「分刻みのスケジュールに追われる彼は」

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 入梅後に薄く張り出した曇り空、夏姿に薫風を受けながら、数年振りに中心街を数km歩いた。政令都市で5番目に位置する福岡市であるが、街並みは清潔で整然として、九州の中核都市であることを伺わせる。
中・高の2日連荘同窓会に、二日酔いするほど飲めてはいないが、ぼんやりとした頭に気怠さを感じる朝である。


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 朝食はいつものように、自家製パン、バナナや野菜を豆乳に入れ混んだジュース、トマトスープ、そして最後にコーヒー。
「この時期のトマトは本当に美味しいね!」と、共感を求めるかのような声掛けに、新聞に目を落としながら「ふん・・・」と、「ただそれだけぇ~」と、朝一番から不満顔。
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 第2日曜日は地区の空き缶回収日に当たり、街路樹の裾を飾る”クチナシ”の甘い香りと糠雨に、300mほどの回収場所まで持って行く。
170戸ほどの団地であるが大切な収入源の一つで、新聞と合わせ年間5~6万円になる。









 一作日は健康寿命の通り、70名中男性は25名と世間の常識通り女性上位の中学校同窓会。小学校からの持ち上がりで知らない名前は皆無に等しく、下の名前もすらすらと出て来る。余りの懐かしさに両手を取り合った友人、ドングリの背比べをしていた身近な友人達。また、定年退職を迎え老後の趣味の一つにと、一念発起で勉強したアマチュア無線2級だったが、それを小学校の頃に始めていた友達。色々と過去の話しに感激するような半世紀振りの再会であった。
ある友人はJICAのシニアボランティアで“サモア”に2年間尽力した後、今は仕事の関係で台湾在住となり、「3000m級の尾根が連なる台湾に来ませんか」と誘ってくれた。ヒマラヤに登った経歴もあり、付いて行けるかどうか分からないが、機会があれば是非お言葉に甘えてみたいと思っている。

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 深酔いすること無く帰宅。そして、昨日は出身校の在学生や卒業生3千人超を対象に、「私が辿ってきた道 細胞の見事なリサイクルシステム」の記念講演が福岡国際会議場で開催された。オウトファジーについて1時間弱、在校生を囲んでの質疑応答に30分、ジャスト1時間半の講演であった。



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 夕方6時から予定されている学年同窓会まで4時間、現役時代に行っていた碁会所へと足を運び3局。
分刻みのスケジュールを熟している大隅君は奥さんを伴い7時頃到着。常の微笑を湛え、聞き慣れた朴訥な口振りだが何となく疲れを感じさせる。受賞後は、知らない人からの挨拶や内外からの記念講演依頼等に追われる日々で、気の休まる暇はないらしい。
一学年450名だったが、今日の参加者は60名ほど。もともと1割程度しかいなかった女性は僅か7・8人と寂しい会であった。しかし、県外からも相当数参加していた記念同窓会であった。
半世紀以上に渡り、同窓会等にも疎遠にしていたせいか完全に浦島太郎になっていた。
大半の同窓生達とは2度と会えないだろう。

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# by 1944tourist2004jp | 2017-06-11 11:02 | その他 | Comments(0)

「私一人がガラ携でした」

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 何かの機会があれば更新しようと思って数日前に書き留めていたブログ。表題と全く違う書き出しになってしまった。

私としては菜園記録として日記帳風に出しているので、来年の為に主題から外れて残して置かなければならない。

紫陽花もふっくらと花を持ち始め、間近な梅雨を待って色づいて来る筈である。土質によって色合いが違うので毎年の楽しみである。

リタイヤーすれば夫婦間での家事労働割合が相対的に上がって来るし、加齢に従い従順にならざるを得ない。外で仕事して収入を得ていないのだから、やれる範囲で家事の協働は吝かではない。


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農作業も一段落した昨日(6/4)、やっと冬の寝具を真空パック詰めにする。

