「野峠から犬ケ岳へ」(3)

f0201348_2023292.jpg 5月3日のボクシング世紀の一戦“パッキャオとメイウェザー”に触れておきたい。
残念ながら東洋の英雄パッキャオは、緊張感漂う中で最後まで詰め切れず敗れた。スピードとカウンターでロープ際でも巧妙に打たせないメイウェザーに対し、3年前だったか・・・マルケスとの頂上決戦でロープ際に攻め込んで、マルケスの一閃のカウンターに倒された怖さを体が覚えているのだろうか。

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両者とも最後まで相手をぐらつかせるようなパンチを当てることが出来ず3-0の判定でメイウェザーの勝利。1年間、右肩療養後のパックマンにもう一度期待したい。

(手前の紫の花は我が物顔で繁殖している”ボリジ”)


            (お隣さんの畑に)
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f0201348_20325310.jpg 畑作業の合間を利用しての山登りであったが、夏野菜の植え付けも待ったなしである。
今朝も9時前から青空にし残している作業に出て11時に帰ってくる。そして夕方5時頃に出かけ、天日乾ししていたタマネギを収穫して、菜園周囲の雑草を刈り払い帰ってくる。トマトなどを追加で植えつけ、キューリとゴーヤのネット張りをすれば、後は水遣りと時間に任せて雑草刈りをするだけである。

 来年のために記して置きたい植え付け近況。ナス3苗、ピーマン6苗、ミニトマト2苗、ズッキーニ2苗、キューリ3苗、ゴーヤ3苗、オクラ2苗と播種、カボチャ2苗、落花生と枝豆とニンジンの播種、そして余った畝にゴボウとコマツナ栽培中。畝造りが順調で、例年に無く密植を避けることが出来た。

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f0201348_20381723.jpg 山頂からの斜面を少し下りて行くと木段があり、ミズナラの林へと入って行く。岳滅鬼山から観望の如く突兀とした山稜らしく、櫛比の如き起伏が続き大竿峠まで標高差は100mほどあるようだ。

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峠前で“うぐいす谷”から登って来ただろうご夫婦に「シャクナゲ如何でしたか」と訊ねると、「咲いていますが今年は裏年のようです」と、如何にも残念そうな返事が返ってくる。登山口へのアクセスについて情報交換していると、野峠の青年が下りてくる。
f0201348_20401475.jpg 私が峠で一呼吸している間、「笈吊峠で再会しましょう!」と足早に犬ケ岳の登りに就く。年齢差もあり競争している訳ではないが、お互いに歩調が合っているのか、一定のタイムラグと距離を保って歩いている。


f0201348_21363384.jpg 見晴らしの利かない山道にカメラタイムも無く、ただ黙々登って行く以外なく、10時55分に犬ケ岳山頂にて彼と再開する。野峠から2時間10分である。展望高台に登っても東西南北への大観は無く、ベンチに座って2度目のお食事でしている彼の向かい合う。

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f0201348_20441153.jpg 私も水を飲みバナナを口に入れている時、彼が「5年前にがんの手術をして、医者の勧めで山登りをしているんですよ」と打ち明けてくれた。抗がん剤の苦しさと記憶が飛ぶことの恐ろしさについて、また今は3回でなく数回に分けて食事をしなければならないことを語ってくれる。

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 私、酔漢のどす黒い顔色に比べ血色の良い彼に、「5年で転移しないところを見れば完治ですね!」と言うと、「医者からも大丈夫だろうと言われています」と、その双眸に生きる気力を漂わせている。今度は私の方から「じゃお先に!」と立ち上がる。








                                                     (ボリジ)
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by 1944tourist2004jp | 2015-05-10 20:49 | 山登り | Comments(0)


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