「菜園仲間が一人増えた」

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 やがて処暑、朝夕に心地良い涼風が風鈴を揺らし、直に虫の声が聞こえ出す季節となる。が、まだ日中の陽射しは焼けつくように強く、日向に出ただけで体中から汗が絶え間なくじっとりと滲み出して来る。

f0201348_14571644.jpg 子供達の夏休みも残り10日。時の進むのが遅かった子供の頃でも夏休みは別格で、あっという間に過ぎ宿題に慌てだすのが処暑の頃であった。

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 先のブログで加齢に沿って時の流れが速くなる話題に触れたが、それから数日後新聞に同様の記事が掲載されていた。
「年を取るほど時間の経過が早く感じられるという感覚は50年以上も前から議論されてきたテーマで、この不思議な感覚は、全国…いや全世界に共通するものなのだ」。


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そして、dojyou38さんの私へのコメントにもあったが、現時点で有力なのは次のような説だという。
「歳を重ねるごとに身体機能や脳機能は“過去の記憶”の量によって社会環境や人間関係などに多くの変化を引き起こし、これらの要因が複雑に影響し主観的な時間の感覚を変化させると考えられている。例えば、加齢にともなって身体機能や脳機能が低下すると、どうしても一つ一つの判断や行動にかかる時間が長くなってしまう。そうすると、1日の仕事量や行動量が減り相対的に1日が短く感じられるようになる」。
しかし、残念ながら加齢に伴う短縮程度についての考察は無かった。長い人生の中で資質や経験に大きな個人差があり、単純に数式化できないのかも知れない。

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 8月に入って、炎暑に山から遠ざかり、ロンドン五輪に現を抜かし、草刈りや畦起こしをせずに収穫ばかりしている間、雑草は雨と陽射しに心行くまで繁茂し、荒地と見紛うばかりの菜園になり果てていた。現実は見て見ない振りをしていただけである。
草叢にすっくと伸びたオクラ、大葉のサトイモ、そして万緑に赤紫蘇がやっと畑であることを主張している。

f0201348_8381615.jpg 盆前のある日、収穫へ行くとセイタカアワダチソウやススキに覆われていた3畝ほどの休耕田が綺麗に刈り払われ、道路から管理の行き届かない我が菜園が恥ずかしいほどに丸見えとなっている。
「草刈り機が入っているので農家の方だろう」と思っていると、地主であるSDの友人が隣町の人が家庭菜園の為に借りに来たと言う。

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 後日、陽が欠けた頃に畑へ行くと、その畑で2人の男性が頭を突き合わせている。
お互いに長靴に作業着姿で挨拶を交わす。彼は“雑草は払ったものの大型の耕運機は入れないし、手押しの耕運機では深くて太い根っ子に敵いそうにも無いしと困り果て、農業をしている兄さんに相談を持ち掛けているところであった。


f0201348_1515977.jpg 7月の早期退職で家庭菜園を始めることにしたらしい。
私達は春ジャガ植え付けに、5年前の真冬に1ヵ月ほどかけて休耕田にスコップと鍬を入れたが、彼は暑い盛りの開墾である。私より10歳若いとはいえ、1人で3畝とは並大抵の根気では出来ない。
お近づきの印にゴーヤなどの収穫物を手渡し、麦わら帽子で鍬を振るう彼に「頑張って下さい」と一言添えて先に引き上げる。既に7時半を回っていた。
 風呂上がりに待っていたのはビールでなく、久しく口にしなかった”かき氷”であった。


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by 1944tourist2004jp | 2012-08-20 15:11 | 家庭菜園 | Comments(2)
Commented by dojyou38 at 2012-08-24 10:15
石鎚の件、了解いただきまして有難うございます。
何時か、私達の登山に参加して頂けるプランの時はお誘いさせていただきます。

菜園は夏草に席巻されているように見えますが、
ゴーヤ・ピーマン・キュウイなどはしっかり実を付けてくれていますね。
一段落したら冬野菜の準備、雑草取りが待っています。
熱中症に気を付けてください。
Commented by 1944tourist2004jp at 2012-08-29 19:55
こんばんはdojyou38さん
 ネットが通じずPCから遠ざかっていました。
機会がありましたら何処かの山に一緒に登りましょう。
 あまりにも凄まじい畑に、疑似熱射病に近い状態で数日草取りをしてどうにか畑らしくなりました。
昨年も多種類の冬野菜で食卓が賑わいましたが、今年も少数多品種で栽培したいと思っています。


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