掃除機で空気を抜いて行くパックの萎む姿を見て、「何か人生の終末を感じるな、俺が死んだら一人でしないとな!」と言うと、「どっちが早いか分からないじゃない!」、「俺の場合は料理もできないし、孫の面倒も十分に見れないし、己に必要な物以外はどんどん捨てていくから問題無いかもな・・・」。

 


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 ジャガイモに続き、中晩生のタマネギの収穫。他の菜園仲間は男手一つで奥さんが畑に出て来ることは無いが、我が家はこれも協働作業。

数年前にベト病が入り、ここ2・3年は満足できる収穫をしていないが、今年も玉が小さいまま葉輪は枯れ、大玉は全く期待できない。乾燥が命のタマネギ、畝が濡れる前にやや大振りの物を選んで収穫する。




反して、同じ畝に栽培していたニンニク2品種は大収穫であった。

小振りのタマネギはレンジでチンしてバターを塗し、また料理に使えそうにない3cmほどのジャガイモは油でカラッと揚げると、共に立派な焼酎のお供になる。

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 ここ数日は全く潤いの無い中、キューリの生育は程々であるが、ゴーヤはJAと種苗店の品質に相当ばらつきがある。家には芽吹きしているアップルゴーヤを数本、再移植をしなければならないかも知れない。

28日にはビールのお供に欠かせない枝豆(黒大豆)用の苗を10数本植え付け、1週間後の6月3日は新たに種苗店で4本ほど苗を仕入れ植えこむ。

例年は6月下旬に直播をしていたが、二兎を追う如くジャガイモ同様早期の収穫を目指して、早々と家で育苗し畝は黒マルチで保温し、結実する頃に実を吸いに来るカメムシ防除にネットをかける。意識せずとも酔漢ならでは身に入れようである。



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 数年振りにSDたっての希望でもあるサトイモ(赤芽大吉)を13個植えつけたが、20日ほどで全ての種芋が覆っていたマルチを持ち上げ芽を出してきた。また、キヌサヤやスナップエンドウのネットを利用して、インゲンとナタマメも植えている。


 そして、昨晩は周囲の同窓がスマホやカメラで撮り合っている中、私一人ガラ携で彼の写真を撮る。

偉大な業績を残した大隅君のお蔭で、半世紀超の中学校同窓会。ホテルオークラで開催されるし、ノーベル賞受賞記念同窓会だけに、私も久し振りに背広に腕を通し、少し赤の入ったパッチ風のネクタイを締めて出かける。案内書には各自カメラ持参と書いてあったが、パンダのように寄って集って写真を撮るのもどうかと思いカメラは遠慮した。





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 スウェーデン領事館の日本代表、市教育長、小中学校の現校長と恩師お一人を来賓として始まる。

洋風コース料理のテーブルにクラス別に座ったが、何故か私のクラス(大隅君は来賓テーブル)は12名中、男性は私一人。酒の肴に名札を確かめながら過去を思い出していく。女性の話題は想像以上に豊富で、水面下の話しにまで面白おかしく語ってくれた。

彼は3年次同じクラスだっただけに結構な時間を割いて私達のテーブルに座ってくれ、女性群に囲まれ中学時代の写真に日本酒を飲みながら興じていた。

スマホで写真を撮り合う女性群に圧倒されがら、私は一人ガラ携を取出して写真を撮る。

友人達の記念写真の合間に数分、私は「○○ですが覚えていますか?」、「勿論ですよ!」、「私は“サイエンスZERO”で2回ほど見ていたので、50年振りとの違和感もなく話せますね!」、「そうでしたか」と笑みがこぼれる。

「○○君、写真を撮るのでどいて貰えますか」と注文が入り中断。

二人並んだ写真も撮ることも叶わず、これだけの会話で終わってしまった。

 そして、今日は福岡国際会議場での記念講演と高校38年卒の同窓会が準備されている。同級だけ70名程度のなのでカメラ持参にするかな・・・。


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# by 1944tourist2004jp | 2017-06-10 09:14 | その他 | Comments(0)

