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「英彦山」(3)

 色んな方と色んなお話をして、予定より1時間遅れて奉幣殿に到着。
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 いつものように礼拝して、“睦心庵”の奥さんが薦めてくれた“バードウォッチングコースへと入って行く。
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直ぐに異様な枝分かれをした杉の大木に出会い一礼。

だらだらと続く登りは結構しんどい。季節柄(?)なのか小鳥の囀りは少ない。
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「英彦山」(3)_f0201348_18231419.jpg山肌に剥き出しになった岩とごろ石の道筋を見ると、バードウォッチングと落石コースなのかも知れない。
杉の大木が点々として北の方に視界が広がり、スキー場ルートからご夫婦が登って来る。10m程の差が見る見る広がり暫くすると視界から消えている。
 額に滲んで来る汗、ごろ石の続く登り、2・3回の水分補給をしながら淡々と登って行く。
階段コースとほぼ同じ所要時間で分岐点到着である。

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「英彦山」(3)_f0201348_18251252.jpg ここからは自然石の石段が続き、稚児落、関銭跡、行者堂毎に説明書きに休んで行くが、流石に”体力度”星二つである。
途中三十路の青年二人に追い越されるが、前を登っていた中年の男性を行者堂で追い越す。

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 この辺りに広がる山肌は震災後のように枯木を残すのみで気分的に息苦しさを感じる。
高住神社からの自然遊歩道でお会いした「英彦山観光協会」の方によると、平成3年立て続けに襲来した台風でブナ林が相当痛んだらしい。


「英彦山」(3)_f0201348_18331730.jpg やっと山頂、上宮で拝礼して昼食。
女性3人さんで食事中の休息所に入って行くと、二人分の席を空けてくれる。
 私が開けた南東にカメラを向けていると同年代風の男性が横に来る。



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地図を広げて山並みを確認するが納得いかず、男性に尋ねると九重連山から由布岳について、そして近場の刈又山、鷹ノ巣山、野峠、犬ケ岳、求菩提山へと話しが進み、色んな山行経験へと敷衍して行く。
 山談義が続く中、さり気無く風体を観察すると、サンダル履きにジャージ姿、ザックにはカップとタワシがぶら下がっている。
踵を見ると、失礼だがひび割れて像の足と見紛うばかりである。

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私が「この辺りでは超有名な山登りの方でしょう?」と問うと、「風変りな人間といつも言われている」と笑いながら答えるから堪らない。
山人は本当に楽しい。

「英彦山」(3)_f0201348_1837108.jpg お互いに予定は同じコースである。
これからのコースを詳細に語ってくれた後、「高所恐怖症だから余り行きたくないが」と言いながら望雲台について話してくれる。
「また、何処かで!」

 彼が去った後、お握りに菜園で収穫した野菜を食べ徐に北岳へと向かう。



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「英彦山」(4)を見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2011-04-15 18:13 | 山登り


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