受講するに至って、老耄の人生で古代文化等に無知愚昧な私であるが、無意識のうち興味をそそられているようで何ともくすぐったい。
 旧石器人や縄文人の起源、そして古代文明の伝播について、黒曜石の主たる原産地の腰岳(佐賀県)遺跡や、北部九州に広がる消費地遺跡、また縄文土器に混入していた種子や昆虫、或いは旧石器人の化石骨から取り出されたミトコンドリアDNAを通して新人類の移動までと、無限の夢が馳せる。
科学技術の進歩によって多方面から解き明かされつつある古代と、飛躍して宇宙誕生に迫る望遠鏡の進歩には言い知れぬ共通点を感じる。
 新聞情報であるが、ガリレオに始まる光学望遠鏡、ハワイの“すばる望遠鏡”による可視光と赤外線、野辺山宇宙電波観測所の電波、そして今回の天文衛星「ひとみ」によるX線で覘く宇宙。
つい最近発見された重力波の確証と再発見のために、飛騨市の“かぐら”と組んで、びっくりポンの嬉しいニュースが近い将来飛び込んでくるかも知れない。


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by 1944tourist2004jp | 2016-02-22 17:57 | 雑感 | Comments(0)

「晩節は難しい!」

 ラグビー南ア戦のBS再放送に性懲りもなく目頭を熱して、畑へと向かう。
80分過ぎ攻撃が継続される中での左隅への逆転トライ、5回対戦して0:5かも知れない相手にWC初戦での勝利。何度見てもその感動は初々しく涙が涸れることはない。


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スケジュールを先取りするように、数回に渡り返事の無い5戸に国勢調査の督促状をポストに入れ、翌日担当調査区の書類を市役所の指導員に見て貰い調査完了。と、言うのも恒例の錦秋の山登りをしたいがためである。

f0201348_2165211.jpg しかし、鼻炎持ちのここ数日の鼻詰りと鼻汁に副鼻腔炎の併発まで考え、23日に予定していた山登りも出鼻にジャブを打ち込まれるように意気消沈しての農作業である。
PM2.5が基準値以上のここ数日、田園越しの山並みも汚い空に翳み、福岡空港に着陸するだろう数千メートルの高さを飛行する機影もすりガラス越しのように見える。

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 数日おきに収穫をしていたオクラ、ナス、ピーマンもこの日照りに辟易とするかのように実は小さく正に菜生の終焉を迎えている。また、冬野菜の苗も余りの乾きに表土のクラックで根が浮き出している。
今後は、水遣りを欠かさず11月に待っているタマネギの畝お越しであるが、少し手を掛けて三ない農業(肥料、農薬、除草剤)の方に習った畦造りをしている。
 晩節と言えば、思い出の美人女優の面立ちが脳裏に浮かぶ。概ね、その余りのギャップに困惑するものであるが、上品な内面が補って余りあるほどに美しい晩節を生きている人もいる。
「ローマの休日」他のオードリー・ヘップバーンや、女優ではないが駐日大使のキャロライン・ケネディーさんもそうかも知れない。
寄る年波に勝てず刻み込まれた皺に何の手も加えずメディアのアップに曝されている。しかし、彼女達は隠そうともせずに素で通す。私が尚その美しさに見惚れるのは、その言葉や行動から醸し出される上品さであり美しさである。
野菜も然り、万物自然に逆らわず種を残し終えた暁には、実りは小さく朽ち果てて行く。
 庶民は・・・?
老夫婦が残り少ない人生で、地位や金銭に勝るものはお互いに健康であり歩調を一にした安らぎが、他人から見て晩節を汚して無い面立ちに見えるのかも知れない。
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by 1944tourist2004jp | 2015-10-23 21:08 | 雑感 | Comments(4)

「孫の運動会で暇な時間に考えたこと」

 昨日は、小学校3年の孫の運動会へ、そして今週の土曜日は保育園の孫達の運動会。
豊になるにつれ、婚期は遅れ子供も多くて3人、そして昭和の人達の健康寿命は7・80代と延び、生徒や園児一人に5・6人の応援は当たり前である。
 私達もその例に漏れず、小学校3年の孫1人に、妹達2人、それに両親とそれぞれの祖父母と計8人の取り巻きで賑わう。
昼食時、運動場に所狭しと並んだレジャーテントに目を遣ると、両親の他にどちらかの祖父母が必ず侍っている。