「ジャガイモの収穫」

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 来年以降の菜園計画や作業の参考にするために、忘れっぽい後期高齢者寸前の私にとって、写真も同時掲載出来るブログは本当に便利である。

2時間も精を出すと“しんどい”、初夏と思しき今年の5月。

家を出る前に熱射病予防にと、SDの勧めでコップ1杯の冷水を飲んで行くが流石に足りない。

例年だと2月に植え付けして、葉が枯れる6月上中旬に収穫するが、今年は2週間ほど早めの収穫で葉は未だ青々としている。

梅雨も間近なこの時期に収穫すると、乾燥や保管のための納屋を持たない我が家はジャガイモを乾かすのに一苦労する。そこで、今年はマルチと不織布を利用して1月の25日と2月上旬の超早期植え付けと温室栽培をした。

(畝起こしのトラクターの後について、土中のミミズや虫をご馳走とする野鳥たち)
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 そして、晴天続きのこの1週間は夏野菜の苗が干上がりそうなほどに畝は乾燥している。21日にはキタアカリとアンデスを、そして23日はメークインと残りのキタアカリの収穫。

粒のばらつきや虫食い(オケラ?)は少々あるが昨年以上の収穫である。

菜園のお隣さんへ初収穫のお裾分けをすると、お返しに春キャベツやレタスのお返し。いつもの嬉しい物々交換である。

早々と娘や兄弟、また隣近所へもお裾分けをする。

昨年は北海道の不作もあり、店頭では結構な値段のついているジャガイモだけに相当喜ばれた。


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 夏野菜、キューリ、ゴーヤなどの蔓物、ナス、ピーマン、オクラ、カボチャ、サトイモは畑に植え付けをし、アップルゴーヤやナタマメ、枝豆の黒大豆は種からポットで発芽と成長を待っている。

今後の作業はジャガイモの二畝が日照りで固まらない様にマルチを張り、発芽を待っている苗の植えつけ、そして最大の重労働である雑草刈りに、週1程度の大汗を流していくだけである。

毎年、ガレージの上で100個ほど実をつけお裾分けできるキウイ、昨年は残念ながら雄蕊が手に入らず授粉できなかった。
農協や生産者に電話で聞いてみたが、入手困難とのことで今年も諦めていた。ところが、SDがその窮地を友達に話したところ、「親族がキウイを栽培している」とのことで2年振りに授粉することが出来た。
平素のお付き合いが如何に大切か、改めて自戒する私である。


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# by 1944tourist2004jp | 2017-05-24 18:53 | 家庭菜園 | Comments(2)

「初めての落語」

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 公民館の食堂。縦長の12畳ほどの広さにテーブルを向かい合わせに丸椅子が20脚程度、小規模な会議や種々の愛好会等が利用する。

190戸超の小さな自治会の老人会も2ヶ月に1度の定例会で利用している。私は未だ加入していないが、飲み先輩から誘われて一度だけ参加したことがある。催事について色々と意見を交換した後、仕出し弁当を前にして、お楽しみのお酒とカラオケで賑わう。

敬老会対照(75歳超)の方々でも80名ほどいるし、65歳以上ともなると100人は越えるだろうが、会員は未だ20人程度しかいない。










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 私が思うに、共助が少なくなってきた今日、定年退職後の開放感を満喫しているのに、また組織に縛られる煩わしさ、時には老人特有の頑固で柔軟性に欠ける方向性への嫌気、或いは個人間の感情の縺れがある方がいるかも知れない。



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 自治会長時代に僅か1万円であるが、予算で補助金を組んだ経緯もあるし、個人的にお付き合いしている方もいるので、勧誘される度に悩んでしまう。
敬老会対象年齢(75歳)を前にして、”老人会”との言葉の響きに抵抗を感じているのかも知れないし、また少なからず組織に縛られる窮屈さがあるのかも知れない。



