途中僅かな休憩を挿むが皆さん方に疲労の色は全く無い。やはり小岱山の主の様な方達ばかりである。
縦走路に出る前に大回りコースとの合流点に出ると、「次回は大回りコースを歩きましょう」とぼん天棒さんの有難い声が後ろからかかる。
そして、筒ヶ岳への分岐点では、私の為にぼん天棒さんとMさんは往復20分程度の長助金毘羅へと案内してくれる。大パノラマの小岱山らしく色んな所に展望台がある。
突き出した展望台に着くと、ご夫婦と岩の裏側では女性が一人お昼の真っ最中である。
Mさんに教えて頂いた三池山を1枚。
直接筒ヶ岳に向かった人達が風を避けて山頂直下で待っていたとも知らず、私達は其処を素通りして観音岳へと周回して行く。
同年代の3人に共通項は多く、酒での失敗談や山歴を語りながら足も軽い。
ここ数年で山野草の花に長じたぼん天棒さんは常に足元に眼を配りながら歩いている。
葉っぱだけで、「これがミヤマウズラ、これがコクラン、これがイチヤクソウですよ」と私に教えてくれる。
そして、「最近は顔を見ないようになりましたね」と言いながら、小岱山を愛した方が植樹した河内桜2本も紹介してくれる。
また、同じ年の髭のMさんはアルプスやヒマラヤ、そして日本アルプスと私が近寄り難い山々を歩いていると言うから羨ましい。
私達が観音岳で昼食をしている最中に、筒ヶ岳で別れた方達が「山頂の下で待っていましたよ!」近寄って来る。
来月から東京へ行くN氏の送別会に出る彼等と別れて帰路に着く。
ぼん天棒さん、土曜会の皆さん有難うございました。
記事に間違いがあったら教えて下さい、宜しく。