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「山友さんと“小岱山”の山開き」(2)

 SDが友人との散歩時に取って来た土筆、さぞかし大群生の土手に行ったのだろう、スーパーの買い物袋に目一杯の量である。

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 仏事に残った私への仕事が二つ、ブロッコリーの収穫と土筆の袴とりである。
いずれも酒の“おつまみ”に料理してくれるし、老いては子と妻に従えと従順(?)に片付ける。
収穫は良しとしても土筆の方は予想以上に大変だった。

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DVDを見ながらの一気に片付けた2時間弱、ボールに山盛りとなり私の指先は灰汁で真黒となる。いずれにしても旬のものを思う存分に、そして只で頂けることに感謝しなければならない。

「山友さんと“小岱山”の山開き」(2)_f0201348_20324026.jpg “小岱山土曜会”の方々、10人程度の男女のグループと前後しながら観音岳へと丸山コースに入って行く。
ぼん天棒さんの直近の山登りや“そよかぜ”さんとの長崎街道歩き、また私が由布岳でお会いした山守の方について、お互いの印象を語り合いながら整備された道を登って行く。
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 距離もさほど長くないし、先導して頂く山登りなので通り過ぎた道は印象が薄く、いつしか尾根道から右折して丸山展望台に到着する。
「山友さんと“小岱山”の山開き」(2)_f0201348_20371490.jpg  今年初めての黄砂のせいか、はたまた霞のせいか分からないが展望は無い。しかし、初対面の私を気遣ってか、ベテランの奥さんが急坂の東斜面と緩い西斜面からの20本の登山ルートや視界にある山々について色々と教えてくれる。


「山友さんと“小岱山”の山開き」(2)_f0201348_20385157.jpg 5分ほどの展望所休憩の後、踵を返すように観音岳へと自然歩道を登って行く。山頂直下の急階段ルートと自然道に分かれ山頂へ出ると、芝の広場には2・30人の参加者が思い思いに寛いでいる。
先導されていたMさんの私への第一声は「残念ながら雲仙岳は見えませんね!」だった。2月の登山時に幽かに見えた多良山系共々、青空の無い展望に姿も無い。
 土曜会の皆さんが顔見知りの方々と挨拶交わした後、直ぐに東斜面へと歩き出す。
間もなくすると分岐点に出て、私達が滑り易い急坂“小回りルート”へと向かう中、二人のご婦人が大回りへと別れていく。

「山友さんと“小岱山”の山開き」(2)_f0201348_20405979.jpg クレイの急坂は湿って滑り易いが、落葉も残り横向きに下りれば滑ることは無い。
後ろを歩く長身のNさんは私の住んでいる町で仕事をしていたこともあり、気さくにお話ができる。機械設計の仕事で4月から東京へ単身で行くことになっているらしい。

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 苔生したゴロ岩の沢に出ると、昨日の80mm程度の雨量で小さな渓流になっている。ここから筒ヶ岳と長助金毘羅の縦走路までは急坂を登り返す。

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by 1944tourist2004jp | 2012-03-25 20:45 | 山登り


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