「イタリア紀行15」(エメラルドの洞窟へ)

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 添乗員さんから「車に酔い易い方は薬を持参して下さい」と念を押されていたが、窓外の光景に見とれ車酔いする思考も飛んでしまっている。

f0201348_1752037.jpg 映画の舞台となった絵葉書のようなポジターノを走り抜けると、直ぐにコンカ・デイ・マリーニのエメラルドの洞窟がある。



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 バスを降りると待ち構えたようにレモン売りの田舎のお爺ちゃんが、愛想を振りまきながら「美味しいよ!」と切って皆さんへ差し出してくれる。
 果肉が厚く、酸味が少なく皆さん方にかなり好評である。しかし、買うとなると普通に見るレモンの倍はあるが、1個1€では少し考える。

f0201348_17533071.jpg ガイドさんによれば、「この辺りでは普通にオレンジが実っているのでお金を出して買う人はいません」と紹介していたが、ローマでも街路樹にオレンジが利用され、黄色の実がたわわに実っている。

 10mほど石段を下りていくと洞窟へのエレヴェーターが待っている。
日本でのアマルフィ人気のせいか、係りの人達は片言の日本語や有名人の固有名詞を言って笑わせる。
 70mほど下って、暗闇の中へ入って行くと20人ほど乗れるボートが数隻が舫い杭に繋がれている。
分乗して暗闇へと進んで行くと、岩の隙間から入る僅かな光で海水がエメラルド色に怪しく光っている。
一斉に感激の言葉とシャッター音が洞窟内に響き渡る。船頭さんは一段と興奮を煽って片言の日本語を発する。
私の直ぐ後ろの可愛い娘さんもカメラを構えている。
フラッシュを焚かずに撮りたいが小船が揺れる。揺れの合間を計るようにシャッターを切る。

 水面に船頭さんが棹で軽く波を立てると、一段と艶かしく地中海の蒼い海が踊るように波紋を広げて光る。
規模はカプリ島に到底敵わないだろうが、今はカプリの存在は忘れている。

f0201348_1756280.jpg 観光客のために浅い海底にキリストの像を置いて、これでもかと演出しているから憎らしい。
アマルフィのレストランで後の娘さんの写真を見せて貰ったが、私の写真より鮮明に像が写っていた。
この旅で一段と腕を上げているようだ。
 石灰岩の洞窟は然程広くない。団体だから料金は分からないが、ほんの10分程度の遊覧である。
ボートを降りる時に手を添えてチップの要求がある。上げてもよいが妻が二人分出しているところへ、改めて私へ要求するので、毅然として「no」である。


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 洞窟に入るときは気付かなかったが、入り口から少し海の方へ歩くと蹶然とした岸壁とリビアへ通じる水平線が目の前に広がる。

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 駐車上まで上がっていくと、岸壁を刳り貫いたような洒落た陶器のお土産物店(BARともあるから飲み物も出すのだろう)へと案内される。
 長女が卒業旅行でイタリアに行った時、今でも時々愛用しているコーヒーカップをお土産にくれたが、その色合いと同じような陶器類が所狭しと並んでいる。
 今度は私達の番と、20cmほどのサラダボールなどをお土産に購入する。ジミー大西画伯(!)の色使いに似た南国風の陶器は日本ではお目にかかれない。
近隣のヴェトリ・スル・マーレは陶器の産地として名高く、外壁やクーポラなどに陶板タイルがかなり利用されているらしい。
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 ここまで書いて、「天気もよいし、梅見にでも行こう!」と声掛けをする。
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 昨年は規模も種類も豊富な梅林寺を訪ねたので、今日は石橋文化センターである。
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 シーズンを迎える為の準備真っ最中で噴水の池も塗り直しの作業中にあるし、ベンチも何かしら新しくなっている。

f0201348_1854794.jpg 剪定されたバラが庭園に並び、木々の剪定もに美しい。
梅の身頃は過ぎているが、庭園を一周して楽水亭のテラスの日溜まりで梅が枝餅とコーヒーで憩うひと時。

「イタリア紀行16」(アマルフィ)を見る時はこちら









                                         (根元から枝分かれしている珍しい松) 
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by 1944tourist2004jp | 2011-03-09 17:45 | その他 | Comments(2)
Commented by dojyou38 at 2011-03-09 23:06
地中海クルーズでナポリからポンペイまでは行きましたが、そこから先は言っていません。
ソレント~アルマフィ、噂には聞いていましたが良いとこのようですね。
素晴らしい写真見せて戴きました。
Commented by 1944tourist2004jp at 2011-03-09 23:45
晩は
 確かにアマルフィ海岸の眺望は歴史と自然を感じました。
日本の自然も素晴らしいと思いますが、異質なパノラマで感激も一入でした。
写真を気に入って頂き嬉しく思っております。


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