人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「博多一望」(3)

「博多一望」(3)_f0201348_1332231.jpg 肥料や剪定などの世話の行き届かない我が家のキウイであるが、1本の木から毎年100個ほど実をつけてくれる。昨年収穫した実もまだ硬いまま箱に残っている。

「博多一望」(3)_f0201348_1335446.jpg
 お裾分けする時にはビニール袋にリンゴ(フジ系はダメ)と一緒に入れてあげたり、我が家でも適当に同じ方法で追熟させてヨーグルトの上に乗せていた。

「博多一望」(3)_f0201348_135369.jpg このように親しみあるキウイについて、先日「ためしてガッテン」での果樹の特性が余りに衝撃的で“目からうろこ”であった。

「博多一望」(3)_f0201348_945060.jpg



「博多一望」(3)_f0201348_1383038.jpg

 将来恩恵を受けるかも知れないSTAP細胞とは次元が違い過ぎて比べようも無いが、私にとってはキウイの情報は余りにも身近で抉られるようなインパクトがあった。
先ずキウイは収穫した後、時間がいくら経過しても熟さず硬いままであること、そしてエチレンガス発散の為にリンゴを密封せずとも、キウイを軽く“ごつん”として凹ませると、己がエチレンガスを発散して自家追熟するとのことである。
経験則から何等かの原因で落下したキウイが土の上で柔らかくなっていたことが再三あった。私達は腐敗前と勝手に思い捨てていたが、まさかの自己追熟とは・・・。


 山の話に戻そう。
其処彼処に鎮座するお地蔵さんに一々と合掌しながら、懸崖の袖触れ合う間隙を通って奥の院へと下りて行くと、想像もしないお土産物屋があり、小時間そこのおばちゃん達と話し、電波塔が立ち展望の乏しい頂らしくない山頂へと上がって行く。

 “ここで突然、ウィーンフィルNYコンサートのDVDを見ていたSDの「これ誰かよね?」の声に振りむくき、一旦停止するとミュージカルスターのジュリー・アンドリュースであった。”


「博多一望」(3)_f0201348_13132985.jpg 楽園を出てまだ2時間弱、疲れも無いので弘法大師の石像の前を通り、車の滑り止めの為に横溝の刻まれた角度のある舗装道路を下って行く。

「博多一望」(3)_f0201348_13141150.jpg

車両通行止めの前から北の尾根に上がり、下った後再び舗装道路に出て、直ぐ木製の鳥居をくぐり短い登りを経て米ノ山の山頂に出る。

「博多一望」(3)_f0201348_13172963.jpg 社らしきものに拝礼して下って行き、展望所前小高い丘に上がって行くと男性2人、そして博多湾を望む大パノラマに圧倒される。
ここからの夜景は函館のそれに匹敵するかも知れないと一頻り感激しながら、同年齢の気安さも手伝って、大きな眺望の峰々や博多湾に浮かぶ島々へと話しが弾む。


「博多一望」(3)_f0201348_13175897.jpg 脊振山系から百万都市を挟んで東の立花山、そして博多湾には能古島と奥に糸島半島、海ノ中道に続く金印の志賀島、そして重なるように玄海島。
正に博多一望である。舗装道路が入り口で途切れた展望台には広い駐車場があり夏の夜はカップル天国かも知れないと想像が膨らむ。 

「博多一望」(3)_f0201348_13195052.jpg  東屋で春のように薄靄の立つ福岡の眺めをおかずに軽い昼食。


「博多一望」(3)_f0201348_13202839.jpg
半時間ほどゆっくりとして舗装道路を下って行くと、トイレのある広い分岐点に出る。左は車止めのある大祖宮への道、そして右にUターンするように下りて行くと地図上では荒田高原や楽園に通ずる道路、また直進するチップ道路の脇から滑り止めの簡易舗装の道路は楽園に直結する。

「博多一望」(3)_f0201348_1320498.jpg 私達はチップの
道路を直進して、間もなく右への道に折れ、“大和の杉”“七又杉”“綾杉”を見ながら起点の楽園へと下りて行く。
by 1944tourist2004jp | 2014-02-01 13:21 | 山登り


<< 「雪の英彦山」(1) 「博多一望」(2) >>