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「雪山と氷瀑の筈だったが」

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 生垣剪定の今日、遠望する積雪の山並みを見ていると、矢も盾もたまらずアイゼンと水とカロリーメイトを無造作にザックに突っ込んで、少し物足りなかった1月の氷瀑に期待を膨らませて宝満山へ、難所ヶ滝である。

「雪山と氷瀑の筈だったが」_f0201348_18512567.jpg 8時半過ぎに竈門神社の駐車場に着くと、前回に続いて最初の1台である。拝殿で無事の登山を祈願して、掃き清められた砂地振り返ると、歩幅の狭い私の足跡しかない。神社から登山口に向かう下り坂が凍てついていないから、「寒は程々、目論見外れかな・・・」。
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 林道を2回横切って一の鳥居に出ると乗用車と単車。今日の平日はいつものように、老成達の貸し切り宝満だろう。
相前後しながら登る男性達も私と同年齢の顔貌と足の運びである。上下とも下着の上に1枚重ね、レインウェアーの上っ張りを着ているだけであるが、休堂跡辺りに来ると早々と背に汗が滲んでくる。水場の柄杓で喉の渇きを潤すが、久し振りに味わう冷水の美味しさであった。

「雪山と氷瀑の筈だったが」_f0201348_19174234.jpg 下から望んだ山肌は相当な積雪と思われたが、4合目過ぎからやっと路傍や石段の隙間に雪が残っている程度である。そして、“百段がんぎ”前でアイゼンを装着。

「雪山と氷瀑の筈だったが」_f0201348_19192714.jpg 次第に雪深くなっていくが、先日の英彦山の印象が強すぎて何とも物足りない。
一定の歩幅で、そして一定のペースを守っているので疲れることも、また息が上がることも無く山頂に登り着く。約1時間半の登り。

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 北には福岡市から立花山、そして宝満から三郡への縦走路からタコ足かのように延ばす幾筋もの雪の小尾根、そして南東には筑豊平野を挟んで先日の“雪の英彦山”。靄の立つほどの暖かさになく、PM2.5も予報通り少なく、中等度の透明感ある山頂からの眺望である。

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 “難所ヶ滝”へと鎖を頼って大岩の隙間を下りて、縦走路とキャンプ場との分岐点に来ると、一人の男性が仏頂山の方から下りてくる。私より一回り下かも知れない。
「難所ヶ滝に行かれましたか」と訊ねると、「昭和の森から滝経由で来ましたが、上の方だけしか凍っていませんでしたよ。3日前にも来ましたが今年は駄目のようですね!」と、如何にも残念そうな口振である。
予定を変更して宝満山のピストンとして、彼と並んで山頂へと戻って行く。同類の彼と、冷たい風を避け暫く山談義をし、彼は元来た道へ、私は竈門神社への自然石の階段を延々と下りて行く。3時間の鍛錬登山であった。
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                                                                                                               (1月16日の氷瀑)
「雪山と氷瀑の筈だったが」_f0201348_19593078.jpg 山友さんであり、ブログ友さんでもある方が性悪のコメントにほとほと困り果てている。こう言った類の人間をどうにか排除できないものだろうか。誰にも相手をして貰えない寂しい人間と思っても、被害を受ける方は精神的に参ってしまう。
私もネットで囲碁や麻雀を度々するが、顔が見えないことをよいことにして、口汚いコメントを書いたり、囲碁では負け碁をずるして勝とうする人間がいる。空しい自己満足と解らないのだろうか、いやはや何とも情けない輩である。











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(娘からの写メ)
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by 1944tourist2004jp | 2014-02-19 19:33 | 山登り


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