「非効率の勧め」

 久し振りの終日雨予報。
ジャガイモの畝造りも一段落し、炬燵に入って娘が「これ読んだ?」と持って来た本を読み、撮り溜めしているDVDを整理し、夕方からは定期的に飲んでいる仲間と居酒屋へ、年相応に急がず慌てずの1日である。

現役の頃は、70歳を超すと歩き方もやや貧弱となり、持久力も落ちると客観視していたが、70歳代となった己を見て痛切に感じることは根気の無さである。野良仕事を精々1時間半もすると「今日は、もうこれで十分だろう!」と、もう一頑張りすることなく自分を納得させている。
現役時代は、先ずは仕事量を決めて時間に関係なくやり通していたが、今は時間と勝負している。 勿論、己に落胆はしていない。

 最近、顔は「年齢以上ですね!」と、知人に言われてしまったが、第二の心臓と言われている脚力は落ちていない。10kmのウォーキングも可能だし歩くスピードもさほど衰えていない。一方、脳力や反射神経、感覚器官の鈍麻は如何ともし難い。車庫入れ時の空間認識能力の劣化が証明している。何故かいつも斜めに入っている。
 運転事故に拘わらず多様な事故から免れるためには、先ず己の能力を認識することと思っている。生産効率etc.世の中全てにおいて効率を求める風潮にあるが、高齢者には非効率性をお勧めしたい。
”七面倒”なと思われるかも知れないが、他人に迷惑を掛けない運転や炊事における火の元については、老化した四つの目と二つの頭脳、可能な限り二人三脚の生活をお勧めしたい。

 現役を退いて終日家に居ると、自然に家事の分担が出来上がってくる。妻に飼い馴らされているとの表現が当てはまるかも知れない。
そこで本題、家事を決して効率よくせずに何回にも分けて熟していくことである。何気なくしたり、また考えたりしたことを新鮮に感じることもある。また、細やかながら新しい発見もある。非効率的に狭い家を歩き回り、階段の上り下りするだけで結構肢は鍛えられるものである。
 結婚式における祝辞の常套句「比翼連理」は、子育てが終わり関係が希薄になりつつある老後の望ましい関係を言ってるのかも知れない。


[PR]
by 1944tourist2004jp | 2017-01-20 11:55 | 雑感 | Comments(0)


<< 「ジャガイモの植え付け」 「艶めかしいダイコン」 >>