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 昨日18日、その「老人会」で落語を初披露した。

落語への出発点は私が属している“ひょっとこ愛好会”での忘年会にある。

 20数名の会員の芸達者振りに、何かを身に付けなければ居場所が無いと思案した挙句の果てが“落語”だった。

演目の選定は、定年退職前に生で観た“三遊亭歌之助”師匠である。ユーチューブから引っ張り出した彼の話芸にSDと笑いながら“B型人間” をターゲットとした。

40分弱はあるだろう演目を、個人的に面白い所を15分程度に編集し直し、ウォーキングや野良仕事の行き帰りに反復練習。そして、何処かで披露する約束をしておけばある種強制的な励みになるだろうと、農作業の道すがらに時々お会いする老人会の方に「定例会で落語をさせてくれないだろうかと」話すと、「マンネリ化してきたところで是非お願いします」と、快く会長に取り次いで頂いた。

 
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人前で話すことに緊張することはないが、73歳にして初挑戦の落語である。噛まないことと、言い淀まないことだけに気を遣った。

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“呆け” 防止等が落語への切っ掛けと、数分照会した後に縮小版“B型人間”を話し始めた。

 幸か不幸か教室形式でなく、直接的に皆さん方の反応を捉えることは難しかったが、ほくそ笑む先輩方の顔々に流れを削ぐことも無く、また言い淀むことも無く、常に全員を見渡しながら話し終えた。

 プロの表現力や表情の豊かさとは雲泥の差があったろうが、私なりに95%以上の出来と満足できたし、事後の拍手や懇談で皆さん方から感謝されていたことも分かった。

 しかし、酒席に変わり老人会への加入のお誘いには口を淀まさざるを得なか
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# by 1944tourist2004jp | 2017-05-19 13:00 | 趣味 | Comments(0)

「春の茶会」

手を伸ばすと後期高齢者。数年後に定年退職を迎えた時のようにあっという間に来るだろう。

ディーラーに6回目の車検をお願いすると、「20万kmも越えているし買い替えたらどうでしょうか?」と勧められる。

平成16年に「恐らく最後の車になるだろう!」と思って買い替え、動体視力と集中力の減退を実感する今、車の買い替えより次回の免許証更新で放棄しなければならないのではと考えている。

また、遠出する頻度も少なくなってきたし、持ち主同様傷だらけながら未だ22km/L程度走ってくれる優れたロートル車でもある。

この歳になると過去の色んなお付き合いも年毎に整理され、夫婦で菜園や山登りに没入し社会との接点が確実に減ってきている。

今、社会への窓口は日々の出来事や世相への思いをブログに載せることが一つ。そして、“ひょっとこ踊り”愛好会で色んな催しに呼ばれたり、養護老人ホームに出かけて、子供達やご老人(私も傍目には老人然としているが!)に笑って貰うことである。
 

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 毎年、ゴールデンウィークに合わせるように鉢植えのサクランボが3・40粒ほど熟れ頃になる。昨年同様、一昨日から遊びに来ている孫二人が直接捥って“ニコッ”としながら口に入れる。
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 5月3日文化の日、在住市の城山公園での催事“春の茶会”の出し物で、行列の17人の最後尾として10分程度だが思う存分踊らして貰った。

小2の孫もこの3月から地域の愛好会で習い始めていたので、是非行列に加わりたいと意気込んでいたが、大勢の前で踊った経験も無く、また行列の中に飛び入りで子供が入って来なかったこともあり、前に一歩出る気持ちが萎え尻込みしてしまった。

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茶会が終わる頃になると、突然に雲行きが怪しくなり、予想だにしていない雷雨。夕方のニュースを見ると“博多どんたく”でも雹を伴う突然の豪雨模様が流されていた。

上空と地表の温度差が激しい時に誘発される天候とのことである。


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# by 1944tourist2004jp | 2017-05-04 07:58 | その他 | Comments(0)

