「イタリア紀行12」(バチカン3)

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 広場に出て先ずすべきことは、バチカン郵便局で切手を買いバチカンの消印で絵葉書を出すことである。
日本へのエアメイル切手は、イタリアで値上がりして1.65€になっているが、独立国のバチカンは未だ0.85€である。因みにローマ市内から出す分には、バチカンの0.85€の切手は使えるとのことであった。

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 陽が陰り、噴水の水も風に流され肌寒さが一段と増して来る。
240mの楕円形の広場の中央に立つオベリスクを抱くように、284本の円柱を4列に配した柱廊も見事である。
木造の法隆寺回廊とは完成年度にしても千年ほどの差があり、比較する必要もないが規模の圧倒的な差は如何ともし難い。






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f0201348_15273033.jpg オベリスクと噴水の中間に4列の柱が重なって見える場所が左右の石畳に標示されているが、確かに4列に並ぶ142本の柱が重なって見える。
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 サンピエトロ広場の大通りを出ると、そこは国外イタリアである。
土産物店に寄ってローマ郊外のホテルへと向かう。
カラカラ浴場などの古代遺跡を窓外にしながら1時間弱の道程である。
 郊外に出ると果てしなく牧草地が広がり、道沿いには下枝を払いマッチ棒のように刈り上げた松が街路樹として並んでいる。ローマには高木の特徴的な松が多い。
 今日はほんの田舎のホテルである。
ホテルのキーを貰いツアー客がエレヴェーターを利用して部屋へ上がって行くが、大きなトランクと不釣り合いなこじんまりとしたエレヴェーター。二組乗り込むと余裕なくフロントに行列ができる。
また、初めての経験であるがエレヴェーターは下りる時には側面が開くから吃驚である。昨日のホテルでは後面と自由自在のイタリアである。
私達が泊まったホテルのエレヴェーターは何処も小型であった。
f0201348_15435715.jpg 夕食前に添乗員さんに15分ほど歩いた所のスーパーマーケットに案内して貰うが、食品は驚くほど安い。チーズ、アンチョビ、パスタ、ハーブ、乾燥トマトと妻はトランクの容量を考えずに籠に入れたがる。当然ながら自制して貰うことになる。
 私達は仲間で最後の客となり、街灯の乏しい真っ暗な道をホテルへと帰ると、直ぐに夕食の時間である。
レストランに入って行くともう数席しか残っていない。
昨晩一緒になった寡黙にひっそりとした小倉の母娘さんと同席になる。犬を3匹飼っていて、夫と弟が世話していると言う。
白ワインを添えてパスタと(忘れた?)を食す。
 これだけの人数に僅か一人で奮闘している中年女性のウエイトレス。2人分のパスタを私の皿に盛ってくれたこともあり、少しいじらしくなって特別にコーヒーを注文してチップを渡す。
彼女が一人で後片付けする中、私達がコーヒーを飲みながら話していると、私達と反対の隅に添乗員さんとジャンニさん(運転手)が同じテーブルで話している。
私が“セニョーラ、You‘re working hard alone.”と言うと、英語が全く分からないのか肩を竦める。ジャンニが通訳すると、今度はイエスとの素振りで肩を竦めていた。

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 娘宅から帰る時、「おばあちゃんと一緒に行く」と言って泣き出した孫と必死に別れ、中央区へと末娘を送って行く。
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 途中、娘が「夕飯一緒にしない?」と言うので、パスタとピザの店で御馳走になる。
天神界隈での運手は妻には難しいと思い、「今日は俺が運転するから。飲んでいいよ」とワインを薦める。

f0201348_15595532.jpg 先ずはフォアグラとカモ肉の練ったもの、それからバーニャカウダ、シチリアーノピザと手長エビと貝のトマトパスタ。
そして二人は赤ワインである。
3人で小皿に分けて食べたが、専門店だけあってイタリアに劣らぬほど美味しかった。
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by 1944tourist2004jp | 2011-03-18 21:08 | その他 | Comments(4)
Commented by dojyou38 at 2011-03-07 21:21
私がローマ・ヴァチカンを訪問したのは98年8月でした。
システィーナ礼拝堂・ピエタ像など懐かしいく拝見しました。
Commented by 1944tourist2004jp at 2011-03-08 22:33
今晩はdojyou38さん
 イタリアの殆どへ行かれたんですね。
昔の思い出をくすぐりたいところですが、期待できるような文章と写真が出ているか心配です。
 これから南伊に向かいますが、記憶が薄らぐにつれ時間がかかりそうです。
コメントを出してくれると励みになります。
Commented by sutehu at 2011-03-23 13:02
こんにちは。
”運転手のジャンニさん”で検索しましたらお会い出来ました。
お写真が美し過ぎてまさかとは思いましたが、ご一緒頂いた小郡の“山男”さんのブログとは。
とても嬉しいです。またあの頃の時間がよみがえってきました。
先日はご同行ありがとうございました。
寡黙な小倉の母娘の母です。笑。
あの日々からもう1カ月経ちますが、貴重で素晴らしい癒されるイタリア旅行でした。
またコメントさせて頂きますね。
Commented by 1944tourist2004jp at 2011-03-24 15:18
こんにちはsutehuさん。
 ”運転手のジャンニ”さんで私のブログにヒットするとは、ネット検索の範囲は凄いですね。
 ご主人と息子さんと犬3匹(?)でしたかね、お土産話が沢山出来たことと思います。
私のブログをどのようにお感じになったか分かりませんが、ツアー仲間の方々に読んで頂いて、楽しかった旅を思い出して頂ければこの上はありません。
 忙しいイタリア縦断でしたが、”ゆとりバス”と食事時に皆さん方全員とお話しできて、思い出に残る楽しい旅でした。
旅の記録を30回更新して、私は日常の生活にやっと戻った感じがします。
 これからは家庭菜園と山登りが待っています。
宜しければまたお寄り下さい。
 PS:将棋が趣味なんでしょうか?
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