「早すぎた観梅」(1)

 春を感じさせる陽射しは私達を外へと誘いだす。
清晨に農作業の宿題は概ね片付けているので気分は軽い。山日和に予定している由布岳もあるが見頃は逃したくないと、数日前から調べていた観梅へと出かける。
名勝の地として大宰府や梅林寺も考えないではなかったが、二人の気持ちとしては、「一に行ったことが無い所、二に青空に似合う広々とした中での観梅」、ということで立花町の“谷川梅林”に白羽の矢を立てる。
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 少岱山の帰りに蓮華院で観賞した盆梅の話しをしながら八女市へとハンドルを握る。
矢部川を渡り3号線から外れて旧道へと入って行く。丘陵の梅林へ目星を付けて上がって行くと、細い道に老夫婦がそれらしき方向へと歩いている。
確信に似た気持ちで「梅林は何処でしょうか?」と訊ねると、「私達も向かっているところです」と快く返ってくる。

f0201348_12114375.jpg そして、「郵便局にお願いして車を留めさせて貰いました」と重ねて教えてくれる。
2匹目のドジョウとして郵便局に立ち寄ると、「局前から脇道に入って行くと広場があるからそこに駐車できますよ」と嬉しい返事を貰って来る。他人に頼む時は髭面の私は遠慮して、必ずSDに頼むようにしている。

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 狭い生活道路を上がって行くと、直ぐに2・30台分駐車可能な広場に出る。そして丘陵に向かって梅林らしき風景が広がり、観梅会の終わった少し寂しい人出に露店が2・3店残っている。


f0201348_12245589.jpg 広場に沿って植えられている紅梅が2本、垂直に立つ小枝にたくさんの蕾を蓄えて開花を待っている。
「香り漂う梅の下でのお握り」と思いコンビニに寄った時、はつらつとした女性店員さんが「三分咲きくらいですよ!」と教えてくれたが、紅梅を見る限りでは三分咲きにもみたない。

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 収穫し易くしているだけだろうが、低く剪定され横に広がった枝振りは盆梅に劣らないほどに見事である。f0201348_12272476.jpg 出店のご主人は地の人らしく、産地のキウイやミカンと一緒に手作りの珍しい漬け物類を出している。料理好きなSDは味見をしながら話しが弾んでいる。

f0201348_12302474.jpg私は2・3分咲きの梅にカメラを向けながら「アングルや如何に?」と悪戦苦闘する。
 「“光陽”の開花も今年は2週間ほど遅れていますね」と仰るご主人に、観梅のコースを教えて頂き素掘りのトンネルに入って行く。

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by 1944tourist2004jp | 2012-03-01 12:31 | その他 | Comments(0)
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