「酔い覚めの朝」

 いつも聞き慣れたメロディーが鳴らず30分ほど床を温める。今では携帯を目覚まし代わりにして枕元に置いているが、偶に階下に置き忘れて鳴らないこともある。
昨晩は「同窓会兼新年会」で楽しい酒を飲んだから、いつものようにテーブルの上にあるだろうと下りていく。

 6回目の今年も1月中旬に幹事さんからメイルが入る。
7時からの会に「無職の私が遅れる訳にはいかないだろう」と少し早めの電車に飛び乗る。現役時代から早8年、余り乗ることもなくなり過去1年間に乗った記憶が無い。沿線の田園は雪化粧をし、駐車している車も真白である。
 15分前に予約されていた玄海魚処「弁天堂」に一番乗りをする。入口からして大正レトロ調のお店であるが、通された個室も古き味の沁み込んだ椅子テーブルが並んでいる。怪訝なことに8人分しか用意されていない。
昨年は南九州からの出席もあり14人であったから、「部屋が違うのでは?」と案内係の女性に訊ねるが「間違いありません」と言う。
 7時前に幹事が「今年はキャンセルもあり8人です」と残念そうに入って来る。
最年長の私を初めとして昭和卒組が5人、平成卒組が3人と若干侘しい新年会である。
しかし、杯を重ねる毎に色んな話題が飛び出し、一段と場が盛り上がって来る。話しのペースに飲まれること無く酔漢の私は歳を忘れて、ビールのジョッキから焼酎のお湯割りへと注文が速く成る。
いつもなら最後に皆で肩を組み「都ぞ弥生の・・・・・」と蛮声に若かりし頃を懐かしむが、今年は部屋の造りと人数のせいで無かったように思う(?)。真っ直ぐ家に帰ったが、5・6杯の焼酎が委縮した脳から点々と記憶を飛ばしている。

 そして、乗り越しもせず最寄りの駅で下りたのは良いが、歩いてる時にSDからの電話に「もう直ぐ家に着く」と返事をして胸ポケットに入れた積り・・・。
寝床に無かった携帯を探す為に固定電話から呼び出すが何時もの着信音で返事をしない。マナーモードの解除を忘れたのかも知れないと、家中探すが「ブブブー」という振動音すらしない。
 これはやばいと、少し二日酔いの頭を引きずりながらSDの携帯で呼び出しながら降り頻る雪の中を探しに行く。酔っていたので少し横道に逸れたかも知れないと数本の道に範囲を広げるが見当たらない。
朝食後、SDの手伝いを貰いながら再度探しに行くが見つからず。諦めの早い私は「仕方ない!」とばかりに炬燵に入りTVオン。が、本人を尻目にSDは諦めきれないのか、「買い物の序でにもう1回歩いてみる」と言う。
 30分ほどして、「探してくれるのを待っていたよ!」と持ち帰って来た。当然ながら私が一度探し歩いた道の端に落ちていたらしい。
事ある毎に「よく探しもしないで!」とSDから注意されるが、今回も感謝感激である。
私の目には死角があるのかも知れない・・・・。と思う昨今である。
[PR]
by 1944tourist2004jp | 2012-02-19 18:02 | その他 | Comments(2)
Commented by dojyou38 at 2012-02-22 11:25
携帯、出てきて良かったすね。
出てこなかったら、新規購入でアドレス帳作り直しなど大変な手間でしたね。
SDさんに頭上がらないですね。 私のところもそうですが・・・
Commented by 1944tourist2004jp at 2012-02-22 15:42
そうなんです。
 いつもながら辛抱強いSDには感心しました。
今ではカメラ機能も復帰して、元通りの携帯を取り返しました。
友人達と深酒すると何か必ず失敗する私です。
 昔のようにただ同然の携携帯ではないので、本当に助かりました。
名前
URL
削除用パスワード


<< 「少し欲張った山登り」(1) 「福岡モーターショー2012」 >>