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「紅葉間近の雲仙岳」(4)

(写真はクリックするとA4サイズになります)
「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_952100.jpg 相変わらず雲に隠された山頂へと登って行くと、私達とは逆の周回コースをたどっているだろう人達が三々五々と下りて来る。
「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_9275960.jpg 子供達の甲高い声が一段と近くなって来る。
普賢神社の上宮の向こうに眺望できる平成新山は未だ無い。
 拝礼した後、残り少ない道のりを山頂へと上がって行くと、子供達が雲間に平成新山が現れるのを待つようにしてお昼の弁当を開いている。

「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_959203.jpg 一団に声を掛けると、3人の先生に引率された池の原小学校の6年生とのことである。
 山頂からの遠望は無いが、山肌の紅葉に満足しながら岩陰でお昼の準備をする。
「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_100012.jpg お湯を沸かして間もなくすると、子供達から「見えてきたー!」と大きな歓声が上げる。

「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_1004054.jpg 勿論偶然と知りながら、私は天の配慮を感じて青空に浮かぶ紅葉の山陵と平成新山を激写する。

「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_1015251.jpg 次々と上がって来る人達に場所を譲る様にして、岩陰でインスタントラーメンに身体の芯から暖かさを感じる。
 寒風山頂で食べるのが癖になってしまって、今ではお握りとラーメンが昼食の定番となっている。
平素は汁まで啜ることは無いが、暖かい汁の塩分と油分を身体が渇望しているのかのように躊躇なく吸い取っていく。
 食後に展望の開けた四方にシャッターを切って、幸運の青空に40分程の喜悦を満面にしながら山頂を後にする。
「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_10122522.jpg 天をバックにした紅葉を堪能しながら、紅葉茶屋を通り薊谷へと下って行く。
「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_1024146.jpg
紅葉直前の緑と黄色と赤の入り混じった樹間に木漏れ日が美しく射して来る。
私達にとって今日も最高の紅葉登山であった。
「紅葉間近の雲仙岳」(4)_f0201348_10124893.jpg 最後に野岳方面の展望台から雲仙の紅葉の山肌を楽しみ、里の湯温泉へと下りて行く。
 男湯は私一人であったが、賑やかな女湯には地元の方や登山帰りの方達がいたらしい。
番台の横には「文化の日」の仁田峠紅葉ウオークラリーのポスターが出ていた。
 駐車場に困る事無く、今日で本当に良かったのかも知れない。
「紅葉間近の雲仙岳」(1)から見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-11-04 08:54 | 山登り


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