「イタリア紀行21」(アルベロベッロ2)

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 続いて手入れの良いリオーネ・モンティ地区へと入って行くと陽子さんの自宅、お土産物屋さんがある。
先ずは屋上に上がって中心街の方へと地区を一望させて頂き、私達は当然のように気安く日本語で買い物をする。
 残照の街に灯りがポツンポツンの点る様は絵葉書のようである。

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f0201348_10274899.jpg  夕食までの自由時間は1時間ほど、おとぎの国トゥルッリの集落を抜け市街地の方へと商店のウィンドウを覗きながら散策をする。
「マイ・フェア・レディー」のロンドンの下町に出て来た様なちっぽけな八百屋さんに寄り、色々と当地の野菜を物色すると、果物や野菜は思いの外に安い。
オレンジを1€頼むと、10数個も盛ってくれそうになるので50c分をお願いすると、若いお姉さんは気持ち良く袋に入れてくれる。


f0201348_1023369.jpg 夕闇の中に町は明るく安全そのものである。
狭い町に大凡の検討を付けながら歩いて行くと、思い通りにホテル前に出る。夕飯に少し余裕があるので50m程離れた鉄道駅へ寄ってみると、駅舎で列車待ちをしていた老夫婦が珍しそうに私達を見る。
話そうにも田舎のお年寄りは殆ど英語が通じない。
 駅舎を出ると、南イタリアでのまさかの雪である。年に何度かしか降らない雪である。


f0201348_10244938.jpg ホテルに帰ると丁度夕飯の時刻。
私達は何と嬉しいことに20歳台のテーブルに仲間入りである。
男は新郎さんと私、後は20歳の女性3人、25歳の女性二人、そして新婦さんと妻である。
若い物同士(?)で「乾杯!」と華やかな声が爆発する。


f0201348_1025677.jpg 私の横の女性はトマトジュースである。
オレンジジュースを頼むとトマトジュースが出て来て、味はオレンジジュース。
勿論私以外の人は分かっていたこと。機転も機敏さも情報も半歩遅れの”ぞろ目の老人”だーっ。
 また、私達の時代は「コンパと言っていたけどな・・・」と言えば、「合コンとは合同コンパを略したものですよ!」と笑われる。
そして、25歳の女性達が「兄弟の何番目か分かりますか?」との問に、全く当たらない私の審齢眼(?)皆さんに恥の上塗りをして場を盛り上げる老境である。


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f0201348_10335152.jpgf0201348_103417.jpg 最後は結婚を控えた赤のオレンジジュースさんと新婚さん、添乗員さんも間もなくとのことで結婚披露宴等についての話しが沸騰して延々と続く。
 新郎と私に赤ワインを注いでくれたジャンニは一人ぽっちで寂しそうである。お人よしのジャンニに申し訳ない。
ほぼ毎日500mlボトルの水を運転手さんから2本買うが、ジャンニは5€で2本買おうとすると、お釣りが無く“tomorrow、no problem!”と肩を竦める気の良さ。勿論、翌日に”グラッツェ”、”プレーゴ”。
イタリアでは炭酸入りのミネラルウォーターがあるので注意しなければならない。
 遅くまで語り合う7人の若者と老境の二人。

早朝からTVを見ているが、激甚災害とはこのことであろう。人命、物的被害に「お見舞い申し上げます」以外に言葉が見つからない。

「イタリア紀行22」(アペニン山脈を越えてポンペイへ)を見る時はこちら
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by 1944tourist2004jp | 2011-03-12 08:34 | その他 | Comments(0)
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