「汚い空」

 「梅雨を前にしてジャガイモの収穫を急がねば・・・」と、田植えの準備が急ピッチの田園に麦わら帽子に異様なマスク姿、抜糸前の左手にビニール手袋を2枚重ね、その上から軍手をしてスコップを握る。SDは「今年は芽かきをしなかったけど、まーまーのできじゃない!」と、満足そうに次々と袋へ入れていく。

f0201348_13564754.jpg 初めて栽培したフランス原産の”シンシア”は皮が透けるように薄く、名に違わぬ美形の芋がごろごろと飛び出してきた。
因みに1kgの種芋で収穫は6.5kg、種芋を2個に切り分けて植え付けているので決して大収穫ではないだろう。
茎は太くまだ葉の青いアンデス、メークィーン、キタアカリは流石に小粒で、雨の1週間は致し方ないとして食べる分だけ掘り起こす。

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 序ながら、オクラやゴーヤの葉の裏に集っていたアブラムシは牛乳をたっぷりと塗り付けていたのが良かったのか、卵の死がいが黒点のように一面にくっ付き、新しい卵は産み付けられていなかった。キトサンや木酢と焼酎等色々試したが牛乳が一番効き目があったようだ。


f0201348_13581611.jpg サトイモは種芋を植え付けた上にマルチを張っていたが、ここ数日の暖かさで3個ほどマルチを突き破り芽を出し、残りの7個は破りきれずマルチをもっこりと持ち上げている。

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いつだったか、”カイワレダイコン”の発芽の力をTV番組で見たが、萌芽は想像を遥かに超えた力強さがあるようだ。若芽の茎は見た目に瑞々しくポキッと折れそうであるが、水を蓄えた細胞膜の強靭さには驚かされる。サトイモの新芽を見る限り覆土を持ち上げる力は強いが、横の力には如何にも弱そうである。しかし、ぽっきりと折れても決してへこたれない生命力がある。
花や野菜に疎い私にとって、家庭菜園は小学生の理科の観察しているようなものだ。



f0201348_14145756.jpg『かすみか雲か』

 かすみか雲か ほのぼのと
野山をそめる その花ざかり
桜よ桜 春の花

                      のどかな風に さそわれて
                     小鳥もうたう その花かげに
                      いこえばうれし 若草も

                                           親しき友と 来てみれば
                                          ひときは楽し その花ざかり
                                          桜よ桜 春の花

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 この唱歌は、小鳥をテーマとしたドイツ民謡『春の訪れ』に、桜の季節の歌詞をつけたものらしい。


 この2世紀、欧州を先頭とする科学技術文明の発達によって、人類は限りなく恩沢を受け人口爆発をしているが、その間どれほどの生物が絶滅に追い込まれ、毎年どれほどの生物がレッドリストに追加されていることか。生物の危機イコール人類の危機、そして地球の危機であるにも拘らず科学技術万能主義とグロ-バルな経済戦争にブレーキはかからない。

f0201348_13595997.jpg ここ10日ほどの・・・空の汚いこと・・・、うんざりする。晴天の積りで深山に入っても不織布に覆われたような遠望。季節柄の霞なら息苦しさを感じることは決してないが、深呼吸も憚れるほどに空気が薄汚れている。日本の基準値を大幅に超えるPM2.5と黄砂の入り混じった空なのだろう。

f0201348_1402328.jpg 前段で書いたことに若干の矛盾を感じながら、
CO2排出量の問題もあるが、天然ガスの高騰による国富の海外流出と、電力料金の値上げで将来予想される日本経済の低迷と失業率のアップを考えると、私は世界で一番信頼性の高い日本の原子力発電の再開に、安定的でかつ廉価な電力供給の観点からも残念ながら賛成せざるをえない。
 環境問題に敏感な北欧初め世界の趨勢は原子力発電拡大の方向である。そして一方、再生可能エネルギー最先進国のドイツでは高コスト電力の供給に限界を感じ始めている。

 話は逸れるが、中国の大気汚染の元凶の一つである石炭火力発電に代わる原子力発電。
高度技術の脆弱性に加え、情報操作と隠蔽の中で事故が起き、放射能物質が空気中に拡散されたらどうなることか。考えただけでも身の毛のよだつ思いである。
大気汚染を輸出していることに関し、「日本を滅ぼすに武器は要らない」と、ネットをかけ巡った反日国家が賠償してくれる余地など全くない。
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by 1944tourist2004jp | 2013-05-27 14:43 | 雑感 | Comments(2)
Commented by K-tooko at 2013-05-29 22:09 x
店頭に出せそうなくらい りっぱなジャガイモですね。
アブラムシには「牛乳」が効くとは 画期的な情報でした。
殺虫剤は使いたくなかったので、さっそくミニバラに牛乳を使ってみます。

昨日・今日と孫が来ていました。
PM2.5が恐くて外に出せませんでした。
地球環境 とても気になります。
Commented by 1944tourist2004jp at 2013-06-03 00:24
こんばんは 
 お孫さん可愛いでしょう、自分の子供とは違った愛情があります。
ジャガイモ、大豊作とはいきませんがほどほどの取り入れです。
アブラムシについて、牛乳の効果が一番あったように思いますが、新芽ごとに付いてくるのでもう一時見守らなければなりません。
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