「鳩の巣作り」

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 最初は松に、そして2度目はベランダのジャスミンの蔓の中に、そして3度目の今回も同じジャスミンの陰に営巣。

SDがベランダの横にネットを張って、2階の軒先まで這わしているジャスミンが繁茂し、鳩にとって絶好の目隠しとなっている。

この時期になると可憐な白い花が目一杯に咲き揃い、嗅覚の鈍い私でもその芳香は部屋に居ても判るし、おまけに洗濯物まで香りが染みついて来る。

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しかし、残念ながらベランダには物干し竿が2本。洗濯物への糞害に憤慨するSDが抱卵する前に親鳩を追い払おうとしたところ、親バトはその攻撃にも動ずることなくを威嚇したらしい。

「怖い!」と、階下の私に助けを求めに来る始末である。

僅か数本の小枝を組んだ粗雑な巣の出来具合から、まさか抱卵しているとも思わず、私はジャスミンの茂みから強引に追い出した。







翌朝、ジャスミンの根元に2個の卵が黄身を見せて落ちているのを見つける。“何と申し訳ない事を・・・”と慨嘆する二老生。受精卵は一生命体と見做さなければならず、鳩の赤ちゃんを殺傷したことと同じである。

レモンの木に果物等を刺し、寄って来る野鳥を台所から見ては、いつも私を呼び「○○が来てるよ!」と嬉々としているだけに、何の心配りも無く追い出してしまった罪悪感に蝕まれている。









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 ここで言い訳でも書いておこう。我が家の鳥との付き合いの主人公は末娘である

現在はコザクラインコを預かって面倒みているし、我が家の鳥との付き合いは古い。

小学生の頃、スズメの幼鳥を拾ってきて手乗り“スズメ”となるまで可愛がって自然に戻し、次は部活の最中に飛べずに弱った“フクロウ”を家に持ち帰り、家の中で放鳥の一時預かりして鳥類センターに持ち込んだこともあった。

そして、或る時は道端でシャモの雌を拾って来て庭に放したところ、早朝から五月蠅く鳴き近所迷惑になるの仕方なく元の雑草の中に返さざるを得なかった。





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直近では、巣から落ちたであろう“シジュウカラ”の幼鳥を拾って来たので、私が預かって餌付けをしようとしたが、可愛がり過ぎたせいか翌朝には冷たくなっていた。

“ツバメ”との付き合いは毎年。玄関の軒に土を固めた巣が出来上がっているので年に2回ほど巣作りをしている。昨年は早朝に玄関から親鳥2羽が家の中に入り込み、天井すれすれを飛び回り追い出すのに苦労したこともあった。

そして今回の鳩の巣作り。過去2回の営巣から抱卵、餌やり、巣立ちまでをじっくりと見せて貰ったので悔いはないが、罪作りなことをしてしまった。








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 北朝鮮問題と韓国問題、日本にとって煩わしくもあり厄介な問題である。

核とミサイルもさることながら拉致被害者について、担当役人が「もう興味がない!」とは、八方ふさがりで日本にすり寄っているくせに何事か。

また、一方では反日を基軸に政治的にも経済的にも中国に大接近し過ぎて行き詰まりを呈している韓国、5月9日の次期大統領選挙に向け二人の有力候補は強力な反日主義で、ポピュリズム宜しく過去の政府間協定を蒸し返すことを前提に大統領選を戦っている。

縁が切れればよいが、地政学的にそうはいかないのだろう。

迷路に嵌った日韓問題で、小出しにするように徴用工問題まで持ち出す始末。戦前の全ての問題を消化した筈の日韓平和条約と戦時賠償を忘れたかのような振る舞い。原点は反日教育にあるのだろう。

ゴールポストを都合により一方的に動かすと言われているが、お人よしの日本にも限度がある。日本国政府もスワップ協定や過去の約束事項については、毅然とそして距離を持ってお付き合いしてはどうだろうか。


