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「霧氷の雲仙岳」(1)

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「霧氷の雲仙岳」(1)_f0201348_22226100.jpg 折に触れて見聞きしていた雲仙岳の霧氷。山登りをしている今、身近な存在となっているが果たせていない。
毎年雲仙詣でをしているが、ミヤマキリシマであったり、ヤマボウシであったり、錦秋であったりと何となく縁遠い真冬の雲仙岳であった。

 国道から50mほど農道に入り、大赭色に広がる畑地から感動するだろう”花ぼおろ”の山並みを望んで写真1枚。
(長崎では雲仙の霧氷を”花ぼおろ”と呼称しているようだ)
「霧氷の雲仙岳」(1)_f0201348_912898.jpg 山友さんのブログを見て、平成24年の第1座目は霧氷の雲仙岳と心密かに機会を伺っていたが、生憎とチャンスが巡って来ず、黎明の九重山群に先を譲ってしまった。

(木場の棚田展望所から見た霧氷の咲く雲仙岳)

「霧氷の雲仙岳」(1)_f0201348_9163163.jpg 登山口については“そよかぜ”さんのアドヴァイスもあり、規制のかかり易い仁田峠は遠慮して池ノ原園地と決めていた。
これまで三山周回時はいつも楽な仁田峠を起点としていたので、私にとって一石二鳥のルートである。

 陽が射し霧氷が音をたててポタポタと肩に掛る昼前後の時間帯は避けたい。が、余り早過ぎると雲仙温泉までの道路規制も心配である。
当てずっぽうであるが、8時過ぎに池ノ原園地に到着出来るよう長崎自動車道に入って行く。

「霧氷の雲仙岳」(1)_f0201348_9173690.jpg 山中で冷えた身体を中から温めようと折角準備したコーヒーを忘れ去り、未だ暗い長崎自動車道を突っ走る。
 この時間帯にも拘わらず交通量のある13日の金曜日、いつも休息場所にしている大村SAに入って行くと、流石に灰暗い中に人気は疎らである。
 7時過ぎの諫早、ICを下り一般道へ入り込むに気を使うような混みようである。現役を去って数年、改めて日々の間延びした生活を実感する。
 57号線の木場から雲仙温泉へと入って行くと、直ぐにチェーン規制の立看板が数本立っている。
「通行止めになっていれば57号線に戻ればいいや」と安易に流される。
木場の棚田を見渡せる場所に弘法大師を祀った祠がある。無事の登山を祈願して、雲仙岳が聳える棚田に今日2度目のシャッターを切る。
 ここ数年道路の拡幅工事が順調に進捗しているようだ。舗装された2車線道路を気持ち良く上がって行くと、九十九折りのカーブ毎に雪が残り滑りそうな程に踏み固められている。エンジンを噴かさずタイヤが軋むようにじわじわと上がって行く。
数台の車と行き交うが、お互いウィンドウ越しに目を見合わせ徐行運転で交叉して行く。
 予定通り8時過ぎに池ノ原園地の駐車場に入って行くと、長崎NO乗用車が既に駐車している。



         (妙見岳から国見岳へ向かう、結婚式のバージンロードのようである)
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  (普賢岳山頂直下から望む平成新山)
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by 1944tourist2004jp | 2012-01-14 09:25 | 山登り


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