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「梅雨の合間に」

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 雨の合間にキューリ、ナス、ゴーヤ、ピーマン、ミニトマト、そしてオクラ1本を収穫する。
湿度の高い日は鬱熱になり易いので、老生とって強敵の夏草は程々に許して帰らざるを得ず、じっとりと汗を掻くのも約1時間半程度の野良仕事である。

そして、翌日はSDの指示に寄り添い、道路沿い咲いている紫陽花の花落し。見応えのある大振りのカシワバ紫陽花ほか、ゴミ袋3袋に押し込んだ。

一ヶ月振りに孫の顔でもと思い、娘に「野菜を持って行こうか!」とメイルすると、「上の二人がノロウィルスに感染し、下痢と嘔吐があるので今は止めた方がいいよ!」と、返信が来たとのこと。兄弟達の家へとお裾分けを持って訪ねるが、生憎と二家とも留守。

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 帰りに登山用具専門店へと寄ってみる。小1の二人の孫娘を連れて“久住山”に登った昨年の8月、下りで5年ほど馴染んだ靴のソールが突然に剥げ落ち、それ以降は山から遠ざかっている。
ここ数ヶ月、埃をかぶっている本を引っ張り出してきたり、ネット囲碁や畑仕事にのみにうつつを抜かしている己に嫌気と退屈さを感じていたし、同窓会でお会いした“千○○”君との話もあり、「山登りでも再開しようかな・・・」と、頃合いの値段の登山靴に足を入れる。

梅雨明けには、先ずはどの程度の脚力が残っているか、試しに☆二つの山に登ってみよう。

健診の季節。ここ数年は全ての“がん検診”は受けず、血液検査のみで自分の健康を判断している。しかし、今年は増加傾向にあると言う“大腸がん”のスクリーニング検診だけ受けることにした。

 そして、30年以上ファイルしている血液検査はいつも気楽に遠慮なく話せる先生の所で受けることにしている。

健診以外では、割れたコップで薬指と小指の間を切って5針ほど縫っても貰ったが、院内薬局では原因療法の薬以外は出さないし、診療費が最小で信頼できる。

囲碁の話しから顔馴染となり、時間があれば私なりに疑問のある医療関係について話しをお聞きする。

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 いつも楽しみしている朝刊の「編集手帳」、今朝は藤井聡太4段の連勝記録について書かれていた。
江夏投手の背番号“28”の完全数から入り、「彼の連勝記録は〈神様の手帳にだけ書いてある〉、次の完全数は496だというが。まさか、ね。」と結んであった。

亡くなられたが、豪放磊落な囲碁の藤沢秀行元棋聖について書かれた本に、20年以上も前に読んで記憶は定かではないが、将棋の芹沢博文9段(?)の対談で、お互いの棋力について「神が100とした場合、己等は3~4程度の理解しかできていないのかも知れない」と、偶然の一致をしたらしい。


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 日本中に明るい話題を提供している若干14歳の藤井太4段。

彼は天才集団の中から半歩踏み出そうとしているのかも知れない。それが0.01%の世界かも知れないが、頂点にある棋士達の世界で0.01%の差は、凡人達には計り知れないほどの力の差かも知れない。

囲碁も将棋もディープラーニングで人間を凌駕するほどの棋力を身に付けたコンピューター。

今の若い棋士達は、過去数百年に渡り培ってきた人間の軌跡を土台に、AIの計算しくされた次の手を学びながら、神に近付こうとしているのかも知れない。 




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by 1944tourist2004jp | 2017-06-29 19:17 | 雑感


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