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「九重山群の中岳」(5)

「九重山群の中岳」(1)から見る時はこちら
「九重山群の中岳」(5)_f0201348_20582091.jpg 12時20分に山頂に立って四方の山並みに目を馳せていると、音もなくハスキーが岩陰から私のそばに現れる。
雪の久住をバックにハスキー犬、最高である。


「九重山群の中岳」(5)_f0201348_20593471.jpg 風来坊さん達が上がってきて、犬の飼主さんに頼んで集合写真を撮って頂く。
 バックと構図が素晴らしい。犬の躾もよいが写真の撮り方も最高である。


       (風来坊さんから送って頂いた写真を拝借)

                                                                                                             


「九重山群の中岳」(5)_f0201348_21233100.jpg 登りにシャツ1枚と曝け出した姿は如何にも寒い、長居は無用とばかりにお先に失礼して下りていく。
「九重山群の中岳」(5)_f0201348_211025.jpg
 私は御池から久住分かれへと下りていく。
途中振り返ると風来坊さん達が天狗ケ城の山頂に見える。
年甲斐もなく大きな声で手を振るが見えてないのかもしれない。白髭が見えたら挨拶してくれたかも知れないが、雪の中では無理だろう。

「九重山群の中岳」(5)_f0201348_21114124.jpg 久住分かれにくると、博多のお二人さんが豪華な食事を準備している。
 空模様も少し怪しくなってきているので少しの挨拶と写真タイムでお別れして北千里浜へと下りていく。

「九重山群の中岳」(5)_f0201348_21131176.jpg あくまでも広く、しじまの雪原にただ一人、硫黄山から模様を造りながら吹き上がる噴煙と会話しながら、踏み跡から外れ新雪にトレースを描きながら歩を進める姿を自分なりに想像してほくそえむ私である。
北千里浜を横切る間誰一人とも結局は会わなかった。
できれば大船山で会った鷹に見て欲しかったな!

「九重山群の中岳」(5)_f0201348_2114544.jpg 諏蛾守越小屋でほっかほかのコーヒーをと思い入って行くと、ご夫婦が下りの身づくろいをしている。
頭を下げると奥さんから「今朝あった方ですよね。中岳まで行って来たんですか」声を掛けられる。
「一人旅ですから急ぐ積もりはありませんが、休む必要もなく登ってきました」と返事した後、鹿児島について懐かしくお話をする。

「九重山群の中岳」(5)_f0201348_2142580.jpg 少し下りていくと一人の男性が先を譲ってくれる。
と同時に「中岳まで言ってきたんですか」と問われる。
私も直ぐに壱岐の方と気付き、そこから話が弾む。
 年4.5回九重や阿蘇を登っているとのことで、今回は3泊4日で山登りをしているとおっしゃる。 
 前後になりながら、壱岐の海産物や壱岐牛について大曲の分岐点まで滞ることなく話が弾む。同じ年代である。
 分岐点からまた一人旅、駐車場に2時半過ぎに入り家路に着く。
by 1944tourist2004jp | 2011-01-24 21:34 | 山登り


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