「第38期囲碁名人戦第4局」(1)

 田園からは黄金色の稲穂が去り、山の木々も紅葉の準備に入る寒露。
落花生と黒豆の収穫を残すだけとなった畑に早朝出かけると、露に深く撓んだ畔草に膝元がぐっしょりと濡れる。50坪ほどの狭い畑に、ここ半月ほどで冬野菜の為の畝が3列並んだ。耕運機ならぬ人力作業とあって畝の歪みは如何ともしがたい。しかし、掘り起こした塊土を手で解しただけあって表土は見事な出来栄えである。
昨年は播種を半月ほど先取りして喜んでいると、見るも無残な虫食いの若葉の畝となり全てをご和算にしたので今年は適期の種蒔としたい。


f0201348_109626.jpg その束の間の休みに「囲碁名人戦」の大盤解説会へと出かける。
平成10年5月に久留米市の「ふかほり邸」で開催された、羽根本因坊と挑戦者山下天元の「本因坊戦」第2局続く2回目の大盤解説会である。

                                                                  「本因坊戦第2局」を見る時はこちら



f0201348_1042324.jpg 先着100名となっている会場「アゴーラ・山の上ホテル」へ、10月中旬にしては余りにも蒸し暑く濁ったような曇天に、午後1時半開場に漏れては”大変だ!”と、10時半ホテル着予定で5号線を走る。


(背景は福岡ドームと福岡タワー、そして遠望するのは能古島と志賀島)

f0201348_107688.jpg 結婚式等で3回ほど出かけているので道筋は問題ないが、近道をしようと狭い路地に入ると余りの渋滞、「急がば廻れ瀬戸の唐橋か・・・」と、独り言を呟きながら予定より15分ほど遅れて到着する。
 市内を展望する高台にあるホテルの地下駐車場に入って行くとまだまだ余裕があった。
ロビーには対局中継のTVが2代設置してあり、10数人の老境の白髪と禿頭の男性が熟視している。








f0201348_13281199.jpg 大盤会場の「舞鶴の間」に控えていた係員に訊ねると、整理券は12時から出すとのことで仕方なくロビーに戻る。
仲間同士の素人解説を耳にしながら、待ち時間の為に準備していた本を開く。
ドイツ人が弓道を通じて禅を見出す「無我と無死」と言う本である。僅か百数十頁の読み易い本で、既に2回読んでいる。作者は1924年から6年間東北帝国大学で哲学の教鞭をとられた先生である。

 前回のブログで紹介していた東京工業大学の特任教授のノーベル賞の受賞は持ち越されてしまった。アメリカのトムソン・ロイターの学術論文引用ではかなりの確率で受賞予想されていただけに本当に残念であった。
昨年、”iPS細胞”の京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授が医学・生理学賞を受賞しているので、続けて日本人が選ばれることは難しかったのかも知れない。
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by 1944tourist2004jp | 2013-10-11 10:28 | 趣味 | Comments(0)
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