「ヘリコプター体験搭乗」

 いつものように7時起床、洗顔後ケージを掃除するためにインコを部屋に放ち外に出る。
台風と停滞した前線により雲が張り出し、いつもの“カッ”とした陽射しは無く、柔かな、そして涼やかな風が心地よく身に纏う。虫の声を聞くのも間もないことだろう。
 今日は駐屯地でのヘリコプターの体験搭乗である。
さほど長くない人生に、私がヘリコプターに搭乗する機会を想像すると、登山時に不測の事態が生じて緊急ヘリで運ばれること以外考えられない。


f0201348_13115950.jpg 同伴者が許されていたので、勿論搭乗経験の無いSDと一緒に午前8時40分に駐屯地正門に車を乗り入れ、いつものように厳しい検問と丁重な対応で本部の控室へと案内される。入室前に”真夏の集い”で同じテーブルとなり夫婦同士で顔馴染になったMさんと挨拶を交わす。奥さんは遠慮するとのことでお兄さんを連れて来られていた。
前から2列目の椅子に並んで座っていると、偶然にも“ひょっとこ愛好会”の市会議員が後ろから声を掛けて来る。今日は別件だし他に連れもあることだろうからと話しはしない。

 ヘリコプターはUH1。武器の禁輸により生産機数が限られているので、民生用の3倍程度の13億円と相当割高らしい。因みにオスプレイは6・70億円とのこと。また、1時間飛行で燃料はドラム缶1本半、但し燃料費はガソリンの1/5とのことであった。
 「今日は佐賀県の目達原駐屯地から10分程度で飛んできました」と、聞いて直ぐに思い出したのは、過去に駐屯地でお世話になったことである。
横道の逸れるが、子供達が幼・小・中学生の頃”吉野ヶ里”遺跡に連れて行った帰り、桜が今日この日とばかりに綺麗に咲き揃っていたので入らせて頂き花の下で弁当を食べ、厚かましさ序でに眼に入ったテニスコートの使用を尋ねると、快い返事を貰った思い出の駐屯地である。



f0201348_1251790.jpg 参加者34名は搭乗時の諸注意を受け、5班に分かれて15分程度の体験飛行をする。私達は招待された市会議員等の次の2番目(7名)のフライトとなる。
 待ち時間は控室で、花子とアン(にじいろ)、朝が来た(365日の紙飛行機)など朝ドラの主題歌に乗せて、スーダン平和維持活動、大雪時の給水活動、そして熊本大地震の応援ビデオを観る。ご苦労な任務ばかりである。

f0201348_12513814.jpg フライトに合わせたように前線が退き青空が広がって行く。認識票96と97を首にぶら下げ、エンジン音と土煙の中を機内に入る。私達は運よくパイロットの直ぐ後ろの2席へ。轟音はそれなりだが、耳を近づけて話せないことは無い。
 駐屯地からA市、旧T町、そしてK市を周回するコースである。近隣の山並みや尾根筋は遠景にあり分かりやすく、その高さから飛行高度は600m前後と想像はつく。しかし、速度は全く分からない。
着陸時、三佐と三尉の二人のパイロットにお礼がてら尋ねると200km程度とのことであった。


 安定したフライトとヘリコプターから初めて見下ろす下界の景色に気を取られ、あっという間の15分間であった。SDも何の不安もなく笑顔で「一瞬でふわっと浮かび上がり、美しい家並みや田園の風景良かったね!」、と嬉しそうであった。下界の建物や田園はどの辺りか全く分からなかったが、帰宅後に写真と動画を見るとビール工場や大型店舗等当然ながら知っている場所ばかりであった。
 控室に戻り冷えたお茶と飴玉をしゃぶり、モニターとしての体験飛行を終える。
諸注意の中でヘリコプターや下界の写真はSNSに出して欲しくないとのことであったので、全体写真とヘリコプターの遠影、そして私の認識票だけを載せる少し寂しいブログとなってしまった。
 自衛隊の皆さん有難うございました。





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by 1944tourist2004jp | 2016-08-27 12:47 | その他 | Comments(0)


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