「氷瀑とミヤマキシミ」(3)

f0201348_15595827.jpg 人の歓声が教えてくれる滝までの距離。

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見下ろす所まで来ると前期高齢者の団体さんが印象を語らいながら賑やかに昼食中。
さり気無く直下まで下りて行き、順番待ちをする必要のない程度の登山者達に余り成長の無い滝を見上げながらカメラを構える。
博学のS.Hさんに後で聞いた話であるが、21日全て崩落したとのことであった。

f0201348_1671078.jpg お握りは準備していたが、空腹感はさほど無く、下腹にも力があるのでカロリーメイトで済まし尾根道へと戻って行く。
縦走路へ出る前、ザックを傍らに置いて雪の中から覗いている赤い実を撮っている男性に出会う。前出のS.Hさんである。

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「ミヤマキシミですよ」。

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 モノクロ的な雪の中に見る真っ赤な実は生き生きとして可憐である。が、毒があると言う。
アルカロイド系、サポニン系とその毒性について色々教授して頂く。余りにも詳しいお話振りに「生化学に関するお仕事だったんですか」と訊ねると、私より数か月年長の彼は「銀行マンでした」と予想外の返事だった。
 北海道の山々から日本アルプス、そしてその植生について豊富な知識をお持ちのようで宝満山頂までの尾根筋を共にする。
彼の先導に前の人達を次々に追い抜いていく。私も早い方だと思うが彼の足取りは山歴を物語っている。
九重山群で私が歩いた道筋を1時間以上も速く歩いていた。
私も山登りを初めて4年、九州北部の山についてやっと皆さん方と会話ができる程になっているが、知識も足も彼に導かれ稚児落としまであっという間の時間であった。

f0201348_1614146.jpg 山頂に来ると一段と遠景が望まれ、午前中には見えなかった英彦山の雪壁が見える。
英彦山の植生を聞いて北九州市のS.Hさんとお別れする。
 今日も素晴らしい出会いに感謝しながら長い石段を下りて行く。右膝に若干の違和感はあるが九重で感じた疼痛感は無い。
 月末から寒波到来との予報、道路事情もあるが雪深き山の誘いを待ちたい。





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by 1944tourist2004jp | 2012-01-27 16:15 | 山登り | Comments(3)
Commented by desire_san at 2012-01-31 17:06
こんにちは。

すばらしい氷瀑の写真ですね。
写真にすつかり感激しました。
色々な角度から撮られていて、私もそこに行ったような気分を味あわせていただきました。
ありがとうございます。

私はブログにバルト三国・リトアニアの美しいお城、トラカイ城の写真を載せましたので、ぜひご覧になってください。

よろしかったらブログに感想などなんでも結構ですので、コメントをいただけると嬉しいです。
Commented by dojyou38 at 2012-01-31 18:52
氷瀑は期待のほどではなかったようですが、好天に恵まれ良い出会いが有り良かったですね。
難所が滝、私も2日に山友と行くことにしていますが、
今年はあまり期待できそうにありませんね。
Commented by 1944tourist2004jp at 2012-02-01 14:14
 そうなんです、少し期待外れの氷瀑でした。
しかし、山に行くと色んな出会いがあるから楽しいですね。
 昨晩雨が降って、今晩から冷え込むと氷柱も成長しているかも知れません、
山友さんと大いにお楽しみください。ブログ楽しみにしています。
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