「井山大三冠誕生」

f0201348_12563972.jpg 昨晩は早めに晩酌を済ませ、錦秋の九重へと心弾ませ就寝。
4時に起きて真っ先に新聞を取りに行くと星は無くどんよりとした空、1面の天気予報欄を見ると大分県は“曇りのち雨”、朝冷えを増幅するかのような失望感で身体が一気に冷えこむ、寝付かれず5分経つ。


(5枚とも、昨年に吉部登山口を起点として、暮雨ノ滝、坊ガツルから大船山へ)

f0201348_1375663.jpg 仕方なく階下に降りて、名人戦第五局の深夜ダイジェストの録画を開く。
趙治勲九段に続く大三冠誕生の字が躍る。先週の“山の上ホテル”での大盤解説の観客の興奮が脳裏をかすめる。20歳直前に名人戦挑戦を果たし、現在7棋戦すべてに顔を出す井山裕太大三冠。


f0201348_1384848.jpg 趙、井山両大三冠とも序盤より熟慮の末に定石や形に囚われずに石を打ちおろし勝負を掛けていく。
8時間の持ち時間を序盤中盤で使い果たし終盤はいつも秒読み、1分以内に膨大な差し手を読んで苦悶の中で勝利する。
囲碁に限らず将棋でもそうだが、脳に汗を掻き2日制の番碁では相当量の水を飲むらしい。
プロとアマチュアではその読む力に天地ほどの差がある。「下手な考え休みに似たり」と言うが、私などは一生懸命考えても5手前後で、考えあぐねた末に間違いをやらかす。彼等は一瞬にして幾通りもの筋で100手前後が脳裏に浮かぶらしい。

f0201348_13132845.jpg 空前絶後と言われた将棋の羽生善治の7冠達成であったが、碁の世界でその記録が達成できるのか。衆愚としては達成して欲しいと思うが、他の天才棋士達も黙ってはいないだろうし、若いと言え1年間で番碁を7度する肉体的精神的疲労も想像を絶する。


 花と深山観望の九重、雨の日を選んでまで行く気になれない。日曜日が見頃となっているので若干延ばしたい。


f0201348_13335556.jpg 昨日、札幌に旅立つ末娘を空港まで送ったが、夕方には酒好きの彼女らしくビールジョッキを片手に鮭とイクラの海鮮丼の写メールが送られてきた。


f0201348_13191463.jpg 6年間IT関連の大手で働き退職。3か月ほど自由気ままに旅行したり勤めていた会社の同僚と遊んだりと片時も家に居ず、8月末に動機は全く不明であるが酪農実習をしたいと言い出す。それも北海道で・・・・。
就職面接で特技を聞かれ「老犬の介護」と言ったほどだから動物好きとの認識は持っていたが、酪農の“ら”の字も知らない娘である。
札幌在住の私の旧友に相談してみると、数日後に日本酪農の嚆矢“町村農場”を紹介して頂いた。江別市の石狩川沿いにある完結型農業の先駆けでもある。

何故今か? “親知らず”を2本抜き体調を万全にし、甥や姪の運動会を応援して、19日から厳寒の北海道で実習に入る。
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by 1944tourist2004jp | 2013-10-18 13:14 | その他 | Comments(4)
Commented by K-tooko at 2013-10-18 23:11 x
「脳に汗をかく」なんと斬新な表現なにでしょう。
私はそういう体験をしたことがあるのかなぁ。

自分らしい人生を歩まれるお嬢さんを
応援したいです。
Commented by 海彦山彦 at 2013-10-19 06:48 x
九重は天候不順で、お預けになり残念でしたね。
でも今年の紅葉はまだはじまったばかりのようですよ。

親御さんとしては、寂しくもありちょっとご心配でしょうが
自分のやりたいことで生きて行く素晴らしさ、
札幌に旅立つ末娘の決断ある生き方、私は応援します。

これで北海道登山の拠点ができましたね。
Commented by 1944tourist2004jp at 2013-10-19 12:35
こんにちはk-tookoさん
 私も脳に汗をかくほど考えたこともないし、想像もつきません。
1手打つのに1時間以上考えることはざらにあるし、3・4時間と凡人の考えが及ばないほど没入することもあるし、
脳内で沸騰して毛髪の間から湯気が出てるかも知れませんね。 
 若い頃に自由奔放に人生を送れることは幸せだと思い、子供の希望することに余程の事が無い限り反対することはありません。
北海道での一期一会を大事にして、これからの人生で何か役立ってくれればと思っています。
Commented by 1944tourist2004jp at 2013-10-19 12:50
こんにちは海彦山彦さん
 天気予報を前日に確かめれば良かったのですが、期待だけが先走りしてしまいました。
仰るように今年の残暑は長かったので遅れていて欲しいものです。
 子育ては生活力を身に付けさせるものと思っていますので、
学生時代に「1年休学してワーキングホリデイでニュージーランドに行きたい」と言った時も反対はしませんでした。
今回は数ヶ月の人生勉強の積りで行ってるので、彼女が在北の間に私達が行くことはなさそうです。


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