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# by 1944tourist2004jp | 2017-05-02 11:18 | その他 | Comments(0)

「夏野菜の植え付け」



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 終日の雨に野良仕事も一休み。

いつの間にか11年目に入った家庭菜園。最初の数年は地力もあるし、連作障害も無く、勘違いするほど豊作続きであった。

しかし、年を経るごとに地力は落ち、タマネギのベト病はじめ病原菌の侵襲あり、また無農薬だけにモグラやオケラ、野ネズミや野鳥による被害も年毎に増えてきている。



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 農機具は持たず、農作業に追われることも嫌う“ぐうたら菜園”を旨としているので、基本はお隣さん方の6・7割程度の収穫で良いと楽観している。虫に食われるハクサイや食べごろをカラスに突つかれるコーンのように、収穫皆無に終わっても「やっぱり駄目だったか!」と、呆気らかんと苦労を省みることも無い。

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カヤやセイタカアワダチソウが繁茂する休耕田に春ジャガの植え付けを目指して、年末から1月の寒い季節に冬の陽射しに暖を貰いながら、スコップで30cmほど掘り起し、ダンボール敷いた地べたに二人腰を下ろし、土塊を手で解し、幅120cmほどの畦を立てていった。耕運機なら12m程度の長さならあっという間であったろうが、全てを肉体労働でするとの初心が許さない。12mほどの畦に一月ほどかかってしまった。

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 後は夏野菜の植え付け、冬野菜播種、そしてタマネギの植え付けと畝を増やし今では8畝ほどになっている。

しかし、地力の衰えに並行するように私の体力も落ち、今では「6畝で十分!」と手抜きしている。

昨日の25日は、ミニトマト、キューリ、ゴーヤ、オクラ、ピーマン、ナスの植え付け、後は黒枝豆とサトイモの畝造りをしたら夏野菜の作業は完了である。

そして、9・10月の冬野菜の種蒔きまでは、害虫と雑草刈りに悩まされることになる。

菜園をするまで野菜の花を全く知らなかったが、それぞれにハッとさせられるほどに美しい。特に青空をバックにしたウコンの薄桃色、オクラの鮮やかな黄色は勿体ないほど魅力的である。

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 今日は、母校F高校創立100周年記念のラグビーと野球の対抗試合。招待高校は色んな意味で永遠のライバルS館高。

ここ数年の県大会ではS館高校の方が優勢である。しかし、この試合は大方の予想に反して、前半1トライ1コンバージョン、後半は4トライ4コンバージョンの35対0と圧倒。花を持たせてくれたのかも知れない。

ノーサイド寸前、相手陣ゴールライン10ヤードほどの所から右ウィングへ20mほどのキックパスが見事に決まり記念試合に花を添えた。

野球は雨の為に中止となった。

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 午後は“雨のオオフジ”。

朝からの雨と無風状態が重なって、フジ棚の下に入ると、今が利き頃と香りが鼻梁をくすぐって来る。






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# by 1944tourist2004jp | 2017-04-26 19:32 | 家庭菜園 | Comments(0)

「新タマネギと筍」


 大荒れの天気に、温室栽培でひ弱に伸びきった春ジャガが倒伏していないかと、朝食後の新聞もそそくさと斜め読みして出かける。菜園f0201348_20260953.jpg

まで500mほどの距離。雨後の蒼穹は特に美しく、囀りも遠くにあり、近傍の野菜畑の青さも一入である。



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 北海道の水害に起因したポテトチップの品薄。料理に使うジャガイモはあるのだろうが、値段は高どまりと聞いている。

菜園をして初めて分かることであるが、農業生産は本当に苦労が多い。夏の雑草、虫や鳥獣害の被害もさることながら、天候は収量を大きく左右する。

畑に着くと、菜園仲間達は鍬を片手に畝間で作業をしている。嬉しいことに我が家のジャガイモに倒伏の被害は無く、キヌサヤやスナップエンドウのネットもびくともしていなかった。

