「父の日のプレゼント」

 f0201348_13215197.jpg末娘が帰って来る日の午前中、思いもしない突然の宅急便が届く。専用の袋を開くとクッションの包装紙で二重に保護された箱。開けると“全国新酒鑑評会 金賞”受賞とのラベル、上蓋を取ると聞いたこともない奥美濃の銘酒「母情」であった。巻紙風の紹介文にはその由来、醸造に必要な水、米、気温と湿度など自然条件等と歴史が語られていた。


f0201348_132074.jpg 酔漢にとって銘酒と聞けば居ても立ってもいられないが、習慣性と言えど昼間から飲むことは決してないし、社会的な節度は未だ失っていない。娘からの”父の日”のプレゼントなら、殊更のこと娘の顔を見ながら封を開けて、そして飲みたい。






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 数十分後に再度チャイムが鳴る。出ると同じ宅急便の運転手さんが「忘れていました」と段ボール箱が手渡される。清酒とセットにして送られてきた郡上八幡のお土産品であった。
 その日の夕方、娘を福岡空港まで迎えに行くと、珍しく予定時間前の到着で、私達が駐車場を出た所で彼女の方から「今着きました」と電話が入る。

f0201348_13233937.jpg 家までの混み合う時間帯に小1時間、女性同士で話があるのだろう、SDは嬉々としてとして後部座席に娘と並んで座る。
 私は家に着くや否や、テーブルの上に置いてあったプレゼントの箱を引き寄せ開封。酒を注ぐ時の転がるようなまろやかな音とほんのりと漂ってくる香りに満足して一口含む。
 北陸・東北地方のさらっとした喉越しの清酒を冷やして飲むのを最上としていたが、癖の無いのが欠点であることも感じていた。反面、「母情」は香りやこくに一種独特の癖を感じる。
北陸の酒が自己主張の少ない古風な色白の秋田美人なら、「母情」は自信に満ちた独り歩きの現代風美人であろう。と、言ってもSDや娘は「何のこっちゃ?」と分かってくれないだろう。
 “摘み”は姪達が福岡アムステルダム直行便を利用してのベルギー、オランダ、フランス巡りのお土産である。嬉しい土産物ばかりの老骨の晩酌。
金賞は少し勿体なくてコップ1杯の後はいつもの芋焼酎へ、2杯の積りが3杯・4杯と重なって行く。


f0201348_1537259.jpg 1週間のピロリ菌除菌薬の服用が終了した今朝、偶然にも私が読んでいる新聞の朝刊に、“医療ルネッサンス ピロリ菌と病気”の5回シリーズが掲載されていた。
 PC系とマクロライド系2種類の抗生物質と胃液分泌抑制剤の薬を1週間服用したが、その副作用は全く無かった。1ヶ月後に除菌の結果を検査することになる。

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by 1944tourist2004jp | 2013-06-12 13:26 | その他 | Comments(0)
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