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 中国の学校に運動会があるかどうか知らないが、一人っ子政策のお蔭でもっと過酷な現状かも知れない。
我儘放題の子供達が成長して、札束を手にして海外旅行で爆買い。“パックスチニーカ”(?)の終焉も間もないだろう。
 ポール・ケネディーの“大国の興亡”が書棚に埃をかぶっているが、古くはローマ帝国からベネチア、大航海時代のスペインやポルトガル、産業革命のパックスブリタニカ、第二次大戦後のパックスアメリカーナ、バブル全盛期のパックスジャポニカ、そしてここ数年の中国もそうだろう。
 エズラ・ヴォーゲル著の“JAPAN AS NO1”に持て囃され日本は米国資産を爆買いし、欧米諸国から相当顰蹙を浴び最終的には大損した歴史がある。
AIIB非加盟の日米を中心としたTPP交渉が妥結しそうな勢いにあるが、安全保障上、また法に基づく経済取引にとって不可欠な条約と私は思っている。

f0201348_7572761.jpg 今日から医学生理学賞に始まる2015年のノーベル賞受賞者が発表されるが日本人学者の受賞が待たれる。
今年は玄関の軒にツバメが2回巣作りして飛び立ったし、2階のベランダ物干しの横に西日除けの積りで蔓様の植物をネットに這わせているが、私達の目の届かない高さのこんもりとした蔓の中でハトがヒナを養っている。
カメラを持っている私を今にも射抜くような親鳥の鋭い眼差しと、本能とは言え自分を犠牲にしても子供を守ろうとする凝然としたその姿に立ち退かざるを得ない。この様な接点に居ることにほくそ笑む自分である。

f0201348_8275676.jpg 過去数年候補に上り、今年も三候補の一人に挙げられているので、ひょっとしたら私の願いが叶うかも知れないと思っていると・・・。
 残念!・・・ネット囲碁をしながらTVの臨時ニュースのテロップを見ると、受賞者は三人、その内のお一人は日本人の大村智教授だった。おめでとうございます。
日本では犬や産業動物にとって福音となった”イベルメクチン”の発見者。

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by 1944tourist2004jp | 2015-10-05 13:45 | 雑感 | Comments(2)

「昔懐かしい田園風景」

 “中秋の名月”。
盛況裏に終わった校区の「お月見会」。800人超の参加者に 、“協働のまちづくり”の青少年育成部会事務局の皆さん方も準備を含め3時間の奮闘でお疲れになったことだろう。
翌日、我が家でも寂しく翳んだ満月を見ながら、甘さたっぷりの小豆餡が乗った団子が5個、白い皿に盛られた。
 電機やガス灯の無い闇夜の時代、紫式部や清少納言の観た満天の星空と月明かりは、言葉を失うほどに見惚れるばかりであったろう。しかし、彼女達は多次元的な感性で表現している。
今、満天の観月は奥深い山にしかない。
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                      (平成22年9月の黒米収穫写真)                 f0201348_8141893.jpg

 そして、正に太陰暦を偲ばせる仲秋名月とコメの収穫。

 菜園仲間から2週ほど遅れて、冬野菜栽培の畦を仕上げるために9時半から農作業に出かける。
近傍の稲刈りを待って、12mほどの二畦に積んでいた枯草を燃やし、初志を忘れず全て手作業で土を起し、土壌を砕く。


f0201348_14183781.jpg 二人で一畦を完了した頃、稲刈りの済んだ1反ほどの圃場を挟んだ向こうで、曇り空を見上げながら6・7人の男女が稲刈りの作業に入る。
遠目に見ていると、稲刈機が動き出す中、数人で3mほどの丸太を三角錐に組んで、その上に孟宗竹を渡していく。そして、残った人達は刈り取った稲を二股にして手際よく掛けていく。
その昔懐かしい田園の原風景を写真に収めようと、「最近では珍しい稲刈りの風景なので撮らせて貰っても宜しいでしょうか」とお願いすると、「いいですよ!」との笑顔が返ってくる。
 傍でお昼の準備をしていた奥さんに聞くと、「大人7人で昼過ぎまでに1反8畝ほどの作業をします」とのことであった。
この圃場は3年前に黒米を栽培していたので、「特別栽培米なんでしょうか」と訊ねると、「特別と言うことではなく、無肥料・無農薬、無除草剤で天日です」と、驚きの返答であった。反収を聞くと6・7俵程度とのことであった。
“三無い栽培”でお金を掛けないので採算はどうにか取れますとのことであった。

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 一仕事終えて帰る途中でご主人に栽培方法等を色々と聞く機会があったが、品種は食味があっさりとして、糖分の少ない“ササニシキ”で、病院やレストランに卸しているとのことであった。
同じ方法で8反ほど野菜を栽培していると知って、課題の自然農法について聞くと、要点は「天地返しはせず精々30cmほど掘り返し、土壌に栄養と空気を存分に入れ混むため雑草や稲藁を漉き込んで、過剰な浸水による土壌の腐敗させないこと」と、決して自信過剰や押しつけの無い返事に、彼の数多の経験を感じる。
採算はいざ知らず、自然農法でコメや野菜を栽培し自家消化と病院や特別な所に売っていますとのことであった。

f0201348_14242084.jpg 彼等の農作業を見ながら、未だコミュニティーに浸透し得ていない“協働のまちづくり”について思いを馳せる。
 科学技術の進歩により生産性は格段に上がったが、その便利さと豊かさを享受することによって生まれた集落意識の希薄化、事象の表裏に世の常を感じる。

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農耕民族の根幹である協働作業が消滅するに従い互助の精神も薄れ、他人に無関心でぎすぎすとした社会が滲み寄る。
彼等の農作業に、協働のまちづくりの原点であるコミュニティーが共有できる活動の場を創出すべきヒントが隠されているのかも知れない。
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by 1944tourist2004jp | 2015-10-01 13:55 | 雑感 | Comments(0)

