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「今シーズン初めての山開き」(カラ迫岳3)

「今シーズン初めての山開き」(カラ迫岳3)_f0201348_9145390.jpg 押し出されるように山頂を後にすると、滑り易い急坂で私の前を下る若い奥さんが「にやけていたら怪我するよ!」と前を行く小学生の息子をたしなめていた。久しく聞くことの無かった方言に快感を覚えながら、『「にやけんな!」か・・・、若い頃によく使っていた男言葉ですね』と後ろから話しかけると、先を行く旦那さんが『その後に「どやすぞ!」とか「こっくらすぞ!」が来てましたね」と、私の方を振り返って反応する。昔懐かしい方言と表現である。



                (昨年の山開き時)
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博多で育った私の勝手な解釈は「にやける」は「他人を小馬鹿にしたような薄ら笑いをする、恰好を付け過ぎる」、「どやす、こっくらす」は「殴る」であるが?方言なのか昔言葉なのか分からない。

「今シーズン初めての山開き」(カラ迫岳3)_f0201348_9172272.jpg クレイと落ち葉で分かりづらく滑り易い下り。私と同じ町から来たという子供を先頭にして下って行くと、やがて語り合う声と清流のせせらぎが耳に心地よく入ってくる。同時に沢からの涼風が汗ばんだ身体を撫でるようにスーっと吹き抜け心身ともに癒してくれる。


                                                            (昨年)
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「今シーズン初めての山開き」(カラ迫岳3)_f0201348_9181129.jpg 新緑と沢の写真を撮りながら下りて来ると、山登りを終えた人達がコンテナに板を置いただけの簡易長椅子に、地域の皆さんが朝から仕出した“だご汁とお握り”で昼を和んでいる。
「私達も食べましょうか」とK-tookoさんに声を掛けると、「ぼん天棒さんはお腹が痛いと先に下りられました」とのことで二人並んでのお昼。

 彼女からは「甘党さんですからお菓子でもと思ってお土産持ってきました」と菓子袋と登山口で買った“アマメの甘露煮”や“わさび漬”など酒のお供を頂いてしまった。幾重にもお礼申し上げます。
ブルーの“インプレッサ”を見送って、私は来る時に目星をつけておいた星野路の花に車を止めながらゆったりと家路に就く。

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by 1944tourist2004jp | 2013-04-23 09:26 | 山登り


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