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「自由絵日記に山登りを」(1)

「自由絵日記に山登りを」(1)_f0201348_8245194.jpg 炎暑の墓参り、「生花は直ぐに萎れるだろうから」と、SDは涼しげな水色と白を基調とした造花を買い、私は酒のみの親爺と兄貴のためにそれぞれに1合瓶を2本買う。勿論、拝んだ後は持ち帰り私の晩酌となる。
そして、99歳で亡くなったお袋の「もう、いいよ!」との言葉を無視して、延命治療に走った責任を痛感している私は、墓前でいつも「安らかに」にと深謝している。
 山裾に造成された墓苑、この暑さに生花はやはり少ない。
焼けるような墓石を少し乾拭きし、敷石に散水し、線香を置き静かに手を合わせる。
墓参者が少ないのを尻目に、美しい青空を見ながら“テンテコテン テンテコテン テンテコテンテコテンテコテン”と笑って貰う。
 後、実家へと20分程度の距離。いつもなら実家で酒を酌み交わし歓談した後にSDの運転で帰るのが常であるが、混雑する都市の道路と高速を敬遠するSDでもあり、また翌日に子供達が孫を連れて来るので、その準備もあり早々に引き上げる。
「酒飲まないですか?」との嬉しい姪の言葉に後ろ髪を引かれる思いもするが、1割負担の前期高齢者は自重する道も知らなければならない。本当のところは先日の深酒が脳裏を霞めたからである。


「自由絵日記に山登りを」(1)_f0201348_9324349.jpg 新一年生の孫娘二人が今回のお泊り。私達にとっても、また孫二人にとっても素晴らしい夏休みの思い出づくりだ。
4年生の男の子は、保育園時代から九重山群に連れ出していたが、孫娘達は低山逍遥のみで今回初めて深山に入る。
 黎明の4時半起き、準備をする前に「空模様は如何?」と空を見上げると、何ともすっきりとしない。
新聞の予報欄は“曇りの後雨”。SDに「今日はプールにして山登りは延期しよう」と言うと、即「そうね!」との反応。熟睡していた二人を起こして「今日は天気が悪いからプールにしよう」と持ちかけると、遊ぶことに異論があろう筈もなく、「いいよ!」と喜色満面の二人。
 10時開園の流水プールに間に合う様に早々に出かける。先日連れて行った男の子は「プールの底に水中メガネやキャップが落ちてるよ!」と楽しんでいたが、今回はMちゃんの抜けそうな乳歯が物の弾みで抜け落ち、流水プールの落し物となってしまった。
誰にも見つからないだろうが、偶然見つけた人は驚くことだろう。
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「自由絵日記に山登りを」(1)_f0201348_8484777.jpg そして、今日も昨日に続いて4時半起き。
一番楽な“牧ノ戸峠”から尾根伝いに雄大な山群を見ながら久住山に連れて行く予定である。
“日向ひょっとこ”夏祭りの時に、松原ダムの所が通行止めになっていることは分かっているので、若干遠回りになるが九重ICで下りて飯田高原経由で“牧ノ戸峠”へと向かう。
 気疲れと暑さ疲れに美味しくウィスキーを飲みながらブログを書いているが、さすが疲れから酔いが早い。

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by 1944tourist2004jp | 2016-08-17 20:33 | 山登り


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