「7月17日~31日」(ツバメの巣立ち)

f0201348_16522410.jpg 台風11号が四国・中国地方を横断し、新宮熊野地域の冠水状況映像が流されている。
百年以上前に熊野川の中洲から高台へと移転された熊野本宮大社は問題ないだろうが、旧社地の“大斎原”の被害が懸念される。  
 福岡県も重苦しく薄墨色の雲が垂れ込めているが、雨は無くここ数日の暑さが嘘のように、涼しい風が家の中を心地よく吹き抜け、台風のニュースを見るにつけ何とも座り心地が悪い。

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f0201348_16533720.jpg 外にあってはギリシャの債務問題、露見した中国のバブル崩壊の危機、そして内には“安保法制”と“国立競技場“と何とも喧しい世の中である。
安保法制に関するメディアの論調は、社風を反映して”右と左”で一方的な論調がそれぞれに支配的である。
保守的な私として、ブログでの自己主張は何とも空しいので割愛するとして、今年中に解散があるかも知れない衆院選で意思表示したい。

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 新国立競技場については、国民の9割が見直しを指示しているのだから「何をか言わんや!」である。全ての政治家と官僚は公債残高千兆円を知らぬ筈がない。


f0201348_1655322.jpg 一方、我が家は平穏である。
年に1度の健診で、二人ともコレステロールは正常値よりやや高めであるが、人間ドック学会による健康な高齢者の数値見直しにより許容範囲は少し緩くなっているし、欧米ではCHOの高い人ほど長命との統計もあるので大丈夫だろう。




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 夏野菜の収穫も今年は予想以上で、緑、紫、黄色、赤と旬の彩りが食卓に並ぶ。
加齢に伴う熱中症が心配される夏の畑作業であるが、倦まず弛まずに程遠い我が菜園ながら、今年は先取りした畝お越しや雑草刈り、今は収穫と風に倒されないようにトマトやナスを添え竹に結び直す作業等だけである。


f0201348_16572775.jpg 6月末から、朝一番で新聞を取に玄関を出ると臙脂の糞が点々としている。1日1回は水で流しているが時をかまわず上から落ちてくる。せめても慰めは我が二人の老頭に糞害が無いことである。
巣立つ時は、電柱から我が家への引き込み線に2羽の子供を挟むように、同じ間隔で家族揃って仲良く並んで留まり、眺めている私達の目を気にするよりは、飛来するカラスを警戒するかのような素振りである。

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f0201348_211717100.jpg 今は2回目の子育てを玄関の軒下で頑張っている。
 昨年は、ベランダの軒に巣作りをしていたが、スズメに乗っ取られ無残にも崩壊、ベランダにその土と枯草で塗り込められた大事な巣の残骸が散乱していたこともある。




f0201348_17431011.jpg また、5月末に無保険車に追突された補償も20数万円の修理代全額が振込まれ、やっと昨日修理に出した。
“衣食足りて礼節を知る”と言うが、“おもてなし”が話題になる昨今、政治家を見ながら「他利を忘れた自利の傾向に身を置いてないか」と、自分自身に問いかける長梅雨の日々である。

(10日後、巣立ちが間近かな・・・)
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f0201348_125458.jpg 7月29日巣立ち。
午前中に一仕事と思い、10時半頃に畑へ出掛けようとしてSDが巣を見上げると、3匹揃って巣から乗り出すようにして見送ってくれたらしい。
 果たして、12時前に家に帰って来ると、我が家への引き込み電線に、親に見守れチーチーと鳴きながら留まっては離れ留まっては離れと、曲線を引くように滑らかな飛行には程遠いぎこちない飛び方で徐々に距離を伸ばしている。
そして、20mほど先のお宅の庭の木の上に3匹仲良く留まっているのを最後に飛び去る。
 因みにツバメの孵化は2週間前後で、巣立ちまで3週間両親から餌を貰い、飛び方、餌の取り方、危険回避の方法などを教わり巣立つそうです。巣立ちの成功率は50%とのことだが、今シーズンの我が家の巣立ちは、スズメやハトに邪魔されることなく100%である。

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f0201348_1921490.jpg と、思っていると、寂しく重苦しい闇夜には戻って来て、3羽が何とも知れず巣に入りきれず窮屈そうに顔を出している。
人間には想像できない数千キロ旅に向け、生き方を教える親鳥達である。
嬉しくもあり厳しくもあり見習いたい親鳥達である。
 30日も巣を出たり入ってりとしていたが、夕方は戻って来ず翌朝31日には落糞もなく、白い襟巻を巻いた3羽が顔を見せる事は無かった。
飛び方と餌取りの練習は1日半で終わったようである。
 3回目の抱卵があるかも知れない。


と思っていると、2度目の思い込みであった。ここ数日夜巣に泊まることはないが、昼間時々巣に戻って来ては、チーチーと蝉のざわめきに負けず劣らず元気よく遊んでいる。
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by 1944tourist2004jp | 2015-07-17 17:06 | 雑感 | Comments(0)