事前に土寄せと畦周を紐で囲っていたのが功を奏したのかも知れない。

夏野菜にと準備していた畝は強雨に流され、畝間はじゅるじゅると水が溜まり、作業するに程遠い状態。釜も持って来ていないので雑草刈りもできず。

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 畝上に柱状節理風に小石を乗せた土柱を楽しみながら、一つ一つ小石を拾っていく。
そして、透ける輪葉と瑞々しく柔い極早稲の新タマネギを数個収穫して帰る。正に旬、生で歯触りも良くとにかく美味しい。

 























 往復の時間は、出来れば今年の敬老会で落語をしてやりたいと暗記している、三遊亭歌之助師匠の「B型人間」を諳んじながら20分ほどの歩き。

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 先日、この季節になると毎年タケノコを届けてくれる友人の奥さんから、「タケノコを掘りに来ませんか」と電話を頂く。入院中の彼からの事伝てなのだろう。
柔かそうなタケノコの見分け方と堀り方を教わり、陽の閉ざされた5反ほどありそうな孟宗竹林で、お隣さんへのお裾分けも含め6本ほど掘り起こす。

定年退職後にボランティアで竹林の伐採と整備をしたことがあるが、筍を放置すると、早い成長と背丈で自然林を侵食して行くし、肉太で径が15cm以上ある孟宗竹は伐採後の処分も大変である。


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筍を大好物としている私に、筍尽くしの食卓。煮物、筍飯、そして茹筍を大振りに切って、水気をよく拭き、サラダオイルで表面を香ばしく焼いた後、甘辛だれとバターを絡めたものに木の芽と鰹節の香が漂う料理。
実に美味しかった!



(2年振りに花芽を付け”たスズラン”)












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# by 1944tourist2004jp | 2017-04-18 12:03 | 家庭菜園 | Comments(0)

「朝の一杯」

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 「浅田真央」の引退記者会見。素直で爽やかで場の雰囲気を思いっきり和ませてくれる語り口と仕草に年甲斐も無く涙腺が緩む。彼女の今後を見守って上げたい気分にさせられた。


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 昼のおやつに性懲りもなく甘い物を要求し、夕方の7時前には日々の晩酌と、恰も老生の特権かのように勤しんでいる。そして、ブログのハンドルネームを心地よく酔漢としている。

意味深な表題“朝から1杯”、向かい酒に非ず。
勝手読みであるが、糖分とアルコールを昇華するために朝一番、バナナと豆乳、自家産の季節の野菜等をミキサーにかけ、欠かすことなく冷やっこいジュースとして飲んでいる。
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 “病気になって健康の有難さが分かる”。この3月に知人のお二人が脳梗塞を発症した。

お一人は軽く後遺症も全く無いが、もうお一方は脳梗塞の初期症状を読み間違い、受診が翌日となり右半身に麻痺が残ってしまった。短くとも2・3ヶ月のリハビリ入院が必要とのこと。

4時間以内であれば大半の方がt-PAで劇的に回復するらしいが、本当に残念な結果である。

私のように糖分の摂取過多と晩酌を欠かさない男は発症率が相乗的に高くなるのかも知れない。それを緩和してくれるように、食事はSDが塩分摂取を気にかけているし、またNaを排出してくれるKを十分口に入れるようにしてる。




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 数日続いた雨上がりの12日、温室育ちのジャガイモの畝からマルチとネットの二重トンネルを剥ぐ。ジャガイモと思えないほど大振りな葉に比べ、茎は透けて見えそうなほど弱々しい。春一番が来れば間違いなく倒伏の憂き目にさらされるだろう。

周囲に紐を張って補強する。1週間ほど陽に当たり暖かい風に吹かれると濃い緑の茎になってくれるのではないだろうか。



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 先日、中学校の同窓会案内が郵便受けに入っていた。250名程度の同窓名簿も同封されていたが、分かっているだけで35名程度の友達が亡くなっていた。

