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「初冠雪の久住山」(4)

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 霜柱や雪解けでグジュグジュになっている道を避けながら、西千里ケ浜を軽快に下って行く。
(私もよく使うが、日本語の擬音語、擬態語は他言語とは比較にならない程多いらしい。他言語では状況や状態を単語で表現するとのことである。)
「初冠雪の久住山」(4)_f0201348_1212475.jpg 扇ケ鼻分岐点辺りで、私と同年代風の男性に出会う。
何気なく、「中岳の小屋泊まりですか?」と訊ねると、「日帰りです。いつも早朝と夕方の登山をしています」と仰る。「写真でも撮られるんですか?」との問いに、「そうです」と軽い返事が返ってくる。
「初冠雪の久住山」(4)_f0201348_12143671.jpg 10分ほど下って行くと、また同じ年代風の男性が登って来る。
同じように声を掛けると、「星生山の西壁に当たる夕日と日没を撮りに行くんですよ」と仰る。
私のザックを指差して、「正にそのワインレッドに染まる夕日は最高ですよ」と続けられる。黎明と落日の山の写真を趣味にしているようだ。
 10分、20分と立ち話が続き、先程会った男性の話しへと移って行く。
私も九重のHPで覗いたことはあるが、「九重の四季を出している○○さんですよ」と紹介してくれる山靴さんである。
相当親しくしているようで、仲間や写真について色々と話しが続く。
「またいつの日か!」とお別れする。
「初冠雪の久住山」(4)_f0201348_12153799.jpg 確かに、山の端に掛かる朝夕の日に映える山肌や頂きはさぞ素晴らしいことだろうと想像しながら沓掛山へと下りて行く。
「初冠雪の久住山」(4)_f0201348_12163510.jpg 帰宅後、早速HPを開き「九重の四季」写真集を見せて頂いたが「素晴らしい!」の一言である。
時と場所の労を厭わず撮られた写真は、自然に神を感じさせるようである。



「初冠雪の久住山」(1)から見る時はこちら

「初冠雪の久住山」(4)_f0201348_1294639.jpg
 
by 1944tourist2004jp | 2010-12-12 12:06 | 山登り


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