「墓参り」(3)

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 砂蒸し会館“砂楽”の駐車場は並ぶほどには無いが満杯に近い。
浴衣一枚の列に就く。私の前に若い外国の男性2人と女性1人、フランス語圏に住んでいるスイス人とのことであった。
 彼らと私が4人グループとなって呼ばれ、よしずで日除けされた砂蒸しの浜へと下って行く。

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f0201348_14395124.jpg 被せられる砂は10cm程度だろう。手頃な砂の重圧と熱が全身を覆い心地良い。指先で砂を掘って行くと熱水が湧き出してくる。

f0201348_14413795.jpg 10分程度が最適と言われていたが、横に2mほど隔たったスイス人と片言英語で20分ほど蒸される。
溜まっている体内の毒素が一気に噴き出したことだろう。


「湯治に来たいなー!」と後ろ髪を引かれるような娘の声を聞きながら、頴娃町ICから再び交通量の非常に少ないスカイライン乗る。

f0201348_14441147.jpg  運転交代と思い桜島SAへと滑りこんで行く。
行きも帰りも桜島は鹿児島湾に影も形も落とさない。
娘は誰かしらへのお土産、私達は小腹への何かしら。
私はいつものように己の用事が済むと躊躇なく車に乗り込む。
女性達は男性には無い色々な楽しみがあるようだ。
車で待っていると、「福岡までヒッチハイクの外人がいるけど乗せて上げようか!」と娘が声を掛けて来る。

f0201348_145384.jpg 私達が乗せる相談をして車中を片付けている最中に、勇気あるおばさんが青年の横で“福岡いきたいです”と書かれた段ボールの切れ端を掲げ「何方かいませんか」と大声で言っている。
日本人で勇気ある種族はおばさんである。  
 荷物を後ろに片付けた後、おばさんが離れ一人となった青年に「福岡まで行かないが、途中までならどうぞ」と話し掛けると、「OK、please」と笑みを持って答えてくれた。
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by 1944tourist2004jp | 2011-08-19 14:49 | その他 | Comments(0)


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