3年間背比べをしていた友人も数人含まれており、旧交を温める機会を逃したのが惜しまれる。

偉大な業績を残した同窓のお蔭で、6月9・10日と中学校・高校の同窓会が連荘で予定されている。


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# by 1944tourist2004jp | 2017-04-13 21:47 | 家庭菜園 | Comments(0)

「花曇り」

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 遅霜に気配りしながら、早期植え付けのジャガイモのトンネルをいつ外すべきかと迷っていると、雨が三日四日と続き、仕方なく蒸れない程度にトンネルの裾を持ち上げたまま放置している。



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 例年に無い大きな葉ぶりは天井に張り付くように誇り、先端が押し付けられ辺縁が変色している。



f0201348_18451774.jpg 霜が降るほどに花冷えも無いだろうと、週明けにトンネルを取っ払い、温室育ちが倒伏しない程度に風雨に曝そうかと心遣いをしている。

 




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 数年前までは有り余る時間を利用して観梅や観桜ドライブで遠出をしていたが、今は地域再発見の花見をしている。

田園の広がる町の学校や社寺、或いは公共施設、河川沿いには目を瞠る並木や一本桜が隠れている。



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 束の間の花曇り、近傍の見どころ逍遥と花見。
お握りと惣菜を仕入れるためコンビニに入った瞬間、呑み助の条件反射は鋭く冷酒のコーナーへと直行し、300mlの日本酒を2本をカゴの隙間に忍び込ませる。

丘陵の遺跡公園まで20分程度の心地よいウオーキング。
ラッキーなことに私が落ち着くに最適と思っていた場所に人は居ず、そそくさとレジャーシートを敷く。

青空は無いが花吹雪の真下で1時間弱、手巻きのお弁当と冷酒を楽しむ。

二人して、この贅沢な時間を娘や孫に写真添付してメイル送信。






直近の話題について、今の思いを残して置きたい。

米中首脳会談の最中に、外交戦術と思しきトランプ大統領の変節に唖然とさせられた。シリアへの巡航ミサイルによる空爆。

 第二次大戦前の火薬庫は人種や宗教の“るつぼ”であるバルカン半島と習っていたが、21世紀は東アジアが火薬庫となっている。中華思想を邁進する中国、弁えの無い北朝鮮、そして強力な親北と反日姿勢の一人と日本を敵性国家と見なす一人、過去の政府間協約を白紙に戻すと言って憚らない二人の韓国の大統領候補達。

東南アジア初め世界には親日国家は多い、お隣さんとは程々のお付き合いが適当なのかも知れない。


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 将来先生になる約束をした一人娘の女性とルールに厳格な父親との関係をドキュメンタリー風に仕上げた番組を身につまされる想いで観た。未経験で失敗の許されない子育ては本当に難しい。

子供の頃父に連れて行ってもらった日本庭園の桜に魅せられ、大学では日本語学科を専攻し、卒業後極東へと勇躍した一ハンガリー女性。数年振りに日本のお土産を持って帰国するが、決断時の感情の縺れを投影するかのように、玄関前での逡巡、そして父親から二度に渡り敷居を跨ぐことを許されず涙を浮かべる彼女。
 祖父母や親戚に会って、自宅の玄関先から日本へと離別の電話。
その時の彼女の謝罪の言葉に堰を切ったように父親の愛情が過去を昇華する。

そして、嗚咽しながらの彼女の「ルールに従えばルールに助けて貰える!」と、直球勝負の父親の躾を婉曲的に理解し、抱擁し合う二人の姿に貰い泣きしてしまった。

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 ナレーターの日本のルール社会のお蔭とのコメントもあったが、日本人は窮屈で過度なルールと行政の度を越したお節介に余りにも慣れ過ぎている。その弊害として、自己責任の範囲まで行政へ責任転嫁する甘えが横行しているように感じる。


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# by 1944tourist2004jp | 2017-04-09 19:02 | その他 | Comments(0)